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フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

【日本のいない決勝戦はイランが13度目の優勝を飾る】AFC フットサルアジアカップ2024タイ 決勝戦

2024年4月28日(日)

今年のGWは日本代表に選出された元アグレミーナ浜松の山田凱斗選手、新井裕生選手を応援するために3月末にはタイ行きを決めていました。さすがに連休に入る前には行けないため、観戦できるのは準決勝から。

しかし日本代表はまさかの1勝1敗1分でグループリーグを突破できず。フットサルW杯予選も兼ねているこの大会での1次ラウンド敗退はすなわちW杯出場権をも逃したということを意味します。

2016年にも日本代表がW杯出場を逃したことはありましたが、それもプレーオフを戦ってのこと。まさかグループリーグで敗退し、1試合も観ることができないとは思ってもいませんでした。

遠いアウェイまで遠征してきたら推し選手が怪我だったりベンチ入りしていなかったりで「推しメン不在だ〜😭」なんてことはこれまでもありましたが、まさか「推し国不在」となってしまうとは。

それでもキャンセルしたとて航空券代金は返ってこないので、行ってきました5泊6日のタイ遠征🇹🇭 その旅の様子は別ブログにまとめています。この記事ではフットサル観戦にフォーカスして。



前日土曜日にはタイに来ている🇯🇵サポーターのみなさんと食事会。こんなにたくさんの人がタイまで来ていて、自分も含めて半分くらいは日本の試合をひとつも観れてないなんて🥲


そして翌日、最寄駅からタクシーで決勝の舞台となるバンコクアリーナへ到着すると、外には決勝の当日券を求めるタイ代表サポーターの長蛇の列が!Fリーグでこんなに行列になることがあるでしょうか。いろんな意味で羨ましい…


辿り着きましたバンコクアリーナ。外観はまだ完成から10年も経ってないとは思えないほど、けっこうボロい…😅


素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。引用の際には出典の明記とサイトリンクをお願いします。無断での転載・転送はご遠慮ください。


AFCフットサルアジアカップタイ2024 決勝戦

2024.04.28 sun バンコクアリーナ


5位決定プレーオフ:アフガニスタン 5-3 キルギス

12:00から行われていたプレーオフは観戦せず。結果は5-3でアフガニスタンが日本に勝ったキルギスを破り、初のワールドカップ出場権を獲得。


3位決定戦:タジキスタン 5(PK1-3)5 ウズベキスタン

立ち上がりはウズベキスタンが優勢、CKからのボレーシュートとカウンターで2点を先行。しかしグループリーグで日本を苦しめたタジキスタンも1点を返し第1ピリオドは2-1のウズベクリードで折り返す。

第2ピリオドは激しい点の取り合いに。タジキスタンが追いつけば、ウズベキスタンが突き放し、終盤にはタジキスタンが逆転。

しかし残り1分でウズベキスタンが追いつくと、そのままの勢いでPK戦を制し3位を獲得。多少大味な試合にはなったが、それでも日本がこの舞台には立てなかったことが悔しい。


決勝戦:タイ 1-4 イラン

3位決定戦の終わり頃から徐々に観客が増えてきて、おそらく当日券の客なのだろう。ホーム側は3階席までも埋まってきた。もともと電波は強くなかったが、人が増えてくるとスマホも満足に使えなくなるほどだ。


公式発表の観客数は6,516人。これは AFCアジアカップ大会最多記録だという。しかしその数字以上に「THAILAND」の大合唱のなかキックオフするこの雰囲気は、日本のフットサル観戦ではなかなか味わえない非日常感だ。

※音量注意※タイ代表サポーターにもウルトラスがいて太鼓やダンスで応援をリードしていたが、それはあくまでこの空気の一部。とにかく会場全体が、あらゆるチャンスにピンチにどよめき拍手を送る。隣の人と話すのにも声を張り上げないといけないほどだ。


特にタイ代表のNo.11 ムハンマド・オサマンムサ選手がボールを持ったときの歓声は一際凄まじいものがあった。どうやら、かなりの人気選手のようだ。

ホームの声援を味方につけるタイだが、しかし試合はアジア王者イランが優勢。第1ピリオドは2-0でイランリードで折り返し。

第2ピリオドに入った26分、我慢を続けていたタイがついに1点を返す。ピヴォ当てから落としのパスを受けたNo.6 ジラワット・ソンウィチアン選手が流し込む。


会場を包み込む割れんばかりの大歓声。タイ代表はこの勢いに乗って逆転のきっかけを掴みたい。

※音量注意※ タイ代表の反撃ムードに俄然盛り上がる観客たち。DAZNやYouTubeの中継ではスタンドの音声はボリュームを絞っているので、ぜひ生の動画でスタンドの雰囲気を感じてほしい。

しかしそんなタイ代表の反撃ムードも長くは続かず、27分にはイランのNo.7 アリ・アスガー・ハッサン・ザデ・ナブリゲ選手のゴールが突き放す。


タイ代表は終盤パワープレーを仕掛けるが、これをイランのGK、No.1 バガー・モハマディ選手に返されてしまい万事休す…


試合は4-1でタイムアップ。アジア王者イランがその優勝記録を13に伸ばしてアジアカップ2024はその幕を閉じた。




イランは強かった。しかしタイも熱かった。この雰囲気、この興奮をどう伝えればいいのだろう。DAZNやYouTubeで観ているだけではわからないものが確かにそこにはありました。


今までグループリーグには行ったことはあったけど、国際大会のファイナルを生で観たのはこれが初めて。いろいろ葛藤はあったけど行ってよかった。いつか日本でも、こんな満員の熱い試合を観てみたいものです。

そして今回の経験で“海外のフットサル”というものに興味が湧きました。スペインやブラジルのフットサルもいつか観てみたいし、日本の多くのフットサルファンに海外のフットサルを体感してほしいと感じました。

ただ、海外旅行だけでも金銭的心理的ハードルが高いのに“フットサルを応援に行く”となると情報が少なくて不安ですよね。

今回訪れたバンコクアリーナについては、FUT-LOG体育館情報データべース初の海外編として情報をまとめておいたので参考にして頂ければ幸いです。


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