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【巽翔矢、川本樹弥のF初ゴールで浜松破竹の三連勝!】Fリーグ2022 Div.2 第5節 アグレミーナ浜松×リガーレヴィア葛飾

2022年11月6日(日)


まさか2週連続で石川遠征に来ることになるとは… 松任総合運動公園の紅葉は先週よりももう少し色づいていました。この日は新型コロナウィルスの影響で順延していた第5節 アグレミーナ浜松 vs リガーレヴィア葛飾が、ヴィンセドール白山との共同開催で開催。


2週連続で来た猛者もいれば、これが久しぶりの遠征なサポーターも。共通して言えることは浜松が勝つところを見たくて遠くまで頑張ってきましたよ〜٩( ᐛ )و 目指せ三連勝!

1週間前にここ松任で浜松が白山に勝利した試合の様子はこちら。



素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。引用の際には出典の明記とサイトリンクをお願いします。無断での転載・転送はご遠慮ください。


Fリーグ2022-2023 ディビジョン2 第5節 アグレミーナ浜松 vs リガーレヴィア葛飾

2022.11.06 sun 11:00 松任総合運動公園体育館 (入場者数 72名)

試合結果

アグレミーナ浜松 3-1 リガーレヴィア葛飾

浜松得点者:32.巽(翔)、12.川本、7.山桐
葛飾得点者:25.熊谷

公式試合記録

試合動画




8月の今季初勝利から4戦負けなし、ようやく調子を上向けつつある浜松。他チームと消化試合数が並ぶこの試合を勝てば一気に2位まで射程圏内に入ってくる。この日のメンバーは先週と同じ、1.三浦、5.鷲北、6.萩原、7.山桐、9.柳、10.巽(優)、11.生駒、12.川本、13.ギレルメ、16.須藤、32.巽(翔)の11名。


本来なら岐阜県開催のホーム戦で迎え撃つはずだった葛飾。4勝4敗1分の勝点13、浜松とは3pt.差で5位につけている。解散したFC NAKAIから森岡薫が加入したことも話題を呼んだ。

 

第1ピリオド:ついに決まった巽翔矢のF初ゴールで浜松が1点をリード


キックオフ。浜松のスターティングファイブはGK13.ギレルメ、5.鷲北、10.巽(優)、12.川本、32.巽(翔)。そしてセカンドセットには6.萩原、7.山桐、9.柳、11.生駒と、先週この松任で行われた第10節と同じ組み合わせで臨む。


ただし、この日は16.須藤もセカンドセットに入って通常通りにプレーした。もう肩の負傷は大丈夫なようだ。


日本フットサルのレジェンド・森岡薫を擁する葛飾。立ち上がりはその存在感を、特に名古屋オーシャンズサテライト出身の選手たちが意識してしまっているように感じた。10.巽(優)はキックオフ早々に森岡相手にファウルを冒してイエローカードをもらってしまう。

この試合、浜松も葛飾もディフェンスは「前プレ」。お互いにプレスを掛け合い、裏を取り合い、スピード感のある展開が続く。


その前プレを回避するために、この日の浜松は積極的にGKを上げてパス回しに参加させる戦術を取る。自陣で数的優位をつくることで相手のプレスラインを押し下げ、ハーフラインまで下げてから攻撃を組み立てる。


そして森岡薫には鷲北一輝を当てて徹底的にマンマーク。この日はセット交代のタイミングも相手に合わせ、森岡のいるセットには必ずこちらもファーストセットをぶつけていた。


それでも、危ない場面は浜松の方が多いか… ピヴォにボールが収まれば、それだけ自分たちのゴールの近くでプレーをさせることになる。きちんとマークをしていても事故的なゴールのリスクが高まるが、GKギレルメを中心に集中力を切らさずに守り抜く浜松。


公式記録を見返すと葛飾のシュート数はわずか5本と浜松の半分となっているのだが、実際にはボールを押し込まれることが多く守勢に回る時間も長かった。


そんな苦しい時間が続いていた15分、先制ゴールを決めたのは浜松。5.鷲北のプレッシャーを受けながらボールを運んでいた99.森岡の一瞬の隙を突いて10.巽(優)がボールを奪取。そのまま巽が右サイドをドリブル突破すると折り返しに32.巽(翔)!先週とは反対の、兄から弟へのアシストで巽翔矢がF初ゴール。


今シーズン誰よりもよく走り、ボールに食らい付いてきた姿勢がついに初ゴールとして実を結んだ。兄からの抱擁は若干ラリアット気味だ…(笑)

第1ピリオドはこのまま1-0と浜松のリードで終了。しかし攻守の切り替え早い展開に選手たちの脳みそは酸欠気味だ。第2Pもこのまま集中力を切らさずに闘い抜けるか!?


第2ピリオド:川本樹弥もF初ゴール!さらに山桐正護のスーパーボレーで浜松が3連勝!!

浜松リードで迎えた第2Pだったが、まだ立ち上がりの23分、コーナーキックから25.熊谷のボレーシュートを決められて1-1に。

追いつかれてしまった浜松、しかしその後も気持ちが切れることもなく集中を続けている。葛飾との対戦はこれが初めてのはずだが先週の白山戦とは明らかに戦い方を変えており、相手をよく研究して練習を重ねてきたことがよくわかる。


集中してディフェンスを続ける浜松。F2リーグ得点ランキング首位の米谷悟のシュートも、レジェンド森岡の反転シュートにもゴールを許さない。しかしスコアは1-1同点のまま、時間が過ぎていく。

そして残り2分を切ったところ、キックインから3人の見事なコンビネーションパスで葛飾のプレスを回避すると、サイドを駆け上がった12.川本が思い切りよくシュート。


32.巽(翔)に続いて川本樹弥もこれがF初ゴール!いつもアウェイの会場にも応援に駆けつけてくれる家族に向かってガッツポーズ。浜松が勝ち越しだ。


勝ち越された葛飾は14.米谷をGKに置いたパワープレーを開始。浜松、これを守りきれるか!?


残り時間がもう数秒というところ、パワープレーからの米谷のシュートがゴール上に外れて浜松ボールに。この一瞬に葛飾の集中が途切れた隙を見逃さなかった浜松は6.萩原のロングパスに7.山桐が素晴らしい胸トラップ反転ボレーを決めてダメ押しの3点目。

このラスト1秒のスーペルゴラッソは今シーズンのベストゴール候補だろう。試合はこの後、葛飾ボールでキックオフした瞬間に終了。浜松が2017年1月以来、実に5年ぶり2度目となる三連勝をあげた。



2人の初ゴールも、三連勝ももちろん嬉しいけど、ずっとアグレミーナ浜松を見てきた人間としては実はこの光景がなによりも嬉しい。ちゃんとバンザイできるようになったんだねって、おじさんちょっと涙出ちゃったよ🥲

「勝った負けたのその前に、僕たちは何を見たくてアリーナに足を運ぶのだろう?」

10年問い続けたその答えを今年のチームは教えてくれるかな。

別に連勝したからじゃない。遠いアウェイだからじゃない。どんな時でも観る人の胸を打ち、喜びも悔しさも分かちあう。そんな試合をこれからも見せてくれ。

さぁ、次はいよいよ本当のホーム・浜松アリーナでの試合。クラブ史上初の4連勝で、もっともっと多くのファン・サポーターと勝利の喜びを噛み締めよう!



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