2023年3月11日(土)

女子の選手権から1週間。今度は男子フットサルの日本一を決める戦い、第28回全日本フットサル選手権が全国3会場で開幕。静岡会場のエコパアリーナにやってきました。エコパでの選手権開催は実に4年ぶりです。

昨年はなぜかアグレミーナ浜松が神戸会場になってしまったのですが、今年はちゃんと?エコパ会場での試合となりひと安心。エコパには3会場で最多の16チームが集まりフットサル日本一を目指して激突。
それぞれのチームで頑張る元浜松なメンバーを見ることができるのも、選手権のひとつ。バルドラール浦安セグンド・伊名野慎選手、ボルクバレット北九州・前鈍内マティアスエルナン選手、デルミリオーレクラウド群馬・岩﨑雄大選手はウォーミングアップではピッチに下りていたものの、試合ではベンチ入りせず残念。そしてボアルース長野の岡島工選手、田中智基選手、さらに山蔦一弘コーチ、山元優典コーチ。みんな元気そうでなにより。

2面同時開催されるエコパ会場。あっちにこっちに目移りしている間に、第4試合のアグレミーナ浜松が登場。女子の選手権もそうでしたが、この大会からフットサルにサポーターの声援が帰ってきました。写真は浜松に入団してから初めてサポーターからのコールを受けて、恍惚の表情を浮かべるNo.10 巽優太。
素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。無断での転載・転送はご遠慮ください。引用の際には出典の明記とサイトリンクをお願いします。
JFA 第28回全日本フットサル選手権 1回戦 アグレミーナ浜松 vs 長崎大学フットサル部フォルツァ
2023.03.11 sat 16:45 静岡エコパアリーナ (入場者数 516名)
試合結果
アグレミーナ浜松 4-1 長崎大学フットサル部フォルツァ
浜松得点者:12.川本、10.巽(優)、7.山桐、12.川本
長崎大得点者:96.松本
公式試合記録
試合動画

地元アグレミーナ浜松のメンバーは1.三浦、5.鷲北、6.萩原、7.山桐、9.柳、10.巽(優)、11.生駒、12.川本、13.ギレルメ、16.須藤、18.石川、19.名倉、23.曽根、32.巽(翔)の14名。今季最後の試合は、リーグ戦ではなかなか出番のなかった曽根颯来もベンチに入ってフルメンバーで挑む。

全日本大学選手権、地域大学チャンピオンズリーグ、そしてこの全日本フットサル選手権と、今シーズン3つの全国大会に出場しているフォルツァ。それでもカテゴリーは浜松の方がもちろん上だが、若さと勢いのあるチームは何をやってくるか分からない怖さがある。
第1ピリオド:Fの格を見せたい浜松が順調に得点を重ねるが、長崎大も追いすがる!

キックオフ。浜松のスタメンはGK13.ギレルメ、5.鷲北、10.巽(優)、12.川本、32.巽(翔)。この組み合わせはリーグ戦終盤の数試合とおなじで、1ヶ月半ぶりの試合もなってもまずは確実に計算できるセットを入れてきたようだ。

ファーストシュートを打ったのは長崎大フォルツァ、しかし7.土田のシュートは13.ギレルメがワンハンドセーブ。するとまだ立ち上がりの2分、後ろ3枚のパス回しで長崎大のプレスをかわすと、10.巽(優)が右サイドをドリブルで駆け上がり中央の12.川本へ。川本はゴール前で落ち着いてシュートをニアハイに突き刺し、先制は浜松。
ここから浜松は6.萩原、7.山桐、9.柳、11.生駒の2ndセットに交代するが、その後は選手を2枚ずつ替えていろいろな組み合わせを試しながら試合を進めていく。

8分には10.巽(優)が自陣ゴール前でボールを奪うと、相手チャージを受けながらも前に運んで逆サイドの12.川本へ。GKと1対1になった川本のシュートはGKにセーブされたものの、こぼれたボールを巽(優)が押し込み追加点!
しかし第1ピリオドも10分を過ぎたころから、長崎大もだんだんFの強度とスピードに慣れてきたのか、浜松のDFを掻い潜るシーンも増えてくる。6.加藤、99.望月と連続シュートを放つと、96.松本のシュートは惜しくもポストを叩く。
しかしそんな嫌な時間帯、右サイドでアイソレーションを仕掛けた10.巽(優)がこれをキャンセルして左サイドの5.鷲北に大きく振ると、縦の9.柳、最後はゴール前7.山桐と繋げて浜松が追加点。
これで長崎大に傾きかけた流れを取り戻したかに思えたが第1ピリオド終了間際、7.土田が右サイドでの縦パスをうまくDFと身体を入れ替えながら受けるとDF2枚を引きつけながらラストパス。これを受けた96.松本がシュートを決めて長崎大が1点を返す。
完封とはならなかった浜松、3-1の2点リードで試合を折り返すこととなった。
第2ピリオド:開始早々のゴールで長崎大を突き放した浜松が勝利。

得点自体はいいペースで重ねている浜松だが、内容で圧倒しているとまでは言い難い。逆に長崎大はビハインドながらいい雰囲気でハーフタイムを迎えたはず。若いチームを勢いに乗せる前に締め直したいところ、キックオフ早々に12.川本がこの日2点目のゴール!長崎大の反撃ムードを挫く!!
ふたたびリードを3点に広げた浜松は第1ピリオドには出場のなかった19.名倉をピッチへ。23.曽根の出番はなかったが、ベンチから懸命に声を出してチームを鼓舞する。
浜松が3点をリードしてはいるものの決して楽勝ムードとは言い難く、長崎大に何度もチャンスをつくられている。そんな中でも、GKを1.三浦にチェンジして
ゴレイロを上げてのパワープレーをしたり、ヘドンドをしてみたり、普段の戦術とは違う動きもテストしながら戦う浜松。

チャンスはつくりながらも得点することができない長崎大は残り6分頃から、14.窪田をGKに据えたパワープレーを開始。
このパワープレーに対して1.三浦、18.石川が再三パワープレー返しを狙うが惜しくも決まらず。

結局、互いに追加点は生まれず4-1のままタイムアップ。浜松が明日の2回戦へとしっかり駒を進めた。

今シーズンのアグレミーナはまだ終わらない!ひさいしぶりに1回戦を突破し、明日はいよいよ“F1”への挑戦だ。今のチームがどこまで通用するのか楽しみです。

対戦した長崎大学フットサル部フォルツァはベンチの雰囲気もよくて、ハードワークできて、でもプレーはクリーンで良いチームでした。また全国の舞台で見てみたいチームです。
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