2021年5月29日(土)
ついにこの日を迎えたアグレミーナ浜松のホーム開幕戦。しかし新型コロナウィルス感染拡大の影響が続く中、今シーズンも入場制限付き試合として開催されたこの試合。
入場できるのは基本的にサポーターズクラブ会員と、事前に申し込んだ先着100名の招待客のみ。それでも、442名と今季F2リーグでは暫定1位の数のお客さんが浜松アリーナに駆けつけました。
ホーム開幕戦恒例のおたのしみ、こちらがアグレックマ2021ver.のデザインです。頑張ってユニフォームデザインをちゃんと再現しています。僕もそろそろキーホルダーデザインを始めないとな🤔
ただ、それ以外は飲食ブースもなく、LUZ SHOPの展示もなく、ガランとしてもの寂しいロビー。やっぱり以前のような賑やかなホームゲームがまたできるようになりたいですね…😢
前節、ポルセイド浜田戦をMyCujooでリモート観戦したときの様子はこちら。
素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。
Fリーグ Div.2 2021-2022 第2節 アグレミーナ浜松 vs デウソン神戸
2021.05.29 sat 19:00 浜松アリーナ (観客数 442人)
試合結果
アグレミーナ浜松 1-1 デウソン神戸
公式試合記
浜松得点者:9.松浦
神戸得点者:14.佐川
試合動画
フルマッチ
ハイライト
高橋監督新体制をホームで初お披露目する浜松。前節は12名だったが、出場停止が明けたNo.10 巽優太をはじめ新加入3名を入れた14名がベンチ入り。メンバーはGK 1.三浦、21.岡島、FP 5.鷲北、6.萩原、8.松本、9.松浦、10.巽、11.武田、12.川本、16.須藤、18.石川、19.名倉、20.磯田、81.田中。
昨シーズン、2位と躍進したデウソン神戸。開幕節では白山相手に4-3と打ち合いを制している。最後まで足が止まらない運動量が武器で、今年もしながわシティを追いかける筆頭候補になるだろう。
第1ピリオド:ホーム開幕ゴールは松浦勇武!ゴレイロ三浦弘暉がスーパーアシスト!!
浜松のスタメンはGK 1.三浦、FPに5.鷲北、8.松本、11.川本、16.須藤とファーストセットは前節と変わらないがゴレイロは岡島から三浦にチェンジ。
試合の立ち上がり、神戸のハイプレスに苦しむ浜松。クアトロのパス回しでプレスを回避して、その裏のスペースを突きたいところだがなかなかうまく
かわすことができない。
オフサイドのないフットサルでは、こういう時に効果的なのがゴレイロからのロングボールだ。6.萩原、9.松浦、10.巽、81.田中のセカンドセットに代わったばかりの4分、相手のプレスを嫌って一度GKにボールを下げると、ここから一気に前線を狙った三浦のキックがゴール前の9.松浦にドンピシャリ。松浦はこれをヘディングで逸らしてゴール!
事前にホーム開幕戦での初ゴール得点者予想クイズが企画されていたこの試合、こういうときに相手チームに先制を許してしまうのが浜松あるあるだったりするのだが、この試合ではしっかり自分たちが先制点をあげた。
今シーズン、浜松の“変化”のひとつにホームゲームMCの交代がある。敵味方を問わずマニアックな情報を織り込んでくるフットサル愛に溢れた澤田達哉氏の実況も好評だったが、新MCの山田門努さんの実況も非常に聞きやすく良い感じ。横で解説サポートするのはかつてアグレミーナ浜松でもプレーした石野潤選手。
いまも東海リーグでプレーする現役選手である石野の鋭い視点での解説も、昨年はMyCujooでは聴けたものの会場で観戦していると聴くことができなかった。それを今年は生観戦しながらも聴くことができるのは嬉しいポイントだ。
そんな石野が注目した選手は新加入のNo.11 武田彰。開幕から2試合連続でファーストセットに食い込む彼は石野自身と同じ左利き。81.田中と合わせてファースト&セカンド両セットに左利きを置けることが戦術的に大きな意味を持つという。
先制した浜松だったが、7分にはコーナーキックからのパスを受けた14.佐川に強烈なミドルシュートを突き刺され、1-1の同点とされてしまう。
そこからは拮抗した展開。今節は両セットでクアトロの戦術を取る浜松だが、やはり神戸のハイプレスをなかなか回避することができない。
ただ、近年はフィクソとして起用されることが多かった9.松浦を時々前線に張らせることでターゲットとし、チャンス自体はつくっている。その他の選手たちも確実にシュート意識は高まっているのだが、追加点は奪えず、1-1の同点のままで第1ピリオドは折り返し。
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第2ピリオド:やるべきことができていた浜松。しかし追加点をあげられずドロー
後半、浜松は少しプレスラインを下げて3セットで回してくる神戸のハイプレスを"受けて立つ"形を取った。クアトロの形から一旦縦に抜けた選手がまた下りてくることでパスコースをつくり、サイドでのドリブル突破で裏のスペースを狙う。試合後の監督インタビューによれば後半はより積極的なプレーができていたとのことだが、しかしゴールにはなかなか結び付かない。
ホームゲームで先制するも追いつかれ、1-1の状態が長く続く。いままでだったら焦りが見えてきてもおかしくはない状況だが、浜松の選手たちは非常に落ち着いて見える。
ファウルアピールも少ないし、ベンチでは同じセットの選手たちがよく喋っている。ゴールこそないが勝つためにやるべきことはできている。そんな自信を感じた。
そしてこの第2ピリオドでも神戸のプレスを避けるのにGK 1.三浦のロングフィードがよく効いている。もちろんセービングも安定していて、今後21.岡島との正GK争いがどうなるのか、非常に楽しみになるパフォーマンスだった。
30分過ぎには、前目のポジションを取っていた相手GKを見逃さずに三浦自身が直接ゴールを狙うシーンも。しかしこのシュートは相手GKが慌てて下がってなんとかセーブ。
12.川本、18.石川は前半から各セットに組み込まれてピッチに送り出されていたが、19.名倉、20.磯田については第2ピリオドに入っても起用がなかった。この試合で2セットに入った8人以外はまだ高橋監督の中で様子を見ている位置付けなのだろうか。
ゴール前でミスをした方が負ける。そんなジリジリした展開のまま、確実に試合残り時間は少なくなっていく。お互いにパワープレーの気配はなし、リスクを冒すよりもいまの流れで得点できるはずだと考えているのだろう。
37分頃、ツイッター等で話題になったこのシーン。1.三浦からのパスを受けてDFをかわし、GKと1対1となった10.巽だったがGKとの交錯で靴が脱げてしまうトラブル。
チームブログでは自らも「新加入の靴脱げBOY」とネタにしていた巽。ゴールを決めることはできなかったが、この試合で多くの浜松ファンに顔と名前を憶えられたことだろう(笑)
特にラストの3分間、浜松は積極的にゴールを狙い続けたが結局最後までゴールを割ることができず1-1の同点のままタイムアップ。”変化”の兆しは見せた浜松だったが、結果に結びつけることができなかった。これは「勝点1を拾った」というよりは「勝点2を落とした」試合だったと言える。
開幕から1勝1分、勝点4。この日、広島エフ・ドゥがポルセイド浜田に5-0で勝利し勝点を6に伸ばしたため暫定首位の座は奪われて2位に下がったアグレミーナ浜松。しかし、今年は面白いフットサルを見せてくれそうな期待感は十分に感じることができました。
ゲンさんこと高橋優介新監督はこの新生・浜松をどのように導いてくれるのか?ゴールが決まった前半は内容的には不満だった、後半のほうがやりたいことができていたと語り、また若手選手たちへの期待を聞かれたときにも一方でベテラン選手の重要性を語ったりと思慮深さが窺えます。
攻守にわたって活躍を見せたNo.1 三浦弘暉選手。しかし、先制点アシストを含めたその活躍よりも失った1点を悔しがるようなインタビュー内容でした。
3回戦総当たりの今年のリーグ戦。まだまだ一つの試合の結果で一喜一憂するような段階ではありません。しかし各クールが終わった段階でちゃんと優勝が狙える位置をキープすることはモチベーション維持のために非常に重要です。そのためには次節、昨季優勝チームのしながわ戦には絶対に負けられません!
Fリーグ2021/2022 Div.2
第3節 6/19(土) 13:00
しながわシティ vs アグレミーナ浜松
会場:町田市立総合体育館
※入場制限付き試合
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