10月6日にアグレミーナ浜松の岡島工選手が自らのSNSで突然の退団を発表、しかしなぜかクラブからの公式発表がないということを記事にしました。
この記事ではその続報についてまとめています。今回は岡島選手のことだけにとどまらないため、少し長くなりました。まずは目次です。
アグレミーナ浜松は岡島工選手の退団を約1ヵ月遅れで公式リリース
前回の記事で「本人が退団ツイートしているのにクラブ公式からなんの発表もないぞ！」と騒いでいましたが、11月3日のクラブ公式ニュースで岡島工選手の退団が正式に発表されました。
【トップ】岡島工選手 退団のお知らせ | アグレミーナ浜松公式サイト
リリースは11月3日ですが、退団の日付は10月6日付けとなっています。つまり1ヶ月以上遅れてからの今更のリリース。そしてこの10月6日というのは岡島選手本人が退団のお知らせをツイートしたその日です。
前回の記事ではクラブからの発表がない理由のひとつの可能性として、まだ本人とクラブが合意していないのに岡島選手が公表してしまったのでは？ということを書きました。しかしこのツイートは岡島選手の勇み足でもなんでもなく、ちゃんと事が決まってからすみやかにファンへお知らせをしてくれていたということになります。
ありがとうおかじ。そしてごめんね、おかじ。
でもチームも選手も応援している身としては、この妄想が当たってくれている方が嬉しかった。ちゃんと話し合ってやっぱり退団はなしになりましたって言ってほしかった…
しかしこのリリースが出る前から、ぼくたちは岡島選手の退団が事実であることを知ってしまっていたのです。
それは、遅くとも10月30日のお昼にはチーム公式サイトの選手一覧ページから岡島工選手が消えていたから。同じタイミングで新加入選手の生駒瑠唯選手と、昇格した児玉風河選手も追加されています。
そして同日のホームゲーム、ベンチ入りしなかった選手も含めて張り出される選手名のノボリ。ここには既に「No.21 おかじ」の幕が並んでいません。このノボリはサポーターの掲出する横断幕ではなく開場時点ですでに貼り出されているものですから、クラブとして岡島選手のノボリを出さなかったということになります。
どちらも11月3日の公式発表より前のことです。これは選手に対してもファンに対しても、あまりに不誠実な対応ではないでしょうか。
この時には岡島選手の退団は公式には発表されていませんでしたから、SNSを熱心にフォローしているひとでなければ岡島選手が退団したことを知らない人たちもたくさん観戦に来ていたはずです。
実際、一緒に観戦したぼくらの友人も知りませんでしたし、浜松アリーナのロビーではある親子が「おかじいないね…おかじ、どうしたのかなぁ？」と岡島選手を探していました。切ない…😢
まずは岡島選手の退団をきちんとリリースしてくださいとずっと求めてきましたが、しかし発表さえすればいいというわけではありません。岡島選手に対するクラブの一連の振る舞いには非常に不信感を覚えます。
岡島選手自身については10月5日にボアルース長野への移籍加入が発表されました。新しい環境でもがんばれ、おかじ(๑•̀ㅂ•́)و✧
同日に武田彰選手の退団も発表。本人はツイッターで退団経緯の公表も示唆
そして岡島工選手の退団発表と同じ日に、武田彰選手の退団が合わせて発表されました。
【トップ】武田彰選手 退団のお知らせ | アグレミーナ浜松公式サイト
武田選手は今年、名古屋オーシャンズサテライトからアグレミーナ浜松に移籍加入してきたばかりの若手選手です。それがシーズン途中で退団してしまうなんて…
【お詫び】 | アグレミーナ浜松公式サイト
武田選手については、8月末に【お詫び】というタイトルで “先月の人身事故及び、複数回に渡るチーム規律違反等を鑑みて、同選手に当面の間、謹慎という処分を課す” ことが発表されていました。
しかしこの謹慎処分もいろいろ不思議なことがあり…
- 「先月の人身事故」ってそもそもなにも公表されてなかったけど、なに？
- 8月31日になってから先月の事故、つまり1ヶ月から最大2ヶ月も前の話を蒸し返したのはなぜ？
- その他の度重なる規律違反とは？
- 当面の間の謹慎っていつまで…？
などなど
もちろん他のクラブでも選手が不祥事を起こして謹慎処分が下ったときに必ずしも事細やかにそのすべてを公表するわけではないでしょうが、それにしても発信の内容が雑すぎます。
謹慎のまま9月が過ぎ、10月が過ぎ、いったいいつまで続くのだろう？武田選手はそんなに悪いことをしたのかな？そう思っていたら突然の退団発表。
この謎の謹慎処分が退団の理由かは分かりませんが、本人は機会を見て退団の経緯を公表するつもりのようです。これってつまり、円満退団ではないってことですよね…😥
武田選手はその後、愛知県リーグながら元Fリーガーの橋本優也選手や銀島壮志選手が所属することで注目されている名古屋FCエゴイストへの入団が発表されました。フットサルは続けてくれるみたいでよかった😌
そういえば、松浦勇武選手も見かけないぞ…！？
浜松に行くたびにアクトタワーは見かけるから忘れがちですが、松浦勇武選手もリーグ中断以降ずっと欠場が続いてるんですよね。
最初は怪我でもしてしまったのかなと思っていたのですが、もし怪我で試合に出られないとしてもホームゲームの時は運営を手伝ったり、関係者席から仲間たちの試合を見守るのが通常です。
しかし9月以降、岡島選手、武田選手、そして松浦選手の姿をホームゲームで見ることはありませんでした。
いや、正確には10月30日のホームゲームでは松浦選手の姿が何人かのサポーターに目撃されています。ただしチームウェアではなく私服姿で、武田選手と一緒に観客席に来ていたようです。
また、松浦選手は岡島選手や武田選手の退団に対して唯一、コメントを付けて明確に反応していた選手でもあります。
わかっている“事実”はここまで。これらの事実から多くの人が想像するであろうことは、あくまで想像の域を出ませんので文字にするのはやめておきます。
“メンタル面、特にフットサルに対するモチベーションが難しい状況” は解消されるのか？
一体、アグレミーナ浜松というクラブで何が起きているのか？
このことに直接的に言及する選手はいませんが、監督や選手のコメントの端々に、いま浜松が普通の状況ではないことを感じさせる言葉が散見されています。（一部は深読みしすぎなのかもしれませんが…）
怪我人や様々な事情により、メンタル面、特にフットサルに対するモチベーションが難しい状況が続いています。
色々チーム事情はありますが試合は明日あります🔥
良い情報、悪い情報 なんか今色々ごちゃごちゃしてるみたいだから、とりあえずみんなこれ見て
うんうんうんうんうん
アグレミーナ浜松の“新運営体制”とは？
既に記事は削除されてしまっていますが、寺田美穂子さんの退職発表リリースの際に「新体制のもとフロント・選手が一体となり乗り越えていきたいと思っております」という言葉が掲載されていました。
【訂正および注意喚起】 | アグレミーナ浜松公式サイト
※記事はすでに削除されています
…新体制？
アグレミーナ浜松の運営体制が新しくなったなんて、これもそもそも何も発表されていないはず。
今シーズン運営が新体制になっているのだとしたら、いまこのクラブで一番えらい人って誰なんでしょうか？ 言い換えたら、今の状況は一体誰の責任なんでしょうか？
かつてアグレミーナ浜松といえばかなり“トップの顔が見える”クラブでした。
Fリーグ参入初期のクラブの運営母体はanguilla浜松株式会社。大村学氏が初代社長で、2年目には和泉秀実氏に変わっています。※写真は当時の中日新聞より
その後anguilla浜松株式会社は株式会社AGREYに名称変更し、その際に新間智之氏が代表になっています。新間氏はホーム最終戦やファン感イベントで代表として先頭に立ち挨拶をしていました。
一般社団法人アグレミーナ設立について | アグレミーナ浜松公式サイト
2019年にはアグレミーナの運営母体は、株式会社AGREYから新設された一般社団法人アグレミーナに移管されています。その代表理事として和泉秀実氏が再び、クラブのトップに就任しています。
※アグレミーナ浜松公式サイトよりスクリーンショットで引用
いまでも一般社団法人アグレミーナがクラブを運営しているはずなのですが、最近の諸々のリリース末尾には法人名だけが書かれていて誰が代表なのかは記載されていません。
2021年のアグレミーナ浜松を運営している新体制がどうなっているのかは分かりませんし、その新体制が悪いと一方的に決めつけるつもりもありません。ただ、まずはその新運営体制をステークホルダーに説明する必要があるのではないでしょうか。
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