FUT-LOG

フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

アグレミーナ浜松2015シーズン退団選手について(インタビュー付き)

‪GWも過ぎて、Fリーグ各クラブ続々と新シーズンの体制が発表されています。アグレミーナ浜松も4/24(日)に新体制発表会がありそちらのレポートも末筆の状態ではありますが、ここで昨シーズン2015/16シーズンに浜松を退団した選手たちについて。選手としてプレーすることがないまま途中から姿を見なくなったクリス選手を除けば、すべてチーム創設時から4年間戦ってきた思い入れある選手たちの、しかも移籍ではなく引退による退団が相次いだシーズンでした。

それだけに例年に増してさみしさもひとしおです。ささやかながら4年間の思い出を写真にして贈らせてもらい、少しだけお話を聞かせてもらいました。(補足を入れながらインタビュー形式に整理してまとめ直しているため、実際の会話そのものとは多少異なる部分もあります)

※掲載画像の無断での転載・転送はご遠慮ください。


No.2 山中クリスチアノ選手

2014シーズン、最初はひざにギプスを嵌めながらセサル監督の通訳として入団。後にコーチとなり、2015シーズンは選手として登録。ひざの怪我のリハビリが長引き、結局選手としてのプレーを見ることはできませんでしたが、一昨季終盤から見られるようになったアップ前やベンチサブメンバーでの円陣は、彼の発案だと聞いています。見えないところでアグレミーナに気持ちを注入してくれていた選手でした。

発表自体はシーズン終わりでしたが、ひざのリハビリのためにブラジルへ一時帰国してから姿を見せておらず、お別れの挨拶ができないままの退団となってしまったのは残念です。この写真も渡すことはできませんでした。


No.10 剣持貴充選手

見た目は怖いけど実は涙もろい(笑) ある意味4年間で一番変わった選手だったかもしれません。言葉少なではありましたが、気持ちを、熱を、一生懸命スタンドに伝えようとしてくれていたおれたちのキャプテン!!

新体制発表会でのあいさつ 突然の発表で驚かれた方もいるかと思います。言うのが遅くなってしまって申し訳ないのですが、今日は自分のことばでお話しさせてもらいます。この4年間、つらいことも多かったですけど、本当に楽しい、幸せな時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。今後は、アグレミーナ浜松で下部組織の指導者として、クラブを底上げできるように頑張っていきます。これからもお付き合いよろしくお願いします。

Q: 4年間Fリーグでプレーしてきて、一番印象に残っている試合はなんですか?

A: Fリーグデビュー戦の代々木セントラル名古屋戦です(http://www.fleague.jp/records/score/2012/score01.html?gid=2500)ボコボコにやられたこともそうなんですけど…僕、いきなりオウンゴールしちゃったんですよね。しかも2年連続開幕戦が名古屋相手で、2年連続オウンゴール(苦笑) あの時は全然まわりが見えていなくて、あそこから比べたらかなり成長できたんじゃないかと思います。 あとは…やっぱり初勝利の町田戦かなぁ。不思議とこういうときに出てくるのはホーム初勝利の浦安戦ではないんですよね。これだけ時間をかけといてなに言ってるんだと言われるかもしれませんが、やっぱりあれは、やっと当たり前のことをすることができたって感じで「一番」にはならないんです。(実際他の選手でもホーム初勝利を挙げる人はいなかったです)もちろんサポーターの皆さんと喜べたのはうれしかったですけどね。それと2014シーズンのホームすみだ戦(http://www.fleague.jp/records/score/2014/score01.html?gid=13726)あの残り0.5秒で負けたというのは本当に忘れられません。その後の選手権でのゾット早稲田戦も、下のカテゴリに負けたということ以上に、うちとゾットみたいなチームと見ていて応援したくなるのはどっちだろうと、本当に考えさせられました。なんか、もう…全部ですよね(笑)

Q: 引退した今後について差支えない範囲で教えてください。

A: 先ほどもお話しさせてもらったように、まずはクラブに残って下部組織の指導をしていきます。もう少し先の長期的なビジョンももちろん個人的には持っています。(Q.自身がプレーすることは?)うーん、それはまぁ、もちろんそのうちボールを蹴りたくなってくるかもしれませんし、楽しみにしていてくださいって感じです(笑) サテライトチームのコーチもしますんで、ビシバシいきますよ。トヨさんより僕の方が厳しいんじゃないかな! ※このあとチームから剣持選手のサテライトチーム・プレイングコーチとしての登録が発表。背番号は46で、足して10番!!

あ、あと最後に一言いいですか?ツイッターとか見ていると、みなさん僕のことを怖い顔して涙もろいって書いてくれているんですけどね、怖いのはいいとして、あれは泣いてないですから!僕、すごい汗っかきなんで、しょっちゅう袖で汗をぬぐうんですけど、キャプテンマークで目の周りをこするとすっごい荒れて目が真っ赤になっちゃうんです。だから、あれは泣いてないです。


No.12 石野潤選手

「帰ってきた悪魔の左足」 田原FCからアグレミーナになる時に一度、浜松から大分へ二度、移籍しながらも帰ってきてくれた選手。真面目で人柄もよく、永遠のサッカー小僧っていう感じの選手でした。しかし今回は引退…もうFの舞台へ帰ってくることはないんですね…

ファン感謝祭でのあいさつ 今日はお忙しい中集まっていただいてありがとうございます。僕は、今シーズンで選手として引退することにしました。この4シーズン、たくさんの方に応援していただいてここまでやってこれました。とても楽しくて、たくさんの思い出があります。それを活かして、次のステージでもまた頑張っていきます。アグレミーナ浜松は、来シーズンもまたプレーオフ進出を目指して頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

Q: 4年間Fリーグでプレーしてきて、一番印象に残っている試合はなんですか?

A: 自分自身のデビュー戦です。2012年のオーシャンアリーナカップでのフウガ戦ですね(http://www.fleague.jp/leaguecup/score01.html?gid=6088)チームに合流してから試合に出られるまで1ヶ月以上かかったので、やっとだぁって思いがあって、負けてしまったけど楽しかったです。

Q: 引退した今後について差支えない範囲で教えてください。

A: 就職して会社員として働きます。まだ3月ですけど、もう研修が始まっていてけっこう大変なんですよ(笑) でも、ボールを蹴ることは続けるつもりです。大好きですからね(笑) ※石野選手はこのあとすぐに東海1部デリッツィア磐田に入団。既に静岡県選抜にも選ばれています。関連記事:http://labola.jp/diary/3488225000


No.14 蓮池紳吾選手

「今季が最後のつもりでやっている」 シーズン初期になにかのインタビューで語っていたその覚悟が現れた、泥臭くも献身的なプレーは4年間で一番のパフォーマンスだったと思います。それだけに、足の怪我に続けて、手の怪我まで負ってしまいリーグ戦を長く離脱してしまったことが残念でなりません。ファン感謝祭の終わったあとの3/31の退団発表となったため、蓮池選手がクリニック&個サルを担当しているイクマインドア球’s倶楽部に会いに行ってきました。

Q: お別れの挨拶ができなかったから、こうして来ましたよ!

A: ありがとうございます。それはみなさんには本当に申し訳ないんですけど、まぁ、ギリギリまで悩んだっていうことで…でも、ほんとに最近になってやっと整理できたというか、受け入れられた部分があるんです。(ここで写真を手渡して)あー、これ…ちょっと今見たら泣いちゃうかもしれないですね(笑) イベントのときに(石野選手と田中選手の)2人がもらっているのを横目で見て、あーおれはもらえないんだろうな~いいな~って思ってたのでうれしいです。

Q: と、いうことはファン感の時点で引退は決まっていたが、発表を遅らせたのは自分の意思?

A: そうですね。なんか自分の中でも整理できてなかったので、まだ皆さんには言えなかったです。新体制発表会で(剣持選手と一緒に)お前も挨拶するか?とも言われたんですけど、クラブに残るケンとは立場が違うんで、それもいいって断りました。

Q: 4年間Fリーグでプレーしてきて、一番印象に残っている試合はなんですか?

A: 1年目のホームでの名古屋戦ですね(http://www.fleague.jp/records/score/2012/score01.html?gid=2610)あの試合、スコアも憶えてないくらいボコボコにされたんですけど、自分が1点返すことができてそれがすごい気持ちいいゴールだったんです。そのときのGKはグロでしたね。あとはプレシーズンマッチですけど、三重のサンアリーナで名古屋でやったときも楽しかったですね。試合はみんなお祭りですけど、やっぱり自分は名古屋とやるときが一番楽しいです。あの舞台でないと味わえない試合ですよね。

Q: 引退した今後について差支えない範囲で教えてください。

A: プレーすることについては、ありがたいことにいくつか声をかけてもらってるんですけど、やっぱり一度トップレベルに立ってあの楽しさを知ってしまうと、ちょっと今はそういう気持ちになれてないです。どんなにやりやすい環境とか仲間があっても、やるならあのレベルがいいなって。(Q.ということは、逆に言えばFクラブからオファーがあれば復帰もありえる?)そうですね!ぜひ売り込んでおいてくださいよ(笑) あ、でも、LUZ TOP TEAMではまたやりたいですね。楽しいです。この間の浜松アリーナでのLUZ CELECAO CUPで一応、首つながったはずなので、きっとまた呼んでもらえると思います。※参考記事:LUZ CELECAO CUP2016レポート http://www.luz-e-sombra.com/directorcolm/article/66.html

(同じ球's倶楽部スタッフとして働く)銀島が自分の14番を引き継ぐって言ってくれたり、新加入の(山桐)正護は「フットサルの同期」なんですよ。マリオで同じときにフットサル始めて、天竜体育館で小1と高3でおんなじメニューやって(笑) 自分もまた浜松アリーナには試合を見に行くと思うので、会ったときはよろしくお願いします。


No.22 田中充彦選手

派手さこそなかったかもしれませんが、冷静沈着なプレーと安定したパフォーマンスでおそらくアグレミーナ浜松で最も多く試合に出た選手でした。選手権の最後の試合では、エスポラーダ北海道に一矢を報いるブザービートの同点ゴールを決めてくれました。

ファン感謝祭でのあいさつ 4シーズン、みなさんのおかげで頑張ってやってくることができました。本当に感謝しています。ありがとうございました。(え!?もう終わり!!?と、場内ざわつくw)

Q: 4年間Fリーグでプレーしてきて、一番印象に残っている試合はなんですか?

A: 1年目の湘南戦です。(http://www.fleague.jp/records/score/2012/score01.html?gid=2598 ※田中選手はこの試合で2得点を挙げMOMに選出)あとは、初勝利の町田戦(http://www.fleague.jp/records/score/2012/score01.html?gid=2574)勝った試合があんまり多くないので、まぁ全部覚えてるんですけど…(笑) 特にって言ったら、このふたつですね。

Q: 引退した今後について差支えない範囲で教えてください。

A: 自分ではプレーせずに今後は指導者に専念していきます。(Q.教えるのはマリオフットサルスクールで?)そうですね、先のことはわからないですけど、まずはマリオでやっていきます。


4年間ずっと見てきた選手たちですが、退団が決まってこうして話すなかで初めて気づくような意外な一面やエピソードもありました。フットサルの、特にアグレミーナ浜松の選手たちの「生の声」は、TVはもちろん雑誌や新聞、フットサル専門メディアにさえほとんど載ることがありません(それは彼ら自身の発信不足も一因ではあるんですけどね…)今回のブログはぜひ、これまで浜松を応援してきたいろんな方に読んでもらえたらうれしいです。 「選手として求められればどこでだってボールを蹴り続けたい」「一度トップに立った以上は、そこにいられなくなればきっぱりとやめる」 どちらもそれぞれのプライドだと思います。 4年間、本当にお疲れ様でした。

願わくは、今後も続く彼らのフットボール人生に幸多からんことを。


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各選手が退団したときのブログ記事はコチラ
http://labola.jp/diary/354205011

2012/2013シーズン退団選手のその後についてはコチラ
http://labola.jp/diary/182025008
※石野選手はアグレミーナに復帰、高橋選手は帰国し指導者の道へ、オマー選手もいまはまた欧州の別のチームでプレーしているようです。


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