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【シーソーゲームを演じるもホーム2000人の観客に勝利を届けられず…】Fリーグ2022 Div.2 第3節 アグレミーナ浜松×広島エフ・ドゥ

2022年7月10日(日)


第3節にしてようやく迎えたアグレミーナ浜松のホーム開幕戦。リーグの開幕から約1ヶ月の期間があったわけですが、HPは全然更新されないと思ったらいきなり「リニューアル」と称して今までの情報が全く見れなくなってしまうし、サポーターズクラブについては結局この試合当日でないと入会できないというバダバタぶり…


ちなみにこれが今年の会員証。今までで一番手作り感が溢れていると言うかなんというか… 帰ったらラミネート加工しないとですね😅


浜松アリーナロビーも物寂しく、イベントや物販ブースはほとんどなし。


こちらが2022ver.のアグレックマ。物販ブースでは3年ぶりに紙版が販売されたFリーグオフィシャルガイドが売られていましたが、20冊くらいしか入荷していなかったようであっという間に売り切れてしまいました。噂によると他クラブ含めて再入荷の予定はないと聞きますが、本当…?みんな欲しいと思うんだけどなぁ。(これはクラブというよりリーグへの要望)


そんな不安な雰囲気の中で迎えたホーム開幕戦でしたが、キックオフが近づくにつれてお客さんはどんどん集まってきます。なんと駐車場が満車になってしまって、キックオフに入場が間に合わなかった人も少なくないようです。



素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。引用の際には出典の明記とサイトリンクをお願いします。無断での転載・転送はご遠慮ください。


Fリーグ2022-2023 ディビジョン2 第3節 アグレミーナ浜松 vs 広島エフ・ドゥ

2022.07.10 sun 17:00 浜松アリーナ (入場者数 2093名)

試合結果

アグレミーナ浜松 5-6 広島エフ・ドゥ

浜松得点者:6.萩原、7.山桐、10.巽、7.山桐、16.須藤
広島得点者:18.石川、5.新後、4.水田、10.岩田、25.鈴木、25.鈴木

公式試合記録

試合動画



アグレミーナ浜松のメンバーはGK1.三浦、13.ギレルメ、23.曽根、FPに5.鷲北、6.萩原、7.山桐、10.巽(優)、11.生駒、12.川本、16.須藤、18.石川、19.名倉、32.巽(翔)の13名。

欠場が続いている8.松本はロビーで運営手伝いをしていた。 怪我などではないようだ。


2戦終わった時点で1勝1分、暫定首位につけている広島エフ・ドゥ。村上哲哉監督が昨季終了後に退任、今年から加藤亜土新監督が指揮をとっている。


第1ピリオド:浜松、思わぬ失点でリードを許すも逆転しての折り返しに成功!


浜松のスタメンはGK1.三浦、5.鷲北、7.山桐、16.須藤、18.石川。プレシーズンマッチも含めて第2節まで固定されていたファーストセットに18.石川が食い込んできた。セカンドセットは6.萩原、10.巽(優)、12.川本、32.巽(翔)。兄の優太がセカンドセットにスライドしてきたことで、巽兄弟が序盤から同じセットで起用される展開。


立ち上がり、先にシュートチャンスを作ったのは広島。だが浜松は序盤シュートこそ打てていなかったが連携したハイプレスを仕掛けて広島を自由にさせず、徐々にリズムをつかみ始める。2分過ぎにはピヴォの貫禄が増してきた7.山桐がセットプレーから2本連続で枠内シュートを放つがGK正面。


しかし4分、セカンドセットからファーストセットに戻りかけるタイミングで浜松陣内、マイボールでのキックイン。10.巽から16.須藤へ横パスを出すも、そこへ即座に広島DF 2人がプレスをかけてくる。これを避けるため須藤はフィクソの位置にいた6.萩原にダイレクトで落とすがタイミングが合わず… ボールはパスを受けようとGK三浦が逆サイドへ開いていたことによって無人状態だったゴールへ。

このゴールは須藤にチェックを掛けた広島の18.石川の得点と記録されているが、実際はオウンゴールだったように見える。ELEVENの動画で見返しても須藤が蹴る瞬間は映っていないが、ボールが後ろに向かって蹴られた時には石川はまだ須藤へ足を伸ばしている途中の状態だ。


このあとファーストセットに戻るが、ここにセカンドにスライドした16.須藤に代わって11.生駒が入る。今シーズン背番号が2から11に変わった生駒瑠唯、怪我から復帰してこれが今季初出場だ。


思わぬ形で先制点を許してしまった浜松だが、18.石川のドリブルや7.山桐のシュート、1.三浦のオーバーラップなどでチャンスはつくっている。まずは自分たちのゴールで振り出しに戻したい。


すると11分、16.須藤のシュートフェイントからのミドルシュートをコースに入っていた6.萩原が空中でチョンっと触って押し込み浜松が同点に追いつく。先ほどオウンゴールしてしまったコンビで振り出しに戻し、これでミスは帳消しだ。

これも最初は須藤のゴールでは?と思っていたのだが、映像をよく見ると確かに萩原が空中で触っている。そして、そのあとのガッツポーズがなんだかカワイイ(笑)


もともと広島に対して決して押されているという展開ではなかった浜松、このゴールで主導権を取り戻す。11.生駒がドリブルで右サイドを攻めたところで相手ファウルを誘うと、獲得したフリーキックでのセットプレーからのチョン・ドン・ファー!最後ファーポストに詰めた10.巽(優)、あとは触るだけというボールだったが惜しくもタイミング合わず。

押しているうちになんとか逆転してハーフタイムを迎えたいだが、タイムアウトを取ったセットプレーは不発。逆に残り1分、今度は広島がキックインを得てタイムアウト。


しかしこの相手セットプレーからのシュートを防ぐと、GK三浦がそのままゴールから飛び出しカウンターを仕掛ける。18.石川へと繋ぐと最後は7.山桐がシュートを決めて浜松逆転での折り返しに成功!

なんとあのショーゴがサポーターを煽っているではないか!このパフォーマンスに観客は大盛り上がり。声は出せないがウナトラスの太鼓と大きな拍手が会場を包み、最高の雰囲気で試合を折り返すことができた。


キックオフ後も観客は増え続け、3階席だけでなくゴール裏席も開放された。Div.1も含めて今季のFリーグで1番の客入りとなった浜松アリーナ、これで燃えなきゃ男じゃない。必ずや今季初勝利をあげたいところだ。


第2ピリオド:今度は広島が逆転、浜松はパワープレーで猛追を仕掛けるが…


2-1で迎えた第2ピリオド、浜松は逆転した勢いをそのままに押し気味に試合を進める。前線からアグレッシブにプレスを掛け、攻めては7.山桐が18.石川がシュートを狙う。この2人はそれぞれ12本、9本とこの試合両チームを通して最もシュートを放った。特に今シーズン、前線でピタリとボールを収めてくれる山桐の存在感は大きい。


しかし24分、ここまで押し気味に試合を進めていた浜松だったが、ここで5.新後、4.水田の連続ゴールで逆転を許してしまう。


さらに水田のゴールの際にGKの三浦が右膝の内側側副靱帯を負傷、13.ギレルメと交代するピンチに…!


逆転されたタイミングで予期していなかった途中出場、難しいシチュエーションだが早速枠内シュートを2本ストップするギレルメ。しかし25分、キックインから横パスを受けた10.岩田に超強烈なシュートを突き刺され、2-4と一気に2点ビハインドとされてしまう。

逆転されたうえに一気に突き放されてしまった浜松だが、選手もそして観客も気持ちは折れていない。アリーナMC・山田門努さんの声とウナトラスの太鼓に合わせた2000人の手拍子は会場に大きく響き、このままでは終わらない予感を抱かせてくれる。


試合時間が残り7分を切ったところで、2点を追う浜松がパワープレーを開始。GKは16.須藤、FPに5.鷲北、6.萩原、7.山桐、10.巽(優)という組み合わせ。浜松、今日のパワープレーは選手がよく動き、期待感があるぞ!


パワープレーを始めて1分強が経過した35分、ここまで何度もビッグチャンスを外していた巽優太がようやく決めた!パワープレーから18.石川のシュートパスをファーで合わせて浜松 3-4 広島。


しかしその直後、反撃ムードの浜松を突き放す広島。GK鈴木のライナー性スーパーパワープレー返しが決まって浜松 3-5 広島


パワープレーから7.山桐が今日2点目のゴールを決めるも、広島ゴレイロ鈴木が再びパワープレー返し。2点差が埋まらない…残り時間は2分。

16.須藤のシュートを18.石川が胸トラップでそらし、あわやゴールかと思われたシーンもあったがこれはノーゴールの判定…


その後残り1分、パワープレーからの須藤のゴールで1点差にまで追いすがったが反撃ここまで。5-6で試合はタイムアップ。浜松はシーソーゲームを演じるもホーム2000人の観客に今季初勝利を届けることはできなかった…



あの浜松が、パワープレーで3点も取ったのに、勝てない…


浜松はこれで開幕3連敗。しかし試合自体は非常に面白いものでした。内容もそうですし、やっぱり2000人のお客さんが作り出すあの雰囲気。これは生観戦でしか味わうことはできません。観客2000人超えは今季ここまでで1番の記録となりましたが、町田や湘南も2000人、3000人を目指して集客を頑張っています。Fのいろんなところでこの雰囲気を味わえるようになったらいいですね。


この試合から、ソーシャルディスタンスを保ちながらではありますが試合後の選手お見送りが復活。疲れと悔しい気持ちを押し殺して笑顔での対応、ありがとうございました。特に三浦選手なんて、きっとこのとき相当痛かったはずなのに…


事前の告知や準備に不満はあっても、やっぱりホームゲームはいいものです。選手やスタッフの方々、ひとりひとりと向き合えばみんなそれぞれ頑張っている。でもだからこそ、なんでこんな状況になってしまっているのか外の人間にはわからないし、もどかしい…



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