FUT-LOG

フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

第12回全日本女子フットサル選手権 大会3日目決勝トーナメント

2015年11月8日(日)

第12回全日本女子フットサル選手権はいよいよ大会最終日。グループリーグを勝ち抜けベスト4に進出したのはSWH Ladies(兵庫県)、FC甲山レディース(北海道)、VEEX TOKYO Ladies(東京都)、丸岡RUCKレディース(福井県)。

波乱の今大会はどこが勝っても初優勝、はたして日本一の栄冠を手にするのはどのチームでしょう!?

前編の大会2日目、グループリーグについてはこちら。


※素人が撮った下手くそな写真ですが、お金と時間をつかって会場まで通い、夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。


第12回全日本女子フットサル選手権 大会3日目

2015年11月7日(土) @北海道/釧路湿原の風アリーナ


【準決勝】

SWH Ladies 4-1 FC甲山レディース
VEEX TOKYO Ladies 1(PK4-5)1 丸岡RUCKレディース


VEEX vs RUCK、この日もRUCKの13.高尾のドリブルはキレキレ。しかしその前に壁として立ちはだかるVEEXゴレイラ1.森選手。

さらにこの試合で印象に残ったのは7.服部の身体を張ったディフェンス。前半、丸岡RUCKがかなり攻め込みながらもVEEXの集中したDFに阻まれ前半は0-0のスコアレスで折り返す。

後半に入ると守勢に回っていたVEEXが盛り返すべく、前半は底の位置にいることが多かったエース10.吉林をピヴォに張らせる場面が増えてくる。

しかし先制は丸岡RUCK! VEEXの堅守を破ったのはフットサル女子日本代表の最年少ゴール記録を持つ9.北川。ゴール至近からGKの捕りづらいニアハイのコースを貫く基本に忠実な、でもなかなかできないシュートだった。

先制点を許したVEEXは残り5分から5.伊藤をGKにパワープレーを敢行。すると終了20秒前というところ、パワープレーから16.篠崎がギリギリのところで同点ゴールを決めて追いつく!!

準決勝では延長戦はなし。試合の行方はPK戦へ。フットサルのPK戦では最初のキッカーは3人ずつ、それでも決着が着かなければそれ以降はサドンデスとなる。お互いに4人目まで成功し5人目に差し掛かったとき、ここでRUCK田中監督が大博打に出る。なんとこのタイミングでGKを突如1.浅野から16.鵜飼に交代。しかしこれが大当たりで代わった鵜飼が見事にPKをストップ!劇的勝利で丸岡RUCKレディースが決勝進出を決めた!!

VEEX最後のPKキッカーとなったのは値千金の同点弾を決めた16.篠崎だった。歓喜に沸くRUCKの輪の横で泣き崩れる彼女の元に駆け寄るチームメイトの姿たち。VEEXもまた間違いなく素晴らしいチームだった。


反対側のコート、もう一方の対戦では先制したのはダークホースのFC甲山レディース!13.邨中のゴール。なるか大番狂わせ!!?

前半を0-1のビハインドで折り返したSWHLだったが14.坂田のPKで追いつくと、その後は順調に得点を重ねて逆転勝利。決勝のカードはSWH Ladies vs 丸岡RUCKレディースの対戦に。


【決勝戦】

SWH Ladies 2-1 丸岡RUCKレディース
公式試合記録


決勝戦のこのカード、半年前に 施設連盟選手権の決勝戦 で戦い、丸岡RUCKが劇的ブザービートで勝利し優勝している。その時の印象としては、RUCKは試合時間が短いこの大会では勝てたが20分プレーイングだったらSWHLに分があったのでは?と感じた。しかしあれから半年でRUCKもまた強くなっているはず。

SWH Ladies。試合表記はホーム扱いのはずだがセカンドユニなのは、その名古屋での決勝戦のリベンジを意識して?というのは考えすぎか…

丸岡RUCKレディース。気になるのは選手たちの疲労度だ。怪我人も多くこの3日間FPをほとんど6人でまわしている?スタミナが心配されるが、若さで乗り切りなるか初優勝!?

RUCKのスターティング5はもはや不動のメンバーと言えるGK1.浅野、5.五十嵐、7.田中、9.北川、13.高尾。まずはお互い挨拶がわりのシュートを一発ずつ放つが、まず立ち上がりでペースを握ったのは選手層の厚さに加えて日程的にもコンディションが優位なSWHL。しかし丸岡RUCKはGK浅野を中心にしっかり守り、カウンターを狙う。

特に存在感を放ったのはSWHLの15.網城選手。前半だけで7本ものシュートを放ち、RUCKゴールに襲い掛かる。兵庫県選抜トリムカップ優勝メンバーであり、9月のAFC選手権に準優勝した日本代表メンバーのひとり。

最初はSWHLの圧力に押し込まれがちだったが、RUCKも徐々にプレスラインが高まってくる。13.高尾、5.五十嵐、9.北川の3人のコンビネーションでゴールに迫るが、SWHLのゴレイラ21.山本彩加の壁もまた厚い。ハイレベルながらも両チームGKの好守が光った前半は0-0のスコアレスのまま終了。

後半、RUCKはやはりスタミナに懸念が残る。前半も残り5分に差し掛かったあたりから運動量が落ちたように感じた。グループリーグは12分ハーフ、準決勝は15分ハーフ、この決勝戦のみが公式ルールの20分ハーフ。連戦が続いているうえに、今までなら前半が終わっている時間だ。

後半もいきなりRUCKのゴレイラ浅野のファインセーブが続く。しかし、それだけSWHLに攻め込まれているということでもある。

後半24分、ついにスコアが動く。先制したのは丸岡RUCKレディース!5.五十嵐のインターセプトからのシュート、GKが弾いたところを詰めていたのはエース9.北川!しかし、この先制点の後からRUCKはプレスラインが徐々に下がり始める。1点を引いて守って逃げ切れる相手とも思えないが、選手たちの疲労は相当のはず。

それでも防戦一方というわけではない。13.高尾のショートカウンターに、続くコーナーからの7.田中のミドル、さらに1対1での9.北川のシュート。決定的とも思えたチャンスをいくつもつくるが、SWHL GK21.山本がことごとくセーブ。こちらの日本代表ゴレイラもすごい。

すると後半35分、9.佐藤のゴールでSWHLが同点に追いつく。RUCKの田中監督、このゴールの直前に攻撃側のハンドがあったと猛抗議をするがゴールは認められた。逆転に向けて俄然ギアの上がるSWH Ladies。しかしRUCKも崩れはしない。SWHLの攻勢が続くなか残り時間18秒というところ、14.坂田の決定的なシュートを浅野が驚異的な反応で弾く!DFがブラインドになってたはずでは!!? 最後のコーナーに賭けてSWHLがタイムアウトを取るが、得点は生まれず。まさに一進一退の攻防の決着は5分ハーフの延長戦へともつれこんだ。

FPを実質的に6人で回してきているRUCKの体力はすでに限界なはず…延長前半の勢いは完全にSWHL側にあった。

だがここでもGK浅野が素晴らしいセーブを連発し逆転を許さない。もしRUCKが勝ったならMVPは高尾でも北川でもなくきっと彼女になるだろう。そう思わせるほどの活躍だった。

しかし延長前半3分、追加点を取ったのは攻め続けたSWHL。9.佐藤が放ったシュートは一度はGK浅野に弾かれるも、こぼれ球を自ら角度ゼロシュートでサイドネットに突き刺して逆転する!

延長前半の終了間際に、日本代表監督・在原氏(当時)も注目ポイントに挙げていた7.田中が、カウンターで30メートルを駆け上がってのミドルシュート!枠は捉えていたが、SWHゴレイラ山本のジャンピングセーブに阻まれた。延長前半にRUCKが放ったシュートはこの1本のみ。泣いても笑ってもあと5分!逆転はなるのか?

ここまで来たら気持ちの勝負。延長後半、今度はRUCKが攻めSWHLが守る展開に。しかし今度はSWHの守護神が冴え渡る。9.北川のシュートもセーブ。13.高尾のトラップひとつで相手をかわしてのシュートもGK正面。丸岡RUCKはコーナー、キックイン、コーナー、キックインとセットプレーが4度続くがモノにできず。

50分に及んだ死闘は9.佐藤の2ゴールでSWH Ladiesの逆転勝利。全日本選手権初優勝を決めた!



優勝:SWH Ladies Futsal Club


準優勝:丸岡RUCKレディース


第3位:VEEX TOKYO Ladies


第3位:FC甲山レディース



はぁ~、1年経ったいま思い返しても素晴らしい準決勝と決勝戦でした。

SWH Ladies Futsal Clubは全日本女子フットサル選手権を初優勝!おめでとうございます!! 胴上げされるのはキャプテンの14.坂田睦選手。 今季はディフェンディングチャンピオンとしてどんな試合を見せてくれるでしょうか?

準優勝の丸岡RUCKレディースはフェアプレー賞を受賞。2年連続の銀メダル、選手の皆さんは悔しいだろうけどやっぱりおめでとうと言わせてください。この大会以降、中学生年代の成長も著しく若さと強さはそのままに選手層が厚くなりました。3度目の正直、なるか初優勝!?

SWHLが表彰される横で、銀メダルを首に下げ涙をこらえる13.高尾選手。この一年間、いやもっと前から「日本一になる」と言い続けそのために頑張ってきた努力はぼくには想像もできません。この半年後、地域チャンピオンズリーグを制し「日本一」にはなりましたが、やはりこの大会に賭ける思いはまた特別なはず。地域CLでは金メダルもらえなかったしね(笑)

準決勝のPK戦で途中交代の大抜擢に応えた16.鵜飼選手。決勝戦、SWHLの雨のようなシュートに抜群の反応でファインセーブを連発した1.浅野選手。この大会ではどのGKも素晴らしかったけど、キーパーズふたりの活躍は深く印象に刻まれました。今年は高校3年生の鵜飼選手は10/28からのこの大会を最後に一時RUCKを休部します。有終の美を飾るため、気合は十分なはず!

「サインさせてください!」って言われたのは初めての体験でした(笑)試合前に全員書ききれなかったので、なんとベンチまで着いて行っちゃったというw ほんの少しでも一緒に戦えたなら嬉しいです。



2016年の第13回全日本女子フットサル選手権は札幌市・北海きたえーるにて明後日10/28(金)から開幕します。観戦は無料です。詳細はJFAの大会特設ページをご参照ください。

http://www.jfa.jp/match/womens_futsal_2016/


関連記事


参考記事

JFA-TV 準決勝ハイライト

JFA-TV 決勝戦ハイライト

SWHレディースフットサルクラブが新女王に輝く!(JFA公式サイト)
http://www.jfa.jp/match/womens_futsal_2015/news/00007893/

試合レポート:準決勝 SWH Ladies Futsal Club vs FC甲山レディース(panna-futsal)
http://www.panna-futsal.com/2015/11/12th-alljapan-semifinal1.html

試合レポート:準決勝 VEEX TOKYO Ladies vs 丸岡RUCKレディース(panna-futsal)
http://www.panna-futsal.com/2015/11/12th-alljapan-semifinal2.html

試合レポート:決勝 SWH Ladies Futsal Club vs 丸岡RUCKレディース(panna-futsal)
http://www.panna-futsal.com/2015/11/12th-alljapan-final.html

【総括】第12回全日本女子フットサル選手権(panna-futsal)
http://www.panna-futsal.com/2015/11/12th-alljapan-summary.html

SWHLが甲山レディースを下して初の決勝進出(デジタルピヴォ!)
http://www.targma.jp/pivoplus/2015/11/16/post19712/

丸岡RUCKレディース、VEEX TOKYO LadiesをPK戦で下して2年連続決勝進出(デジタルピヴォ!)
http://www.targma.jp/pivoplus/2015/11/17/post19755/

SWHレディースフットサルクラブ、丸岡RUCKレディースとの激闘を制し、新女王の座に輝く(デジタルピヴォ!)
http://www.targma.jp/pivoplus/2015/11/24/post19834/


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