FUT-LOG

フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

【女子フットサル日本一を決める戦いが浜松で開幕!】JFA 第19回全日本女子フットサル選手権 1回戦

2023年3月3日(金)


FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグから2週間、今度は女子Fリーグも交えて真の女子フットサル日本一を決める大会が浜松アリーナで開幕!


女子の選手権=北海道開催というイメージが強いですが、静岡県で開催されるのはまだティファールカップと呼ばれていた第5回大会以来15年ぶりとのこと。


第9節終了時点の女子Fリーグ4チームと、女子Fチームも含めて地域予選を勝ち抜いた各代表11チーム、開催地枠の1チームの16チームが1回戦からノックアウト方式で争います。

初日の3月3日(金)は1回戦。2面×4試合の計8試合が行われました。


素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。無断での転載・転送はご遠慮ください。引用の際には出典の明記とサイトリンクをお願いします。


JFA 第19回全日本女子フットサル選手権 1回戦

[M-1] バルドラール浦安ラス・ボニータス vs アランチャ ジョカーレ フィオーレ

バルドラール浦安ラス・ボニータス 11-2 アランチャ ジョカーレ フィオーレ

前回大会王者で今シーズンも女子Fリーグを優勝しているバルドラール浦安ラス・ボニータスと、普段はサッカーをしておりフットサル大会に初出場で全国まで進んできたアランチャ ジョカーレ フィオーレ。選手権ならではな、対照的なチームの対戦。

試合はほぼ3分に1点のペースでラスボニがゴールを重ね、アランチャを圧倒する展開に。途中からファーストセットはほとんど出場せず、セカンド&サードセットを中心に起用しながら11得点。


初出場のフットサル選手権の初戦で、いきなり前回王者にレベルの差を見せつけられてしまった形となったアランチャだが、それでも6.野町が2ゴールを挙げて一矢を報いる。


久々にサポーターの声援を背に受けながら戦ったラスボニ。ベンチメンバー全員が出場し、今季で退団を表明している3.小川がハットトリック、99.千田は4ゴールの活躍。選手権連覇、そして女子Fリーグとの2冠に向けて順調な滑り出しだ。


[M-2] 福井丸岡ラック vs エスポラーダ北海道イルネーヴェ

福井丸岡ラック 6-3 エスポラーダ北海道イルネーヴェ

フットサル女王 vs 初出場のサッカーチームのAピッチとは対照的に、Bピッチでは1回戦から女子F対決となった。

試合は立ち上がりに9.北川、6.山森とピヴォの連続ゴールでラックが得点を重ねる。さらには10.池内、8.高尾と、アラのドリブルシュートで追加点。

しかし第2ピリオドに入るとイルネーヴェが激しい追い上げを見せる。チームが下位リーグになってしまったため得点王にはなれなかったが、女子Fリーグ最多得点選手の10.星川はやはりさすがの切れ味だ。

それでも、ラックが前半のリードを守り切り勝利。何人かの選手が怪我のトラブルに見舞われながらも、その分受験の終わった中高生メンバーが躍動した。


[M-3] SWHレディース西宮 vs アレグリ カミーニョ

SWHレディース西宮 7-0 アレグリ カミーニョ

2019年大会以来ひさびさの出場となった九州地区代表のアレグリ カミーニョ。かつては福井丸岡ラックを打ち負かしたこともあるチームだ。

しかし結果はラスボニに続いてSWHもまた、女子Fの強さを見せつける形となった。9.江川のゴールを皮切りに第1ピリオドに3点、第2ピリオドに4点と満遍なくゴールを奪い7-0で完勝。


[M-4] デサフィオ vs ボセアマドールレディース/イナスタ

デサフィオ 1-4 ボセアマドールレディース/イナスタ

デサフィオとボセアマ、互いに選手権初出場同士の対戦。ただしボセアマレディースは地域チャンピオンズリーグでひと足早く全国大会を経験している。

試合は6分に元日本代表、No.2 藤田靖香のゴールでデサフィオが先制。しかしボセアマも11.田中のゴールで追いつき試合を折り返す。

ボセアマには44.市原、デサフィオには2.藤田、16.西尾、38.関灘と“元アルコ対決”が注目されたこのカード。


しかし試合を決定付けたのは、そんなレジェンド選手たちではなく、ボセアマのチーム最年少コンビのゴールだった。1-1同点のまま迎えた第2ピリオド、14.高木のゴールで逆転すると続けて11.田中の2ゴール目で突き放す。


さらに6.加藤のゴールでダメ押ししたボセアマレディースが準々決勝進出。公式戦では初となる女子Fチームへの挑戦権を獲得した。


[M-5] アルコ神戸 vs 流経大メニーナ龍ヶ崎

アルコ神戸 4-1 流経大メニーナ龍ヶ崎

こちらも1回戦から女子F対決。リーグ戦では2位だったアルコと、5位だったメニーナ。立ち上がりからシュート数では圧倒しながらもなかなかゴールが決まらないアルコ。

しかし第1ピリオドの終了間際に15.伊藤がゴールを挙げると、第2ピリオドには一気に3点を追加。アルコが4点をリード。


メニーナも試合終了間際に意地の1点を返す。ショートカウンターから一度戻して、3.小川のロングシュート。

この大会を最後に、トップリーグからの卒業を表明しているアルコの闘将・小村美聡。最後の勇姿を見たかったが、まず初戦はベンチからチームを支えた。


[M-6] AICJ高校 vs フウガドールすみだレディース

AICJ高校 1-4 フウガドールすみだレディース


AICJ高校は昨年のトリムカップで若い選手が中心ながらに準優勝という成績を収めた、広島県選抜に多く選手を輩出していたチーム。この日のメンバーにも広島県選抜として決勝戦に出場していた選手が6名入っている。

普段はサッカーをプレーしている高校生たちのシンプルに前に出てくるプレーに序盤はかなり手を焼きながらも、9.岩崎、11.辻のゴールでリードしたフウガ。

しかしAICJ高校も、トリムカップ準優勝メンバーのひとり11.樋口が直接フリーキックを決めて1点を返す。


それでも最終的にはフウガがフットサルとしての成熟度の差を見せて徐々に差を広げ、最終的には4-1で勝利。ひさびさにサポーターの声援を受けながら勝利のダー!


[M-7] 立川アスレティックFCレディース vs バディフットサルクラブフィオーレ

立川アスレティックFCレディース 2(PK3-4)2 バディフットサルクラブフィオーレ

女子Fリーグ3位の立川アスレと、地域チャンピオンズリーグで準優勝のバディとの一戦。来季は女子Fリーグに参入するアニージャ湘南を下したバディが女子Fチームにどれだけ通用するか、大変注目が集まった試合。

FUT-LOGでも特にバディのファーストセットは女子Fチームにも引けを取らないクオリティだと評してきた。強度の高いプレスと、ロングレンジからでもガンガン狙うシュートでアスレとがっぷりよつの戦いを見せるバディ。

両者ともなかなかゴールが決まらないでいたが、16分にコーナーキックからのミドルでバディが先制。決めたのはチーチャンでもこのパターンで何度もゴールを挙げたNo.4 藤澤みなみ。


しかし第1ピリオド終了27秒前に、15.猪又のゴールでアスレが同点に追いついて試合を折り返す。

第2ピリオドも開始早々に再びの4.藤澤のゴールでバディが勝ち越すが、35分には12. 鎰谷のゴールで立川が追いつく。逆転を目指しパワープレーを発動したアスレだったが、シュートを打つことができないまま2-2同点でタイムアップ。


決勝戦以外は同点でも延長戦はない。決着は今大会初となったPK戦に委ねられることになった。

お互いが1人ずつ失敗し、3-3同点で迎えた5人目。先行アスレのシュートをGK 15.犬塚がセーブし、後攻バディはキャプテン13.市川が成功!


4-3でPK戦を制したバディが、今大会唯一となった“F喰い”を果たして準々決勝へと進出!


[M-8] デリッツィア磐田レディース vs ボン サジェス

デリッツィア磐田レディース 3-1 ボン サジェス


1回戦ラストの試合は静岡県大会を優勝し、開催地枠で本大会に出場したデリッツィア磐田が登場。地域チャンピオンズリーグ優勝の看板を引っ提げて、ホーム浜松アリーナでの全日本選手権。Fチームと当たるまで負けるわけにはいかないだろう。

試合は2分に、相手DFの配置が開いた隙を見逃さなかった9.寛野のミドルシュートが決まってデリッツィアが先制。

しかしボン サジェスもすぐさまに5.平栗の強烈なチョンドンシュートで同点に追いつく。

ボン サジェスはメンバーの半分近くがまだ10代という非常に若いチーム。ベンチの雰囲気もよく、プレーに勢いがあり地域王者のデリッツィアを苦しめた。第1ピリオドのシュート数はむしろボン サジェスの方が多いくらいだ。

それでも第1ピリオドのうちに1点、そして試合終了間際にもう1点、5.今井がゴールをあげてデリッツィア磐田が勝利。これで明日はバディFCと3度目の対戦となった。



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