FUT-LOG

フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

第3回フットサル地域女子チャンピオンズリーグ 1次ラウンドAグループ

2016年2月20日(土)


11月の 全日本選手権 から約4ヶ月後、この日は「フットサル日本代表がワールドカップに出られない」ことが決まった翌日のこと。4時起きで名古屋へ。開通したばかりの新東名をクルマを走らせ目指すはテバオーシャンアリーナ。


このブログでもすっかりお馴染みとなったフットサルの聖地(といってもFではなかなか来ないんだよなぁ…σ(^_^;) ここに全国から女子フットサルの地域チャンピオンが集い日本一を争う「第3回女子フットサル地域チャンピオンズリーグ」。第3回と銘打ってはいても、昨年までの2回は「地域リーグカップ」という名前でした。徐々に女子の地域リーグが各地で発足し始め、今年はついに男子の大会とあわせて「地域チャンピオンズリーグ」という名前で開催されたのです。


地域CLは選手権と違ってグループリーグから20分ハーフの公式ルールで行われるため、まずは1次ラウンドのAグループからレポート。全国6地域から集まった強豪8チーム、Aグループには小野直樹新監督を迎えて初めて関東チャンピオンとなったSAICOLOが入ります。しかし同じグループには全日本選手権優勝のSWH Ladiesと準優勝の丸岡RUCKレディースが入るという、なんとも厳しい組み合わせに…


第1試合

丸岡RUCKレディース 10-1 Valenteea'10
SWH Ladies 4-4 SAICOLO

それでも前日もの金曜日に行われた第1試合ではその全日チャンピオンSWHLを相手に4-4の引き分けに持ち込む大健闘!この日の2試合に望みを繋げました。


素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って会場まで通い夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。


第3回フットサル地域女子チャンピオンズリーグ 大会2日目 1次ラウンドAグループ

‪2016年2月20日(土) @愛知県/テバオーシャンアリーナ

【公式試合記録】

第2試合

丸岡RUCKレディース 5-3 SAICOLO
Valenteea'10 3-7 SWH Ladies



初戦をValenteeaに10-1と完勝した東海リーグチャンピオンの丸岡RUCK。ここまで全日本選手権、地域リーグカップ、全日本選手権と3度続けて準優勝。今度こそ日本一を狙う!


関東チャンピオンのSAICOLOだがこれまではなかなか全国大会に出場することは少なく、前回の地域リーグカップでも別グループだったためおそらくこれが丸岡RUCKとの初対戦。全国ファイナル常連のRUCKを相手にどこまでやれるのか!?チャレンジの一戦。


SAICOLOのスターティングメンバーはGK19.内田、FPに10.堀田、11.吉川、16.小島、17.安。初対戦のRUCK相手に様子を見たいSAICOLOだったがキックオフ直後の前半1分、いきなり失点。13.高尾の仕掛けに慌てたSAICOLOは、こぼれ球を5.五十嵐に運ばれて最後は9.北川に押し込まれ先制を許してしまう。


SAICOLOはセカンドセットの5.坂本、8.高橋、12.長谷川、14.三好を経てふたたびファーストセットに戻るが、自分たちのリズムをつくることができない。前半7分には、9.北川に2点目を決められる。北川のシュートはもちろんだが、その前の5.五十嵐の走り込む北川に出したダイレクトで真横に浮かせたパスが上手かった。


RUCKといえば9.北川と13.高尾、攻撃的なふたりの日本代表選手に目が行きがちだが、5.五十嵐、7.田中のRUCKの心臓とも呼べる両フィクソの働きが素晴らしい。要所要所で正確なダイレクトパスを出し、そして隙あらば躊躇なく自らロングシュートを放つ。それがあるから他の選手のマークが空くしフェイクも有効になる。


2点の先行を許したSAICOLO、ここでたまらずタイムアウトを取るが、修正しRUCKの勢いを押し返すことはなかなかできない。前半17分にはRUCK 19.山川の思い切りよく打ったミドルシュートが決まる。決めた山川自身が驚きの表情。


19.山川選手は2002年生まれの弱冠14歳。一回り以上年の違う相手に堂々としたプレーを見せていた。全日本選手権の連戦のなかで選手層の薄さが露呈したRUCKにとってU-15世代の成長は重要課題だ。


前半は0-3と完全にRUCKのペースで折り返し。若さ全開、全員がよく走るRUCKに対してSAICOLOはカウンターの速度がギア2段分くらい遅い気がする… もっと言ってしまえば、果敢にドリブルを仕掛けてくるRUCKを畏れているようにすら見える。



後半、「大人のフットサル」で逆転への糸口を見つけたいSAICOLOだったがまたもキックオフ直後、開始早々のパスミスを突いた13.高尾にゴールを許す。


後半7分には10.堀田を狙ったロングパスがあと一歩のところ通らず逆カウンターを受ける。GKと3対1とされ最後は7.田中がゴール。


0-5とされて残り時間は10分を切った。この時点で敗色は濃厚ではあるが、この「死のグループ」では第3戦終了後の得失差までもつれる可能性がある。たとえ負けても1点でも多く取り返せば、それだけ可能性は上がる。


36分、ラッキーなスルーパスが12.長谷川に通り、折り返しを16.小島が押し込む。ようやく1点を返すと、ここからSAICOLOの反撃が開始。


後半残り1分というところ、カウンターに次ぐカウンター。しんどいところを走り切って11.吉川が気迫のゴールで2点目を決めると…


後半残り38秒、11.吉川がロングボールをゴール前で胸トラップしそのままボレーシュート!!ニアハイを貫き3点目!! 試合は5-3で終了しRUCKの勝利。しかし一時は5点差とされながら残り4分間で3点を返す懸命な追い上げを見せた。


2連勝の丸岡RUCKは勝点を6に伸ばし、もし第3戦をSWHLに敗れても最大勝点が4のSAICOLOと、3のValenteeaに追いつかれることはなく、ここで準決勝進出が決定。逆にSAICOLOがグループリーグを突破するには、第3戦を勝利するのはもちろん、丸岡RUCKが三連勝しSWHLに勝点で並んだうえで得失差で上回ることが必要。SWHLがRUCKに最小の1点差で負けたと仮定したとして、6点差以上の勝利を目指す必要がある。


第3試合

丸岡RUCKレディース 2-2 SWH Ladies
SAICOLO 11-0 Valenteea'10



隣のコートのことは一度忘れて、まずは目の前の相手に勝つことが重要なSAICOLO。


ここまでRUCKに1-10、SWHに3-7と2連敗のValenteea、スコアだけを見ればSAICOLOが6点差で勝てる可能性はあるように思えるが、全員がよく走りベンチからもピッチからもポジティブな声がよく出ているいいチームだった。やはり全国大会、どこが相手でも簡単ではない。


それでも選手個々のポテンシャルはSAICOLOに分があるか。前半7分、コーナーから11.吉川のヘディングでまずは1点!先制はSAICOLO。


前半10分には、相手陣内での相手フリーキックからのボールをカットしてショートカウンターが決まる!16.小島の折り返しに4.内田が詰めて2点目。


前半12分、17.安が第2PKポイントよりも後ろからのロングシュートを決めて3点目。「緩めるな!ここからだよ!!」サブアリーナでは選手たちの声もよく響く。誰もまだ準決勝進出を諦めてはいない。


SAICOLOは元々のベース戦術であるクアトロ(4-0)と、先の試合で後半から見せ始めた11.吉川をピヴォに据えた3-1を使い分けてゲームを支配する。おそらく以前から練習には取り組んでいたのだろうが、RUCKの前プレに苦しむ中で攻撃の幅が一気に広がった感がある。一方その頃、メインアリーナではSWHLが2-0とRUCKをリードする展開で前半を終了。



このままではSAICOLOが何点取ろうともグループリーグ敗退となってしまうが、とにかく勝たないことには始まらない。後半4分には12.長谷川がコーナーキックからのパスを受けると低く抑えたミドルシュートで追加点を決めて目標の6点差に届く勢いで得点を重ねていく。。


SAICOLOは11.吉川がピヴォに張ることで相手のDFラインを押し下げ、第2PKポイント付近にできたスペースを有効に使ってボールを支配する。後半7分、5.坂本がコーナー付近で粘って8.高橋にボールを下げると、高橋がこれをミドルシュート。最後は11.吉川がGK前で触ってコースを変えてゴール!


さらに後半9分、またも左コーナー付近でボールをキープした5.坂本が角度のないところからニアサイドを貫くシュートを決めてついに6点差!


後半12分には、10.堀田がセンターでボールを奪うとファー詰め11.吉川!セグンドパウでゴール上ネットに突き刺す基本に忠実なゴール。吉川のハットトリックで点差を7に広げる。このころメインコートではRUCKが13.高尾の2得点で2-2の同点に追いついていた。あと1点、もしRUCKがあと1点取ればSAICOLOの逆転決勝トーナメント進出となるが。


Valenteeaはどんなに点差が開こうとも決して試合を諦めることなくプレイしている。それでもSAICOLOの攻撃の手は緩まず17.安のロングシュートがDFに当たってりゴール。


さらに10.堀田のファー詰めを狙ったパスが相手オウンゴールを誘って9点差。このころにはすでにRUCK 2-2 SWHLで試合は終了し、RUCKの1位、SWHLの2位が既に決まっていた。しかし試合に集中する選手たちの耳には当然そのことは入らない。


後半16分には、11.吉川がGKの動きをよく見て外に逃げると角度のないところから流し込んでゴール。ついに得点を二桁に乗せる。そして後半残り1分というところ、13.向井がファー詰めゴールを決めて試合終了。なかなか出場機会を与えられない中で与えられたチャンス、最後の最後に決めてみせた!


直前のプレーで切れても諦めず、ファーにポジショニングし直した結果のナイスゴールだった。


大量得点で勝利したものの準決勝には進めず、SAICOLOはここで敗退。敗れたValenteeaも最後まで声を出し、どれほど苦しい展開であろうともポジティブであり続けた。




というわけで、Aグループを1位抜けしたのは丸岡RUCKレディース。2位にSWH Ladies。全日本選手権の準優勝チームと優勝チームとなれば下馬評的には妥当な結果といえるでしょうか。でも、更なる成長の兆しが見えかけたSAICOLOの2015シーズンがここで閉幕、というのは残念でした(。-_-。)


それでも、目の前のゲームに集中し全力を尽くしたSAICOLO。来季こそ、日本一のタイトルを目指して!SAICOLOの挑戦に期待です。


Bグループにつづきます。


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参考記事

【大会レポート】第3回地域女子チャンピオンズリーグ予選Aグループ
http://www.panna-futsal.com/2016/02/3thCL-qualifyA.html


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