2013年8月8日(木)

Fリーグ公式サイトより引用
名古屋は熱いフットサル!
8月8日~11日の4日間、テバオーシャンアリーナで行われた、Fリーグ・オーシャンアリーナカップ2013を観てきました。

Fリーグ10クラブに地域チャンピオンズリーグ優勝・準優勝の地域リーグ2クラブを加え、12チームで初戦から一発勝負のトーナメント戦で争うこの大会。浜松の試合についてはもう少し詳しいレポートを残しておきます。
@さんが抽選でシード権を引いてくれなかったから(笑)アグレミーナ浜松は1回戦からの出場、対戦相手は関西の雄・ミキハウスフットサルクラブ。

地域チャンピオンズリーグで準優勝の強豪ですが、Fリーグクラブから見たら格下の相手です。
しかし昨年アグレミーナはFリーグではダントツの最下位…だけでなく、昨年のこの大会ではフウガすみだに、全日本選手権ではデリッツィア磐田にと、格下であるはずの地域リーグのチーム相手に敗れ悔しい思いをしてきました。
リーグの成績もあいまって、なぜ浜松をFに昇格させたのか、フウガやデリッツィアと替わったほうがいいんじゃないか、なんてことも言われました。
ですから、浜松としてはもう地域相手には負けたくない。昨季からの成長を証明するためにも、絶対に負けられない一戦となりました!

アグレミーナ浜松のメンバーは、1.山本、2.向島、5.笠井、6.萩原、8.松本、10.剣持、11.曽根田、12.内野、13.三輪、14.蓮池、20.赤窄、22.田中。

先週のリーグ戦でFリーグデビューを果たした内野選手が続いてメンバー入り、また湘南戦のときの負傷で一時離脱していたキャプテン蓮池選手が復帰しました。
神戸戦のメンバーはからは復帰した14.蓮池選手と、ここまでずっと出場していた4.松浦選手が入れ替わった形となりました。

選手入場して、いよいよキックオフ!
オーシャンアリーナカップ2013 1回戦第1試合 アグレミーナ浜松 vs ミキハウスフットサルクラブ
試合結果
アグレミーナ浜松 7-3 ミキハウスフットサルクラブ(前半3-1)
浜松得点者:11.曽根田、5.笠井、14.蓮池、OG、2.向島、12.内野、14.蓮池
ミキハウス得点者:13.田村、7.塩屋、18.野口
公式試合記録

前半
浜松のファーストセットはGK1.山本、8.松本、11.曽根田、13.三輪、22.田中。セカンドセットは2.向島、5.笠井、6.萩原、14.蓮池。ここに若い12.内野と、怪我がちの10.剣持を組み合わせながら流動的な選手起用となった。
立ち上がり、絶対に負けられないというプレッシャーからか、それとも連日の暑さのためのコンディション不良か。出たしは動きの硬い浜松の選手たち。(この試合前日も浜松は天竜体育館で練習しており、この体育館はとっても暑い…)
なかなか相手陣内に攻め込めない浜松、ファーストシュートはミキハウス。キックインから7.塩屋がシュート、これはGK1.山本が鋭い反応を見せ足でセーブ。
リズムが悪いと見るや早めにセカンドセットに交代した浜松、すると14.蓮池がカットインから鋭いシュートを放つ。
しかし5分、先制はミキハウス!13.田村が左サイド・角度のないところから左足のシュートをファーサイドに決めた。
先制を許してしまった浜松の、嫌な流れを払拭したのは11.曽根田!7分に、右サイドで22.田中がキーパー飛び出しを冷静に見極め、中央の曽根田へパス、曽根田はこれを無人のゴールへ落ち着いて流し込んだ。
1-1の同点に持ち込んだが、まだリズムを取り戻したとは言えない浜松、直後にはミキハウスのお手本通りのパラレラから、30.仁藤のシュートがポストを叩いてヒヤリとするシーンも。
ここで浜松、12.内野がピッチイン。Fリーグ前節の神戸戦に続き、2度目の公式戦出場を果たした内野選手、その俊敏性とスピードを活かし、攻めては縦へ縦へとドリブルで仕掛け、守っては豊富な運動量で前線からボールをチェイスして浜松に刺激を与えた。
すると12分、相手ボールを奪った6.萩原からのシュート性のパスに、5.笠井がファー詰めでゴール!浜松が逆転に成功する。更に13分には、14.蓮池がドリブルで中に切れ込むカットインシュート、これがGKの股を抜けて連続ゴールが決まった。
3点目を得た辺りからようやく硬さと動きの重さが取れた浜松は一気に畳み掛けに出る。中央6.萩原から左5.笠井、右10.剣持の流れるパスワークでのシュートはキーパーセーブ、そのあとも2.向島がガラ空き左サイドを駆け上がりシュート!
ゴール前左45度の位置で得たフリーキック、10.剣持のシュートが跳ね返りが6.萩原のところへこぼれるも惜しくも押し込めず。
10.剣持、11.曽根田、13.三輪、22.田中のセットでは、今までにないくらい綺麗にパスが回り、ミキハウスDFを翻弄した。
浜松が攻め続ける前半16分、先制ゴールを挙げたミキハウスのキャプテン13.田村選手にこの日2枚目のイエローカードが提示され退場に…!Fリーグ開幕節・代々木セントラル vs.名古屋戦での反省を活かして、相手が4人のうちにきっちり追加点を取りたい浜松はパワープレー状態から再三のシュートを放つがゴールは割れず、相手は5人に復帰。
しかし最後まで浜松が攻め込みながら前半は終了した。
後半
3-1の2点リードで折り返した後半だったが、2分に相手コーナーキックからパスを回され最後は中央に走り込んできた7.塩屋に決められいきなり1点差に。前後半ともに、立ち上がりでの失点が多いのは今季の課題のように思う。
1点差にしたことで、まだまだ!という雰囲気を相手には与えてしまったが、その直後の3分、相手カウンターを奪った14.蓮池が逆カウンターを仕掛け、逆サイドドフリーの6.萩原へ、萩原からのシュート性のパスが相手オウンゴールを誘い浜松 4-2 ミキハウス。すぐさま2点差に戻し相手の勢いを削ぐことができた。
このゴールで再び主導権を取り戻した浜松。4分には、5.笠井がゴール前で冷静に溜めて落としたところを走り込んだ2.向島!公式戦では久々となる左足弾を決めて3点差に。
勢いに乗った浜松は、相手のシュートを止めた1.山本がそのまま駆け上がり、ドリブルでひとり躱しつつ右サイドフリーの8.松本へパス、3対2のカウンターへ持ち込むようなシーンも。松本のシュートは惜しくもブロックされたが、このプレーにはスタンドもベンチも大いに沸いた。
途中ミキハウスから何本か鋭いシュートも放たれたが、これは1.山本がギリギリのところで防ぎ後半12分、3対1のカウンターから12.内野がゴール。一度はキーパーに止められたものの、冷静にパスを回して2.向島から再び12.内野へ。

優しい先輩方のお膳立てもあり、今年フットサルに転向したばかりの大学生Fリーガー・内野脩麻の嬉しい公式戦初ゴールとなった。

リードを4点に広げた浜松は後半15分にGKを1.山本から20.赤窄に交代。今季公式戦初出場となった20.赤窄、ここでしっかりアピールしたいところだ。
交代直後にミキハウス18.野口にミドルシュートを決められてしまったが、その後は13.三輪のフォローもあって持ち直し、声を出してのコーチングと鋭い飛び出しで存在感を示した。
試合は後半18分に14.蓮池が右サイド、後ろからのボールを足裏で舐めて反転、鋭いシュートを突き刺し追加点!再度4点差とするトドメの一撃を決めて浜松が完勝。
初めてオーシャンアリーナカップ2回戦へとその駒を進めた。

アグレミーナ浜松、2年目にして初のOAC1回戦突破!
ここオーシャンアリーナで町田相手に挙げた今季初勝利は観ていないので、個人的には昨年大田区セントラル以来の8ヶ月ぶりの勝ち試合目撃となり、なんとか有給をつけて夏休みをフライングスタートさせた甲斐があったというものでした。
立ち上がりは非常に硬く先制を許し、後半開始直後にも1点差に詰め寄られるなど、Fリーグクラブとして堂々と危なげなく地域リーグクラブに勝ったとは言い難かったですが、ふだんのリーグ戦ではチャレンジャーであるアグレミーナ浜松が、「勝って当たり前」というプレッシャーを跳ねのけてきっちり勝つ、という経験を積めたことは大きかったのではないかと思います。

個人的なMVPには、この日初得点を挙げた12.内野選手を推したいと思います。
立ち上がり浜松の選手たちの動きが硬い中で、曽根田選手や三輪選手らベテランの落ち着きももちろん頼もしかったのですが、最年少の彼の積極的な仕掛けや、運動量が浜松の攻撃にアクセントを加え、結果的に他の選手が動きやすくなり同点・逆転ゴールに繋がったのではないかと思います。

キャプテンインタビューを受ける2得点の蓮池選手。
やっぱり、ホーム浜松アリーナでこうして勝利インタビューを受ける浜松の選手を早く見たいなぁーと思っちゃいますね( ´▽`)
アグレミーナ浜松は翌日の2回戦で、王者・名古屋オーシャンズに挑戦します。

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