FUT-LOG

フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

第10回 トリムカップ 全国女子選抜フットサル大会 中編・準決勝

2018年3月18日(日)


トリムカップ大会3日目の最終日!今日は準決勝と決勝戦が行われます。


ここからは2面あったピッチを20m×40mの正規のサイズ1面に作り直してのゲームとなります。しかし時間は決勝戦まで含めて15分ハーフプレーイングタイム。


準決勝まで勝ち上がったのはこの4チーム。優勝するのは最強兵庫か?新鋭福井か?古豪東京か?それとももう一度日本一を目指せる喜びを噛みしめる小野直樹監督の率いる埼玉か!?


1次ラウンド 大会2日目の様子はこちら。


※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。


第10回トリムカップ全国女子選抜フットサル大会 大会3日目 準決勝

2018年3月18日(日) @東京都/駒沢オリンピック公園屋内球技場


準決勝第1試合

兵庫県選抜 3(PK3-1)3 東京都選抜

兵庫得点者:10.網城、3.江口、11.宮田
東京得点者:14.藤田、6.勝俣、6.勝俣


トリムカップで最多4回の優勝を誇る最強兵庫県選抜。日本リーグ初代女王のアルコイリス神戸の選手を中心にして、そこにそのアルコイリスを地域チャンピオンズリーグ決勝で破ったSWH Ladiesが加わったとなればまさに最強のドリームチームだ。


前日の試合で決勝点と引き換えに怪我を負ってしまった9.足利(フウガ)のシャツを掲げる東京都選抜。出場辞退した2011年以外はすべての大会でベスト4に進出している。決勝で兵庫県選抜を破った2016年大会以来の3度目の優勝を目指す。




試合は開始1分に10.網城(SWH)のゴールでいきなり兵庫県選抜が先制。


更にその直後には3.江口(アルコイリス)も立て続けにゴール。


7分には11.宮田(SWH)もゴールを決めて兵庫県選抜が一気に3点をリード。前半、東京都選抜はほとんどシュートを打つことができなかった。後半反撃なるか!?


後半も主導権を握るのは完全に兵庫県選抜だったが、GK 12.杉山(すみだ)が身体を張って追加点を許さない。


3点差のまま残り時間が5分を切ると、6.勝俣(フウガ)をGKにパワープレーを始めた東京都選抜。


すると相手ボール時に14.藤田(府中)が前線から仕掛けたプレス、パスカットに出した足に当たったボールが絶妙なループで跳ね返り、ラッキーゴールによって1点を返す。


このゴールから勢いに乗った東京都選抜、試合終了間際にパワープレーで勝俣が連続得点を奪取!なわとラストの4分間だけで3点差から同点に追いついた。


9番のハンドサインをベンチ、スタンドに送る勝俣。ギリギリのところでなんとかPK戦に持ち込んだ東京都選抜。


手に汗握るPK戦。フットサルのPK戦はお互いに3人ずつが蹴り、決着がつかない場合はサドンデスになる。



兵庫県選抜GK 21.山本が東京都選抜2人目のシュートをストップして兵庫が勝利!


しかし3点差を追いついた東京も素晴らしかった。セット編成も、サポーターの応援も“選抜チーム感”では優勝に値するだろう。


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準決勝第2試合

埼玉県選抜 1-5 福井県選抜

埼玉得点者:11.吉川
福井得点者:19.山川、10.池内、9.北川、2.横山夢、10.池内


さいたまSAICOLOのメンバーを中心に編成される埼玉県選抜。しかしサイコロのキャプテンでありエースの8.髙橋彩子は故障を抱えているのかこの大会1度もベンチ入りせず。


福井丸岡RUCKの選手が中心の福井県選抜。13.高尾の地域CLでの負傷に加えて5.五十嵐、7.田中、11.小林など主力の大学生組が不在となるが、ピンチをチャンスに変えた高校生年代の成長が著しい。



若さ溢れる福井県選抜を勢いに乗らせないためにも、立ち上がりの失点にだけは気をつけたい埼玉県選抜。しかしキックオフからなんとわずかに9秒、コーナーキックから逆サイドにいた19.山川(丸岡)がセカンドポストでお腹でボールを押し込むゴール。一番与えたくなかった形で先制点を許してしまう。


前半残12分、カウンターから今度は10.池内(丸岡)のファー詰めゴール。2点ビハインドとなった埼玉県選抜はたまらずタイムアウト。


タイムアウトは取ったものの、完全に守備が混乱しているように見える埼玉県選抜。高校生に負けていられないと9.北川(丸岡)にもゴールを決められてしまい一気に3点差…という聞いたことがあるような展開。


前半残り4分頃から埼玉県選抜は10.堀田(サイコロ)をGKにはやくもパワープレーを始める。前半のうちに1点を返して、味方にも相手にも埼玉にはパワープレーがあるぞという印象を与えたいところだったが…


しかし13分には2.横山夢(丸岡)のゴロ球でのパワープレー返しが決まってしまい。福井県選抜の4点リードで前半折り返し。東京はここから追いついたぞ、埼玉はどうだ!?


後半もまた、立ち上がりに失点してしまう。17分に19.山川が左サイドえぐってマイナスの折り返しに合わせたのは10.池内。絵に描いたようにきれいに決まってしまう。


リードを5点に広げた福井県選抜はGKを1.浅野(丸岡)から12.鵜飼(丸岡)にチェンジ。


余裕を見せる福井を見返してやりたいところだったが、福井のゴールを割れない埼玉県選抜。後半10分には福井県選抜は更にGKを20.高井(ASSIST)に交代。

後半残り4分頃から再びパワープレーに賭ける埼玉県。しかし反撃はパワープレーから中に入れたボールを相手DFがクリアしきれなかったところを押し込んだ11.吉川の1点に留まりタイムアップ。


若さ溢れる福井県選抜が5-1で完勝。決勝のカードは兵庫県選抜 vs 福井県選抜となった。





埼玉vs福井、やっぱりメンバーの大半が同じなので、この試合はどうしても全日本選手権の決勝戦 さいたまSAICOLO vs 福井丸岡RUCK を重ねずにはいられなかったけど、福井にリベンジはならず。



だけど12月からご無沙汰だったサイコロメンバーのプレーを今季もう一度観られて楽しかった。みなさんお疲れでした!


埼玉県選抜は敗れてしまったけど、決勝戦のカードも興味深いことになりました。


グループリーグで同組だった兵庫県選抜と福井県選抜が、決勝戦で再び対決するというよく話題にはなるけど実現するのは非常に珍しいパターン!まるで漫画のような展開、果たして勝つのは!?

決勝戦に続きます!


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参考記事

トリムカップ!!
http://ladies.fuga-futsal.com/archives/6460

‪ 「ありがとうございました」 ‬ ‪ https://ameblo.jp/tapazida/entry-12362029975.html


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