2012年8月12日(日)
Fリーグ第9節 湘南ベルマーレ vs アグレミーナ浜松。小田原アリーナはチームにとってはアウェイですが、ぼくの自宅からはクルマを飛ばして30分とむしろホームアリーナ(笑) と、いうことでもちろん観戦に行ってきました。フットサル三昧の夏休みの締めくくり!
今日は湘南と府中の共同開催で2試合見れます。
物販ブースも2チームから出展。Luzのシャツが安くなってて心惹かれたけど、ぐっと我慢。ってか結局ポロシャツを買えていないんだよな…
サブアリーナでウォーミングアップしている選手たちを盗撮(笑)だれだ!バスケしてるやつはー!!
小田原アリーナは観客席がピッチ縦方向にながーいアリーナ。そして特長的なのが、自由席のチケットで他会場ではアリーナ席と呼ばれる席にいけちゃうことです。
普段はこれくらいの角度で見ているチーム練習も(これでも十分に近いんだけど)
こんな近距離から見学できちゃいます(* ̄m ̄)
さて、いよいよ選手入場です!
ウイダーFリーグ2012/2013 第9節 湘南ベルマーレ vs アグレミーナ浜松
試合結果
湘南ベルマーレ 4-3 アグレミーナ浜松(前半 0-2)
湘南得点者:ボラ、鍛代、鍛代、鍛代
浜松得点者:剣持、田中、オマー
公式試合記録
浜松のスターティングファイブは1.山本、2.向島、5.笠井、7.松本、22.田中。サブメンバーは3.中島、6.萩原、9.蓮池、10.オマー、12.金城、16.剣持、20.赤窄。この日はオマーではなく、笠井がスタメン。そして中島がゲームキャプテンを務めていた。
前半
前半の立ち上がりはほぼ互角。浜松にとってはかなり上出来なスタート。この日はボールを回しながら、パスを出した選手が一度中に入りそのまま逆サイドの縦に抜けていくというスペースを作り出す動きがきちんと出来ていた。
その成果か、笠井と萩原がそれぞれ縦パスを受けて右サイドを深くえぐるシーンが早い時間帯であった。しかしDFのブロックに阻まれシュートもしくはファーサイドのパスまでには至らず。
前半7分には湘南にゴール前でのフリーキックを与えてしまうが、これは剣持と田中のDFで跳ね返す。その後も山本のナイスセーブで難を逃れる。ところが、このフリーキックを与えたプレイで相手選手と交錯した向島が脚を負傷。その後は前後半を通してピッチに立つことはなかった。前半の早い時間から、ここまで5得点のチーム得点王を欠くことになった浜松。
しかしそんなピンチを押しのけ前半10分、左サイドからのキックインを受けた剣持が思い切ってシュートし、これが決まった!なかなかシュートまで行けなかった浜松だがチョンドンで効率よく点を取れた。
しかしそこからは湘南の時間帯。ミドルシュートやファー詰めでガンガン打ってくるが山本も好セーブを連発。守備陣も集中していた、1stクール最終節のこの試合への執念が伝わってきた。15分にはジオゴのミドルシュートがバーを叩きヒヤッとするシーンもあったが、なんとかこの猛攻を耐え凌ぐ。
すると猛攻を耐えた浜松に再びチャンスが!コーナーキックのディフェンスからカウンター、ひとり抜け出した田中がGKとの1対1を冷静に決めて浜松が追加点!
その後も同じようなカウンター。相手のドリブルを金城がカットして、右サイドの田中へ、その折り返しを松本がシュート!が、しかしこのシュートは左に大きく外れる。
そのまま前半は終了。アウェイゲームで前半を2-0のリードで折り返すことができた。これは大きい。浜松はなんと、たった3本のシュートで2得点を奪ったことになる。
相手のミスに助けられた部分もあるが、しっかり守ってカウンターという形がはまっていた。
ただし後から聞いた前田監督のプランは、勝つためには前半のうちに3-0のリードを得ることだったらしい。2-0はサッカーでも危険な点差だと言われるくらいだ。逃げ切ることの難しさは町田戦で痛いくらいに勉強している。
後半
新規参入して最下位の浜松に2点のリードを許す展開にサポーターからブーイングも受けていた湘南だが後半は切り換えてきた。立ち上がり早々の2分にボラにゴールを許してしまう。DFに当たったシュートが運悪くふわりと山本の頭上を越えてゴールへ。
立ち上がりの失点に浜松が浮き足立つことを心配したが、守備陣はここからも大崩れはしなかった。ただしペースは圧倒的に湘南。残りの18分を逃げ切るには、1点のリードはあまりにも少ない。
後半9分には、小野大輔のシュート性のパスにスライディングで滑り込んだ鍛代のファー詰めが決まり同点に追いつかれてしまう。この1点が、今年サテライトから上がったこの選手を覚醒させてしまったようで、その直後にも左サイドのキックインからのシュートを鍛代が合わせて湘南の逆転ゴール。
後半10分を残してリードを許してしまった浜松だが、この日はパワープレーを選択しなかった。前田監督は試合後の記者の質問に「今日はそういう展開ではなかった」と答えたらしい。フットサルは得点の7割がカウンターで決まると言われており、この日の浜松はまさにカウンターでチャンスをつくっている。パワープレーはポゼッションは上げられても、カウンターのチャンスはむしろ潰してしまうこともありえる諸刃の剣だ。
逆境の中で、この日キャプテンを任された中島の気合が観客席まで伝わってきた。ベンチからは必死に声を出し、ピッチに立てば決死のディフェンス、シュートを打った仲間選手にはガッツポーズを送り労うことを忘れない。古巣湘南を前にして、なんとかチームを盛り立てようとできることは全てやっていたと思う。
再び追いつこうと必死の攻撃を見せる浜松。後半15分には田中が倒されて得たFKを蓮池が狙うがDFに阻まれる。しかし後半17分、浜松の攻撃がシュートで終われずボールを奪われカウンターを受け、鍛代にハットトリックとなる3点目を許してしまう。
4-2と2点のビハインドを負ってしまった浜松。いつもであればこの時間帯、この点差、選手の集中力が落ちてくるパターンだが、この日は最後の最後まで果敢に攻める姿勢を見せてくれた。
鍛代のゴールの直後に、オマー・ニージャーリが深いところで受けたパスを強引にシュート。4-3として反撃ののろしを上げる。
驚いたのは、GK山本の飛び出し。相手のロングボールをペナルティエリアも飛び出して胸で受けるとそのままドリブルを開始。すぐに前方へパスを出したが、これに慌てた湘南は松本を倒してしまい6個目のファウル!
残り17秒で第2PKの大チャンスを得た!!
キッカーは1点目を決めた剣持。
夫婦ふたりで祈る。見るとベンチの中島も祈る。
3人で乙女モードの大津状態(笑)
この第2PKは前に飛び出したゴレイロに防がれたものの、シュートで終わっているのでこのあとも浜松ボールのキックインが続く。残り1秒、萩原の放ったシュートはわずかにゴール左上をかすめた。このボールをゴールクリアランスで再会した瞬間にホイッスル、試合終了。
結果として、またも波に乗り切れない相手に勝点3をプレゼントしてしまったものの、アウェイゲームとしてはこれまでで一番のパフォーマンスを見せてくれたし、文字通り残り1秒まで引き分けに持ち込める可能性を見せてくれた試合でした。
単純に、面白くて興奮できる試合だったと思います。
次の試合は木曜、オーシャンアリーナカップ1回戦でのvsフウガ戦。何度も何度も書いているけどフウガすみだにだけは絶対に負けるわけにはいきません。Fリーグチーム「アグレミーナ浜松」の存在意義をかけた試合と言っても過言ではないくらいに思っていたりします。
そんな気になる一戦を観にいけないのは残念で仕方ないのですが、開幕戦からを思えばチームはかなり成長してきています。
向島選手のケガが気になるのですが、次の試合からはデリッツィア磐田としてGWにフウガに勝利している石野選手も試合に出られるし、きっといい勝負をしてくれるはずだと信じています。
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