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フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

【帰ってきた絶対王者】DUARIG Fリーグ プレーオフ決勝戦 名古屋オーシャンズ×ペスカドーラ町田

2018年1月21日(日)


女子Fリーグの決勝戦を観にこの日も駒沢までは来ましたが、湘南が負けちゃった男子Fリーグの方は…もういいかな、明日は雪が降りそうだし早めに帰ろっかな。なんて思ってました。でもやっぱり結局戻って来ちゃいました。女子の3倍近いお客さんが入った駒沢屋内球技場は満席状態。ぼくらも立ち見でしたが、いつも前の方で写真を撮ってるからたまには上からの眺めもいいものです。

この試合の前に行われた、日本女子フットサルリーグのプレーオフ決勝戦の様子はこちら。

正直言っちゃうと、名古屋オーシャンズにもこんなにサポーターがいたんだ!とびっくりするほど真っ赤に染まったサポーター席。



今季はJとFのサポーターが融合した湘南の大応援団が話題になりましたが、それに触発されてか各チームの応援席により多くの人数が、より多くのチームカラーが目立つ試合がこのプレーオフでは多かった気がします。
まぁ、せめてそれくらいの良いことがなければ、リーグ1位なのに駒沢でプレーオフを戦う名古屋が浮かばれませんけどね。

https://youtu.be/8IdXjtg4mCc

前日のプレーオフ決勝戦第1戦では名古屋オーシャンズが4-2で勝利。プレーオフ1回戦、準決勝と勝ち上がってきて勢いのある町田が先制ゴール。その後も名古屋を上回る気迫と勢いを見せていましたが、GKイゴール選手の退場が痛かった… そのイゴールはこの日の第2戦も出場停止。逆転優勝のためには3点差勝利が必要な町田は大ピンチという状況です。


※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って会場まで通い一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。


DUARIG Fリーグ2017/2018 プレーオフファイナル第2試合

2018年1月21日(日) @東京都/駒沢オリンピック公園屋内球技場

試合結果

名古屋オーシャンズ 6-2 ペスカドーラ町田(前半1-0)
公式試合記録

名古屋得点者:11.ルイジーニョ、11.ルイジーニョ、10.ヴァルチーニョ、15.吉川、13.ラファ、10.ヴァルチーニョ
町田得点者:22.ダニエル、9.森岡

ハイライト動画

https://youtu.be/blaK2Ha_JsY


3点差勝利が必要な町田が第1戦同様に凄まじい気迫と勢いを見せる展開。守ればイゴールに代わってゴールを守るGK小野寺が負けず劣らずのパフォーマンスを見せる。スコアレスのままジリジリとした展開が続く。

前半14分、そんな町田の守備を無効化するかのようにコーナーキックから11.ルイジーニョの弾丸ロングシュートが決まり先制は名古屋。

必要な得点が3から4に増えてしまった町田だが後半になってもその勢いは衰えない。立ち上がりから波状攻撃で名古屋ゴールにシュートを放つが、連続してバーやポストに阻まれこの日はツキも名古屋に味方していた印象。


するとキックインから逆サイドに振ったシュートがこぼれたところを11.ルイジーニョが押し込み名古屋に追加点。このまま名古屋が突き放していくのかと思われたところ…


後がない町田は後半25分にして8.滝田をGKにしてパワープレーを開始。


しかしいきなり名古屋の攻撃となってしまい、さらに追加点を決められそうなところをGK小野寺が根性の顔面セーブ!顔面で止めたことも凄いのだが、エリアギリギリまで飛び出していたところから振られてのシュートに即座にゴール前まで戻った反応速度が素晴らしかった。


この小野寺の魂のセーブに味方も応え、カウンターから22.ダニエルが反撃のゴール。このゴールで1点差に引き戻した町田が逆転を目指しなおパワープレーを続けるが…


27分、その反撃ムードを挫く10.ヴァルチーニョのパワープレー返しが決まり名古屋が再び突き放す。


そこからしばらくはパワープレーで町田が攻め、名古屋が守る展開が続く。前半から何度も見られた99.森岡薫と5.星龍太のマッチアップが興味深かった。星のマークは森岡に対して一定の距離をキープし、飛び込んだときに反転されることを最も警戒していたように見えた。


町田がパワープレーで何度もチャンスをつくるが、それをGK篠田を中心に身体を張って守る名古屋の選手たち。町田の攻撃を跳ね返すたびにベンチの選手たちもガッツポーズでチームを盛り上げる。この日の名古屋は強くて、上手くて、そして熱い。まさにチャンピオンにふさわしいチームだった。


守る時間が長く続いた名古屋だったが、35分にはボール奪取から自らドリブルシュートを決めた15.吉川のゴールで4点目。これでスコアは4-1。優勝は目前だ。


その後、99.森岡に意地の1点を返されるものの数的優位を突いた13.ラファのゴール、さらに10.ヴァルチーニョのブザービーターで得点を追加した名古屋が6-2で第2戦を勝利。今年からリーグ1位であっても1勝では優勝が決まらない厳しいレギュレーシになったものの、結果的には2連勝で文句なしの優勝を決めた。



試合終了の瞬間から男泣きしていたキャプテンの星龍太。昨シーズン連覇が9で途絶え、今季は王座奪回に相当なプレッシャーを感じていたのだろう。





昨季、Fリーグ開幕以来初めて優勝することができなかった名古屋オーシャンズが2年ぶり10回目の優勝。世代交代を進めた若いチームが、苦しみ成長しながらも勝ち続ける新しい形の絶対王者として復活。



胴上げされるベドロコスタ監督とキャプテン星龍太選手。名古屋の選手・サポーターたちが唄うカンピオーネも久しぶりに聞いたなぁ。


DUARIG Fリーグ2017/2018 最終成績

◆年間優勝 名古屋オーシャンズ(2年ぶり10回目)

◆年間準優勝 ペスカドーラ町田

◆フェアプレー賞 湘南ベルマーレ

◆最優秀選手賞 ラファ(名古屋オーシャンズ No.13)

◆ベスト5


※写真右から。ただしイゴール選手は出場停止のため表彰式に出席できず代理表彰。
GKピレス・イゴール(ペスカドーラ町田 No.1)
FPロドリゴ(湘南ベルマーレ No.10)
FPラファ(名古屋オーシャンズ No.13)
FP西谷良介(名古屋オーシャンズ No.14)
FP森岡薫(ペスカドーラ町田 No.99)

◆得点王 渡邉知晃 45得点(府中アスレティックFC No.13)

◆新人賞 齋藤功一(名古屋オーシャンズ No.17)

◆DUARIG One DREAM賞 エスポラーダ北海道

◆XEBIO for KIDS フットサルリボン

◆最優秀審判員賞 小林裕之(フットサル国際審判員)


DUARIG Fチャレンジリーグ2017/2018 最終成績

◆年間優勝 名古屋オーシャンズサテライト
◆年間準優勝 ペスカドーラ町田アスピランチ


奇しくもFリーグ、Fチャレンジリーグの優勝・準優勝チームが同じ名古屋、町田となったんですね!

さて、これで11年目のFリーグの全日程が終了。しかしここからすぐにフットサル日本代表の国際親善試合を経て2月にはAFCアジア選手権へ、さらに3月には全日本選手権と選手もファンも休む暇がありませんね〜(^^;


関連記事


参考記事

★名古屋が王座奪還!! 町田を退け2年ぶり10度目のリーグ優勝を達成!!《名古屋vs町田》
http://sp.f-lg.jp/news/view?news_no=301854

★【名古屋優勝特集】出場全選手コメント一覧
http://sp.f-lg.jp/news/view?news_no=302081

★シーズンMVPはラファ! DUARIG Fリーグ2017/2018各種受賞者を発表!
http://sp.f-lg.jp/news/view?news_no=302069

‪【プレーオフ決勝 第2戦 名古屋×町田】名古屋が10回目V。「チームの全員がMVP」(ペドロ・コスタ監督) ‬ ‪http://www.futsaledge.jp/archives/15972

‪【プレーオフ決勝 第2戦 名古屋×町田】2年連続の準優勝。「今年の方が悔しい気持ちが強い」(岡山孝介監督)
http://www.futsaledge.jp/archives/15970

‪【FリーグPO】名古屋が2年ぶり10度目の優勝!! 決勝で町田に2連勝して王座を取り返す!!
http://futsalx.com/2017playoff_nag_mac-2/

無念の敗北。ペスカドーラ町田、2年連続のプレーオフ準優勝【マッチレビュー/Fリーグプレーオフ決勝第2戦・名古屋オーシャンズ戦】
https://www.targma.jp/machida/2018/01/21/post10507/

名古屋1強時代にみるFリーグの面白さ
http://king-gear.com/articles/660


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