2022年2月20日(日)
この日は第10回日本アンプティサッカー選手権大会を観戦に富士通スタジアム川崎に来ています。ひさしぶりの屋外競技観戦ですが、夜の間降り続いていた雨も止んでくれてよかったです。入場無料なのに立派なパンフレットとカイロまで頂いてしまいました!
アンプティサッカーとは上肢下肢に切断障害を持った人たちのサッカー。選手たちはフィールドでは普段着けている義手や義足を外し、クラッチと呼ばれる杖で身体を支えて片脚でボールを蹴ります。
障害者スポーツだからと侮るなかれ、トップレベルの選手たちは片脚でぼくらには想像もつかないようなプレーを見せる本物のアスリートです!
アンプティサッカーの日本選手権は毎年11月ごろにここ川崎で開催されていましたが、2021年はまだまだコロナの規制が厳しかったため日程をずらして真冬の開催となりました。もちろん、感染対策は十分に留意しながらの運営となっていますが、参加を辞退せざるを得なかったチームも多かったようです。
この年の参加はわずかに3チーム。本来なら1日目にグループリーグ、2日目に順位決定戦という予定でしたが3チームのためリーグ総当たりを2周して順位決定する方式に急遽変更。この記事では大会2日目の3試合をレポートします。
※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。引用の際には出典の明記とサイトリンクをお願いします。無断での転載・転送はご遠慮ください。
第10回 日本アンプティサッカー選手権 2021
2022.02.20 sun. 会場:富士通スタジアム川崎
1日目の結果
2月19日(土)の1日目に行われた試合結果はこちら。FCアウボラーダが圧巻の2連勝で1位をひた走っている。しかしもちろん、2日目の結果次第では逆転もあり得る状況だ。
第1試合:FCアウボラーダ vs ガネーシャ静岡AFC
アウボラーダに攻め込まれるガネーシャだったが、前半終了間際にセットプレーの“ワンチャン”を活かした10.後藤のゴールで先制!
後半にはアウボラーダに追いつかれるも最後まで集中を切らさず、ガネーシャが今大会初の勝点1を獲得。アウボラーダの全勝優勝を阻止した!
第2試合:FC TS-ONE 2022 vs ガネーシャ静岡
TSAとONE-TOPの合同チーム、TS-ONEがパラリンピック開会式でも活躍した5.松崎の素晴らしいミドルシュートで先制。しかしガネーシャ、またも前半終了直前のゴールで追いつく。後半も両者譲らず、1-1と2戦連続のドローとなった。
第3試合:FCアウボラーダ vs FC TS-ONE 2022
勝点7のアウボラーダと、勝点4のTS-ONEの対決。TS-ONEが大量得点の上で勝利すれば、まだ逆転優勝の可能性はわずかに残る。
しかし試合は勝ちきれなかった第1試合の憂さを晴らすかのようにアウボラーダの攻撃力が爆発!9.秋葉の4ゴールを中心に大量9得点を挙げて完全勝利。第10回大会の優勝を決めた。
第10回 日本アンプティサッカー選手権2021 最終成績
優勝:FCアウボラーダ
2位:FC TS-ONE 2022
3位:ガネーシャ静岡AFC
最多得点賞:秋葉海人
最優秀賞選手賞:秋葉海人
FCアウボラーダが6年ぶりに王座を奪還。秋葉選手は個人賞をW受賞。おめでとうございます!
日本一を決める大会を3チームで開催というのはやはりさびしいところはありますが、それでもコロナ禍のなか大会を実施してくれた運営のみなさん、参加チームのみなさんに感謝と拍手を贈りたいと思います。
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