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フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

【名古屋が3年ぶりの国内三冠を達成】第23回 全日本フットサル選手権 決勝 名古屋オーシャンズ×シュライカー大阪

2018年3月11日(日)


長かった2017/18シーズンもいよいよクライマックス。このJFA杯優勝トロフィーを掲げるのは2連覇を目指す大阪か?それとも2014シーズン以来の国内三冠を狙う名古屋か!?

湘南が1点を守りきり浦安に勝利した3位決定線の様子はこちら。


そしてこの日は3月11日。東日本大震災から7年が経ちました。7年前のこの日も代々木で全日本フットサル選手権の準々決勝が開催されていて、そして中止となりました。14:46には犠牲者を悼む黙祷が行われたそうです(ぼく自身は外に出て休憩していたので知りませんでしたが…)

思えばぼく自身は7年前には当時まだPUMA CUPと呼ばれていた選手権のことなんて気にも留めないで、金曜日は普通に仕事をしてました。あのときはまだガラケーで、ツイッターもやってなかったなぁ。

あれから変わったことも変わらなかったこともあるけれど、時々はこうして思い出して、大好きな人たちと大好きなフットサルを楽しめる幸せを大切にしたいなと思います。


※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って会場まで通い一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。


第23回 全日本フットサル選手権 決勝戦

試合結果

シュライカー大阪 1-2 名古屋オーシャンズ

浦安得点者:22.佐藤
湘南得点者:10.ヴァルチーニョ、17.八木

ハイライト動画


前半


さすがに決勝戦ともなると客入りも盛況かと思ったが、入場者数は1469人。これが代々木ならもっと入ったのか、それとも代々木でやってたらガランと寂しい観客席になっていたのだろうか。


1年をかけて連携が円熟しつつある名古屋と、かの全日本選手権は他チームに先駆けた再スタートの場となる大阪。シュライカーを指揮するのは比嘉リカルド新監督。試合は序盤から名古屋がボールを回し、チャンスを多くつくる展開となる。


その名古屋の攻撃を防ぎ続けるのが元日本代表GKの1.冨金原徹。リーグ戦では柿原や岩永に出番を譲ることが多く、個人的には今シーズン初めてプレーを観たが選手権では全試合に先発出場。


名古屋が攻める時間が続くものの、日本に帰化した10.ヴィニシウスと5.アルトゥール、11.チアゴの“ブラジルトリオ”を中心に大阪も鋭いカウンターを見せる。


名古屋がチャンスを多くつくりながらもなかなかゴールが生まれず、観ている方としてはじれったさが募りつつあった12分過ぎ。13.ラファが裏のスペースに抜け出してGKと1対1となる大チャンス。しかしこれもGK冨金原が飛び出して止める!


冨金原の弾いたボールは再びラファの下へ。しかしこのときにアクシデントが。ゴールに背を向ける形でボールを収めようとしたラファに冨金原がスライディングで詰め寄ると、両足でラファの右足を挟み込んでしまう。


審判の判定はノーファウル。しかしラファはその場で倒れ込んでしまい動けないどころか、アリーナ中に響くような大きな呻き声を上げる。その場にいた誰しもが只事ではないことを悟った。ラファは担架でベンチ裏に運ばれたが、痛みのためか、しばらくプレーを出来ないことを悟ってか、すでに泣き顔だった。

試合後、ラファの怪我は右膝前十字靭帯断裂、内側側副靱帯部分断裂、内側半月板損傷と三箇所を同時に傷めるアンハッピートライアングルと呼ばれる大変重いもので、全治1年と発表された。

更に、その直後には14.西谷までも負傷で欠くこととなった名古屋。元々14人登録できるベンチメンバーに12人しかいなかったところに加えてブラジル代表と日本代表の主軸選手が離脱してしまう。


しかしこういった場面で他の選手がしっかりと結果をだせるところが、王者の王者たる所以なのだろう。ラファの負傷後は少しプレーが荒れがちだった10.ヴァルチーニョがCKからゴールを決める。


AbemaTVの中継カメラに向かってしっかりと「13番」のハンドサインを贈っていたヴァルチーニョ。シーズンの最後の最後に大怪我を負ってしまった同胞のためにも負けられない。16分に上げた先制点で名古屋が1点をリードしての折り返し。


後半


ハーフタイム明け。痛々しく車椅子姿で戻ってきた13.ラファ選手。


そのラファを取り囲むように、ベンチの裏で円陣を組んでから試合に臨む名古屋の選手たち。


FリーグMVPを怪我で失った名古屋だが、それはリーグ戦でなかなか出番を与えられなかった者にとってはまたとないチャンスだ。9.平田、17.八木、18.斎藤とサテライト上がりの3人を組み込んだセットが起用されると、


その若手が結果を出す。関口からのロングボールを平田がコーナー手前で収めると、絶妙なタイミングで優しく中に落とす。そこへ飛び込んだ八木のシュートで名古屋が追加点。


このシチュエーションで、この3人が出ているセットで追加点を挙げられたことはチームにとっても大きかっただろう。


そこから約10分の間、徐々に大阪は攻め手を欠いていくように見えた。球際では相変わらず激しくぶつかり合うなかで名古屋のファウルカウントが嵩んでいくが少なくなっていく時間の中で2点を追いつくイメージは湧かないように思えた。


しかし35分、26.加藤のシュート性のパスにセカンドポストで合わせた22.佐藤がゴール。


引退を発表していた男のラストゴールと雄叫びが再び大阪の闘志に火をつける。


1点差とした大阪はすぐに14.相井をGKにパワープレーを仕掛ける。ついさっきまでもはや名古屋の勝利は揺るがないと思えていたのに、こうなるとどうなるか分からないと思ってしまうからフットサルは不思議だ。


大阪のパワープレーを関口が跳ね返すたびに拳を高く突き上げる1.篠田。それは プレーオフ決勝 で見たのとは真逆の光景。


10.ヴィニシウスが、5.アルトゥールが、26.加藤が、まさにラスト1秒まで追いつく可能性を信じてシュートを放つが。関口が大きく高いボールをスローしてタイムアップ。

絶対王者がふさわしい場所に帰ってきた。2014年以来となるオーシャンカップ、Fリーグ、そしてこの全日本選手権と国内タイトル三冠を達成。


第23回 全日本フットサル選手権 最終結果


優勝 名古屋オーシャンズ

準優勝 シュライカー大阪

第3位 湘南ベルマーレ

MVP 星龍太選手(名古屋オーシャンズ)

フェアプレー賞 湘南ベルマーレ




これで名古屋は国内三冠を達成。まさに帰ってきた絶対王者!おめでとうございます!!


松葉杖をついて金メダルを受け取るラファ選手。本当にシーズンラストに次のシーズンを丸々棒に振ってしまう大怪我をしてしまったことは本当に残念です。1日でも早い復帰を祈っています。


判官贔屓な日本人ってどうしても「下克上」とか「ジャイアントキリング」が好きで、そういう意味では名古屋のように勝ち続けるチームに対して挑むチームの方に感情移入しがちな気がするのですが、個人的にはプレーオフでもこの選手権でも知らず知らずのうちに名古屋を応援していたなぁ。

とはいえ、同じチームが勝ち続けるリーグってのもやっぱり面白くはない!来年は町田や大阪以外のチームで名古屋に組み合えるチームが出てきてほしいな(๑•̀ㅂ•́)و✧

それが湘南だったり浜松だったりしたらぼく的にはもう最高なのですが、浜松は…まだもうちょっと先の話かなぁ(^^;


関連記事


参考記事

[フォトギャラリー] 全日本フットサル選手権・決勝 vs.シュライカー大阪/表彰式 
http://www.nagoyaoceans.com/news/gallery/33664.html

第23回全日本フットサル選手権大会 名古屋オーシャンズが3冠を達成
http://www.jfa.jp/news/00016373/

‪大会MVPに選出された名古屋FP星龍太「うれしさがこみ上げてきました」 ‬ ‪http://futsalx.com/ryutahoshi-2/

‪現役引退を心に決めて臨んだ最後の選手権 冨金原徹「相手に気持ちで上回れるのがイヤだった」 ‬ ‪http://futsalx.com/torufukinbara/

‪小曽戸允哉 「シーズン終了」 ‬ https://ameblo.jp/osodribble/entry-12359614414.html

昨シーズン国内無冠の名古屋が3冠達成!西谷良介、ラファが負傷も大阪を撃破  http://futsalx.com/23aj_osa_nag/

‪第23回全日本選手権 決勝 名古屋オーシャンズvsシュライカー大阪(写真111枚) ‬
http://futsalx.com/23aj_nag_osa/

‪関口優志と篠田龍馬。名古屋オーシャンズの3冠を支えた“2人の正ゴレイロ”。
http://www.futsaledge.jp/archives/16271

全日本選手権MVPの名古屋・星龍太。「黒歴史になるんじゃないか……」。主将の重責を背負い続けた2年間。
http://www.futsaledge.jp/archives/16280

第23回全日本フットサル選手権大会 決勝 名古屋オーシャンズ-シュライカー大阪 マッチレポート
http://www.soccerstriker.net/html/matchreport/1803/alljapan_futsal_2018_nag-osa.html

‪名古屋オーシャンズが全日本フットサル選手権制覇…国内3冠達成‬
https://www.soccer-king.jp/news/japan/futsal/20180312/727243.html


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