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【第1戦は2点差負けのサイコロ、逆転目指して最後の40分へ】GAViC 女子Fリーグ プレーオフ決勝 第1戦 アルコイリス神戸×さいたまSAICOLO

2019年2月23日(土)


名前とカラーリングが変わってから初めてきました武田テバオーシャンアリーナ!レゴランドやメイカーズ・ピアもオープンして周りの様子も結構変わっていました。

7年間追いかけてきたチームの崖っぷちの戦いと、4年間追いかけてきたチームのてっぺんに挑む戦い。どちらも大事、どちらも観たい。


すごく迷ったけど、ぼくは駒沢での入れ替え戦ではなく、この名古屋オーシャンアリーナでのプレーオフ決勝戦にやってしました。2日間の戦いが終わった後、どちらの結果にも喜べますように。

女子フットサルNo.1を決めるGAViC 女子Fリーグ プレーオフ決勝戦、女王アルコイリス神戸に挑むのは3位から下克上で勝ち上がってきたさいたまSAICOLO。大激戦となった府中アスレティックFCプリメイラとの準決勝の2試合についてはこちら。


まだ全国タイトルを取ったことはないサイコロ。日本一を掛けて戦う舞台まで上がってきたのはこれが2回目。あれからメンバーも変わり初めての決勝戦という選手もいますが、ウォーミングアップは割とリラックスした雰囲気。


今回もまた、選手たちがサインボールをスタンドに投げ入れてくれました。ぼくらが座ってた辺りにはほかに誰もお客さんがいなかったので深作選手からダイレクトパス(笑)


今回は選手全員のサインではなく、個々人のメッセージが書かれていたようです。写真に写り切らないくらいのどでかいメッセージ😆


ウォーミングアップが終わるといよいよ選手入場。ピンクゴールドに輝く優勝トロフィーを掛けた熱い闘いが始まります!

現地のお客さんが少ないのは残念だけど、AbemaTVで多くの人も観ているであろう決勝戦。国歌斉唱して気分も高まり、キックオフ!


※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って会場まで通い夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。


GAViC presents 日本女子フットサルリーグ2018 プレーオフ決勝第1戦 アルコイリス神戸 vs さいたまSAICOLO

‪2019.02.23 sat 16:30武田テバオーシャンアリーナ(観客数 401人)

試合結果

アルコイリス神戸 7-5 さいたまSAICOLO

アルコ得点者:9.関灘、10.江口、18.加藤、10.江口、17.藤田、オウンゴール、17.藤田
サイコロ得点者:16.筏井、16.筏井、11.吉川、11.吉川、9.安

ハイライト動画

【ハイライト】日本女子フットサル決勝第1戦 アルコイリス神戸 VS さいたまサイコロ Abemaビデオ で無料配信中



さいたまSAICOLOのベンチ入りメンバーは1.内田、2.小島、3.水原、6.木原、7.秋田谷、8.髙橋、9.安、11.吉川、12.吉村、13.小林、16.筏井、21.深作の12名。シーズンの最後に髙橋彩子がユニフォーム姿でベンチ入り!プレーはできるのか!?


迎え撃つは最強女王・アルコイリス神戸。リーグ戦では負けなしで文句なしの首位。女子Fリーグの2連覇、そしてすでに全日本女子フットサル選手権を優勝しており前人未踏の国内女子フットサル3冠を狙う。

前半:完全に覚醒した16.筏井りさのゴールでサイコロが先行するが、終盤にアルコイリスが連続ゴールで逆転!


サイコロのスタメンは準決勝第1戦と同じGK21.深作、2.小島、7.秋田谷、9.安、16.筏井。日本リーグ最終節からのFPのセット組み合わせは崩さない。


日本女子フットサル屈指の攻撃力を誇るアルコイリス。立ち上がりからサイコロゴールへプレッシャーを掛ける。

一方のサイコロは準決勝で2試合5得点と大活躍した16.筏井りさがこの日も好調だ。トラップと、巧みなステップだけでアルコのゴール前へどんどん侵入していく。


3.水原、6.木原、11.吉川、13.小林のセカンドセットからもう一度ファーストセットに戻った前半4分、その筏井のゴールで先制はサイコロ。コーナーキック、底の位置からの2.小島のシュートをゴール前でぴたりとトラップすると自ら反転シュートを決める。


このゴールで勢いに乗るサイコロ、続けて秋田谷が右サイドから思い切って狙ったシュートはポストを掠める。


ここでセカンドセットに入って8.髙橋彩子が今シーズン初出場を果たす。2017年の関東リーグ最終節以来、実に丸14ヶ月ぶりの出場だ。

しかし決勝の舞台での復帰にはさすがに無理があったか?このセットではDFのマークが徐々にずれ出すと、17.藤田へのピヴォ当てからピサーダでの落としを受けた9.関灘のトゥーキックシュートが決まり同点に追いつかれる。



勝ち越しを狙うサイコロは筏井にボールを集めるが、準決勝でその活躍を自ら解説していた19.若林がフィクソに降りて徹底マーク。

それでも14分、今度は左のコーナーキック。2.小島が低く速いパスをゴール前に送るとアルコのGK5.竹田がこれをファンブル。

こぼれたボールを筏井が押し込みサイコロがふたたびリード。


しばらく公式戦から遠ざかっていたはずのアルコイリス、試合勘という面では準決勝を勝ち上がってきたサイコロに分があるかと思われたが、しかし前半の残り3分からその怒涛の攻撃力を見せつける。


17分に10.江口が右サイドから中央へドリブルで回り込みながらミドルシュート、GK前で17.藤田がスルーしたことでブラインドとなりゴール右下に決まると、

18分にはゴール前左45度のポジションで18.加藤が斜め後ろからきたパスをダイレクトシュート。これが決まってついにアルコイリスが逆転を果たす。

逆転を許してしまったサイコロ、前半残り27秒に相手ゴール前でキックインを得るとタイムアウト。前半最後となるであろうチャンスを決めて同点で折り返したいところだったが…


そのセットプレーが失敗に終わったあとのプレー。GK深作が大きくクリアーし、アルコボールのキックインとなった瞬間の彼女のポジショニングが前目になっていたのを見逃さなかった10.江口の20m超ロングシュートが決まってしまう。前半は4-2とアルコイリスが逆転から一気に2点差に突き放しての折り返し。


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後半:一時は4点差と突き放されたサイコロだったが驚異の粘りで2点差に追い上げ第2戦へ望みを繋ぐ。

後半、負けていたら吉村で行く。このことはおそらく試合前から決まっていたのだろう、2点ビハインドのサイコロはGKを強肩ゴレイラ12.吉村史にチェンジ。

すると25分、準決勝から何度もチャンスをつくりだしていたこのホットラインがついに繋がる。

吉村からの正確なロングスローをゴール前で11.吉川が直接ヘディングシュート。


後ろからくるボールをヘディングする難しいシュートだが、これが見事に決まる。


府中戦のときのようにここから一気に追い上げたいサイコロだったが、そこは女王アルコイリス。28分にはカウンターで2対1に持ち込まれると、17.藤田のシュートは一度は12.吉村が止めたがこぼれ球を自ら押し込まれ再び2点差。


更に30分には10.江口からファーポスト18.加藤を狙ったシュートパスがサイコロのオウンゴールを誘って3点差。


警戒しながらも前半2得点を許してしまった16.筏井に対し、後半は10.江口をぶつけてきたアルコイリス。更に筏井がボールを持つと2人,3人で囲み自由を許さない。

今までならこういう場面で周りを活かすパスが出ていた筏井だったが、このプレーオフで自信を深めたためか徐々に自分でシュートすることに拘り始めたように見える。

すると35分には「勝ちたきゃ走れ!」その言葉を体現するかのようなアルコ7点目のゴール。20.齋藤のキックはシュートだったと思うが、それがミスでファーに外れたところへ17.藤田がスライディングで押し込む。


反撃のはずが点差を4にまで拡げられてしまったサイコロはここでタイムアウト。これが一発勝負ならパワープレーを始めるタイミングだろうがまだ明日がある。この試合ではパワープレーは選択せず、まずは1点ずつ返していくことを全員で確認。


するとタイムアウト明けの36分、苦しいときに決めるのがキャプテン!前線からのプレスで相手ボールをカットすると、11.吉川がGKとの1対1を冷静に決めて1点を返す。


更にキックインから戻しのパスを受けた2.小島がゴール前へロビングのパスを送ると、GKとの競り合いでこぼれたところを9.安が豪快に蹴り込んだ!


一気に2点を追い上げたサイコロ。終盤に来てまた勢いを盛り返すが、後半は筏井は押さえ込まれた形となりシュート数も半減。

それでも、吉村のロングスローと合わせて最後までゴールを狙うがタイムアップ。


まず第1戦は7-5でアルコイリスの勝利。今シーズン2冠目、そして女子Fリーグ2連覇に王手をかけた。




やっぱりアルコイリスは強い!しかしサイコロも驚くべき粘りを見せました。あのまま4点差で終わっていたら第2戦は相当厳しかったでしょうが、最後の3分間で2点差にまで縮めてみせた。今季の日本リーグでぼくが唯一見れなかったアルコ戦、2-7で負けたときからしっかり成長していることを示してくれました。

こんな逆境を跳ね返してこの決勝の舞台まで上がってきた選手たちは誰1人下を向いてはいません。まだ2試合トータル80分のうちの前半が終わっただけ、後半ひとつずつ追い上げよう!

泣いても笑っても次がこのメンバー、このチームでの最後の試合。だったら結果がどうなろうと笑えるように全力でぶつかろう!

自信を持って、楽しんで!
がんばれさいたまSAICOLO٩( ᐛ )و



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