2020年10月31日(土)
いよいよ解禁されたフットサルの有観客試合。Fリーグの解禁は11月開催試合からとなりますが、ひと足早く10月30日(金)から11月1日(日)で開催された全日本女子フットサル選手権も観客ありということになりました。
ということで2020シーズン初遠征は女子フットサル観戦でスタート!思えば新型コロナウィルスの流行が心配され始めたころ、フットサル地域女子チャンピオンズリーグが最後の生観戦でした。あれから約8ヶ月、本当にひさしぶりの遠征旅です。
木曜日から休みを取ることはできなかったので、大会初日は移動日となり観戦はできず。しかも今大会からグループリーグが廃止され、各地域代表16チームによるオールノックアウト方式に変更されました。せっかく行くのに、もしも見たいチームが1回戦で負けちゃったら…😱
移動中、ツイッターを何度もチェックしながらハラハラしていましたが、幸い気になってたチームはみんな残ってくれた(๑˃̵ᴗ˂̵)و よかったー
安心して初日はブラリと帯広観光。この初日だけが唯一お天気があまり良くなかったのは残念でしたが… それでも、これまたひさしぶりの観光旅行を楽しんだあとはいよいよ大会2日目から観戦です!!
※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。
JFA 第17回 全日本女子フットサル選手権大会 準々決勝 第1試合 Aピッチ さいたまSAICOLO vs 福井丸岡RUCK
2020.10.31 sat 10:00 よつ葉アリーナ十勝 (観客数 286人)
試合結果
さいたまSAICOLO 1-0 福井丸岡RUCK
公式試合記録
サイコロ得点者:3.松本
丸岡得点者:なし
試合動画
準優勝した2017年大会以来、3年ぶりに全日本選手権本大会に出場したさいたまSAICOLO。札幌で行われたその2017年大会の決勝戦で敗れた相手が福井丸岡RUCKだった。この北の大地でリベンジなるか!?
そして福井丸岡RUCKも2017年大会の初優勝以来、決勝に進出することができていない。ここ2年は日本リーグや地域チャンピオンズリーグでも決勝の舞台には立てておらず、今大会で再起を図る。
第1ピリオド:集中したディフェンスを見せるサイコロが丸岡の若さ溢れる攻撃に耐える
サイコロのスターティングメンバーはGK20.小谷、3.松本、7.石原、8.筏井、13.山本。昨シーズンの大半を膝の怪我のリハビリに費やした筏井りさが改めて今季キャプテンマークを巻く。
丸岡の先発はGK21.藤江、2.横山、9.北川、13.高尾、17.荒井。若い選手の多い丸岡だが、それでも移籍や進学、就職などで優勝した2017年からはだいぶメンバーも入れ替わっている。
試合は立ち上がりから丸岡が攻め、サイコロがその攻撃を耐え忍ぶ展開となる。公式記録によれば、第1ピリオドのシュート数はサイコロの7に対して丸岡は2倍以上の15本。
しかしその攻撃を集中したディフェンスで耐えるサイコロ。ハーフまでしっかりと引いて、自陣内に入ってきたボールにはしっかりとプレッシャーを掛ける。逆に相手の前プレには決して無理をせず、切るときは切って体勢を整える。
日本リーグ開幕戦ではゴレイラの小谷を攻撃の組み立てに参加させ、しかし不慣れなためかなかなかパスが繋がらないというシーンが目立ったが、ゴールを守ることに専念した彼女は安定したセービングを見せてピンチを何度も救っていた。
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第2ピリオド:松本直美の先制ゴールを守り切ったサイコロが丸岡に初勝利!
スコアレスのまま折り返し迎えた第2ピリオド、立ち上がり早々に試合が動く。
23分、相手CKのカットからカウンターに持ち込むと8.筏井が左サイドから中央へカットイン。相手のプレッシャーを受けながらも右サイド奥の7.石原へ縦パスを入れる。
石原は角度のないところからゴール前へシュートパス。そこへ最後尾から3.松本が走り込んでゴール!
第1ピリオドを耐えに耐え抜いてきたサイコロが待望の先制点を挙げる!!
圧倒的に攻め込みながら先制を許した丸岡はさらに攻勢を強める。第2ピリオドのシュート数は第1ピリオドよりも更に差が開き、サイコロ4に対して丸岡20。5倍のシュートを打ち込まれながらも決死の覚悟で守り抜くサイコロ。
守り切れるのか?胃がヒリつくような展開のなか、じわりじわりと時間が過ぎていく。試合時間残り3分というところで、丸岡がタイムアウト。パワープレーをする気配は…… ない。
同点ゴールを狙う丸岡が選んだのはさらに徹底した前プレだった。そしてサイコロもこれを徹底的に守り切る。ボールを奪えば無理をせずチーラし、ロングボールで押し上げることができればコーナー脇でキープして時間を稼ぐ。
勝利のために徹底的に割り切った作戦が奏功し、40分間で合計35本のシュートを守り切ったサイコロが3年前のリベンジを果たして準決勝へと駒を進めた。
さいたまSAICOLO、ベスト8に進出⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾ 素晴らしい!!丸岡RUCKには2019年のユニアオカップで一度勝利してはいますが、公式戦で勝ったのは初めてのはずです。
「40分間相手の攻撃を耐え抜き、カウンターでの一発を狙う」
こう書くと、消極的なフットサルに思えるかもしれませんが実現するのはそう容易いことではありません。1分に1本のペースで丸岡のシュートを浴びさせられる中でタイムアップの時を待つというのは、それはそれで大変にスリリングな試合でした。
2018シーズンの女子Fリーグ プレーオフで日本一まであと一歩というところまで迫ったあと、ここ1,2年はサイコロのフットサルになんだか“迷い”のようなものを感じていました。だけどこの日はそれがなかった。
強い相手に勝つために自分たちが最大限できる戦略を立て、それをチームとして40分間やりきる。たとえどんな相手でも自分たちのスタイルを曲げないことも“強さ”なら、これもまた“強さ”でしょう。サイコロは強かった!
これでサイコロは少なくとも最終日まで試合があります。サイコロだけが初戦から日本リーグ勢対決だったので、実はこの2日目まで残ってくれているかも心配してたくらいでしたが、これではるばる北海道まで来た甲斐があったというものですo(^-^)o
ということで準決勝に続きますっ!
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