FUT-LOG

フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

【東海リーグを卒業の丸岡RUCKが有終の美を飾る】ゼビオ東海女子Fリーグ2015 最終節

2016年‪1月17日(日)‬

ずっと行きたいと思っていたのですが、実はこれが東海女子フットサルリーグの初観戦。静岡県の2チームと、この試合を最後に東海リーグから「卒業」する丸岡RUCKレディースを応援にいってきました。

関東リーグは8チームで1日4試合開催ですが、東海リーグは10チームで1日5試合。さすがに丸一日の観戦はしんどかったので、静岡の2チームと優勝決定戦の3試合を観戦。

先に全試合の結果だけまとめておくと…

【第9節 試合結果】
atadura 1-1 PRIDE ladies
FALCO GIFU F.S.LADIES 3-3 golrira shizuoka
Frontier FC 4-0 NASPA四日市レディース
Futsal Clube UNIAO Ladies 4-1 蹴球小娘
member of the gang ladies 1-4 丸岡RUCKレディース

公式試合記録

※素人が撮った下手くそな写真ですが、お金と時間をつかって会場まで通い、夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが、無断での転載・転送はご遠慮ください。


SuperSportsXEBIO 東海女子フットサルリーグ2015 第9節

2016年1月17日(日) @静岡県/富士市立富士体育館

第2試合 FALCO GIFU F.S.LADIES 3-3 golrira shizuoka

FALCO得点者:7.深尾、5.畦上、10.西本
golrira得点者:4.池田、9.平井、18.小畑



golriraのこの色のユニフォームはじめて見るかな?いつも人数がギリギリの印象があるがこの日は今季最多の12人がベンチ入り。そしてgolriraとしての齋藤希選手をひさびさに見られる!



golrira shizuokaの監督はアグレミーナ浜松・18.小池良平選手。毎回試合に来れてるわけではないとは思うが、この日はFリーグがオフシーズンのためベンチ入りしていた。


試合はgolriraが4.池田選手のゴールで先制するが


すぐにFALCOが7.深尾選手のゴールで同点、さらに5.畦上選手が決めてあっという間に逆転する。ハーフに引いて守るFALCOに対し、golriraはボールを持つ時間こそ長いもののマイボール時のFPの動きが乏しくいくらパスを回しても相手DFをなかなか崩すことができない。


1-2のビハインドのまま後半に入ってもその展開は大きく変わらず、まれに個人技でFALCOのDFを突破してもゴレイラ高橋選手の最後の壁を破ることができない。


すると次の1点を決めたのはFALCO、2点ビハインドとなったgolriraは10.石川選手をGKにパワープレーに出る。GKが一番最前線まで上がるリスキーな配置、両チームのGKが同じフレームに収まるのは女子フットサルでは珍しい光景だ。


するとパワープレー開始からわずか1分で9.平井選手が決めてまずは1点。


さらに静岡県選抜にも選ばれた18.小畑選手のゴールで追いつく。FALCOのDFのプレッシャーがそこまできつくないため、golriraは必ず1人余るパワープレーの攻撃ではチャンスを多くつくることができていた。しかし反撃はここまで、3-3ドローで試合は終了。順位は入れ替わらずgolriraが5位を決めた。


8.齋藤希選手は試合終盤残り3分ごろから出場。パワープレーの裏セットだったため得点チャンスには絡めなかったが、ひさびさのプレーとなった復帰戦をきちんとこなした。


第3試合 Frontier FC 4-0 NASPA四日市レディース

Frontier得点者:3.井口、10.石川、10.石川、12.青木
NASPA得点者:なし



メンバー14人が全員そろったFrontier。RUCK、gangにはすでに勝点で及ばず地域チャンピオンズリーグ出場の望みは絶たれたため、この試合が今季の最終試合となる。


最後まで、こころひとつに!


golriraの小池監督に続いて、Frontierのベンチにはアグレミーナ浜松11.曽根田盛将選手の姿が。ふたりともアグレミーナに加入するよりも前から女子チームの監督を務めてきた。


試合は立ち上がりから一貫してFrontierがNASPAを圧倒する展開となる。3.井口選手の先制点に、相手GKのミスもあったもののチーム得点王の10.長谷川選手が2得点。3点リードで前半折り返し。


後半もほぼFrontierのワンサイドゲーム。ただし追加点は12.青木選手の1点に留まる。


Frontierは途中からGKを1番の清水選手に交代する余裕も見せながら、今季最終戦を完勝で締め括った。


ただしこの後の第4試合でUNIAOが蹴球小娘に勝利したため、勝点で並びながらも直接対戦成績からUNIAOが3位、Frontierは4位という最終結果になった。(東海フットサルリーグ公式サイトではシステム上、直接対戦成績を優先できないためFrontierが3位となっている)


第5試合 member of the gang ladies 1-4 丸岡RUCKレディース

gang得点者:10.小山
RUCK得点者:9.北川、13.高尾、7.田中、9.北川


さぁ、いよいよ優勝決定戦。Frontierも、gangも、グループリーグで勝ち星を挙げられないままグループリーグ敗退となった全日本選手権で、2年連続準優勝を果たしている丸岡RUCK。 しかし、このまま「勝ち逃げ」させるわけにはいかない。気合の入った円陣を組むgang ladies。


この試合を最後に東海リーグを「卒業」する丸岡RUCKレディース。そもそも、なぜ福井県の彼女たちが東海リーグを戦っていたのか?その経緯は東海リーグ初試合をレポートするフットデ静岡の記事に詳しく載っているので参照してほしい。http://www.fut-de-shizuoka.com/FS_WEBLOG/?p=17531



最後の試合でRUCKが着るのはLUZの鮮やかな青いユニフォーム。


RUCKスタメンはGK1.浅野、5.五十嵐、7.田中、9.北川、13.高尾という不動のメンバー。試合は開始1分で、女子フットサル日本代表であり、東海リーグ得点ランキング首位を走る北川選手がいきなりの先制点を決めて始まる。

その後も試合は大方の予想通りにRUCKが攻め、gangが耐える展開に。しかし、出鼻こそ挫かれたもののゴレイラ1.佐藤選手を中心に集中した守備で耐え忍ぶgang、追加点は許さない。


5.五十嵐、7.田中、9.北川、13.高尾に2.横山、11.小林を加えた1.5セット6人をめまぐるしく入れ替えながら攻勢を仕掛けるRUCK。中でも日本代表13.高尾選手がボールを持つたびに観客席からは感嘆の声が漏れる。相手ゴール前でも自ゴール前でも冷静な状況判断、巧みなフェイク、それでいて周りの味方もよく見えている。


ハッキリ言って劣勢なgangだが、前半は0-1のまま終了。これだけ攻め込まれながらも失点を1に抑えたのは大きい。ピヴォへのロングボールとセットプレーが当たれば、1点差なら何か起きるかもと思わせる集中力だ。


後半。立ち上がりに攻勢を仕掛けたのは前半防戦一方だったgangだった。しかし前掛かりになった隙を突かれ、2.横山選手のシュートパスにセグンドで合わせた13.高尾選手に追加点を決められてしまう。


前半耐えに耐えながら追加点を許してしまったgangだったが、この直後に逆襲。カウンターから左サイドを駆け上がった10.小山選手がそのままシュートを流し込み再び1点差へ。

ロングカウンターだったが20.小林選手もしっかりファーサイドに詰めており、もしもシュートがずれたり、GKに弾かれても彼女が押し込んでいただろう。チーム全員でやるべきことを遂行した結果のゴール。


お互いが1点を追加してから良い意味でゲームがバタバタしてくる。攻守の切り替えが激しくなるなかでなおさら脅威を増すのは13.高尾選手の高速ドリブル。だがこれをゴレイラ佐藤選手が気迫のセーブでゴールを許さない。佐藤選手は釧路の全日本選手権でも、バルドラール浦安ラス・ボニータス相手に素晴らしいパフォーマンスを見せていた。


GKのセービングのみならず、チーム一体となった守備で11.小林選手や9.北川選手へのピヴォ当てにも、


7.田中選手や5.五十嵐選手のミドルシュートにもゴールを許さず1点差のまま10分が過ぎる。

しかし、残り5分を切ったところでついにRUCKが追加点。7.田中選手、そして9.北川選手の2点目と連続ゴールで点差を一気に3点に広げる。

リードを広げたRUCKはここでGKを1.浅野選手から16.鵜飼選手へ交代。FPも8.下牧選手、10.池内選手などここまで出番のなかった(若いRUCKの中でも更に)若手の選手たちを投入し、最後の3分間を全員で守りきる。gangの追撃を許さず1-4で試合は終了。

有終の美を飾った丸岡RUCKが東海リーグ優勝、2連覇を決めた。



表彰式

ゼビオ東海女子Fリーグ2015 優勝:丸岡RUCKレディース 準優勝:member of the gang 第3位:UNIAO Ladies



丸岡RUCKレディース、優勝おめでとう!!北信越リーグでもがんばって(^o^)/


ベスト5はゴレイラ:佐藤麻陽(gang)、フィクソ:森本ゆう子(UNIAO)アラ:高尾茜利(RUCK)、アラ:宮本知実(フロンティア)、ピヴォ:北川夏奈(RUCK)
※今季はポジション別に投票。


得点王、ベスト5、そしてMVPの個人賞三冠の丸岡RUCKレディース9.北川選手!


表彰後には愛知県の協会の方から丸岡RUCKの東海参戦への経緯と今季を最後に脱退することの説明があった。観客、そして4年間競ってきた東海の選手たちへ向けてスピーチするキャプテン1.浅野選手。「私たちは東海リーグが大好きです!」

そんな大好きな東海リーグへ4年間の感謝を込めて、丸岡RUCKレディースから「東海女子フットサルリーグ」のバナーが贈呈。表彰式に残っていたgang、UNIAO、そしてFrontierの選手たちが代表して受け取り、みんなで記念撮影。



というわけで、丸岡RUCKレディースの優勝で幕を閉じたゼビオ東海女子Fリーグ2015。

RUCKとgangは東海代表として、2月に愛知県で開催される「第3回FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグ supported by GAVIC」に出場します(http://www.jff-futsal.or.jp/official/local_woman/) SAICOLOやSWH、アルコイリスと丸岡RUCKの日本一を賭けた対戦…うーん、アツイの間違いなしじゃないか!! 見たいぞ…どうしようかなぁσ(^-^;)


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参考記事

2012東海女子【第1節】atadura vs 丸岡・・・ゲームレポート   http://www.fut-de-shizuoka.com/FS_WEBLOG/?p=17531


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