FUT-LOG

フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

第9回 日本アンプティサッカー選手権 2019 大会1日目

2019年11月2日(土)

この日は第9回日本アンプティサッカー選手権大会を観戦に富士通スタジアム川崎へ。アンプティサッカーとは上肢下肢に切断障害を持った人たちのサッカー。選手たちはフィールドでは普段着けている義手や義足を外し、クラッチと呼ばれる杖で身体を支えて片脚でボールを蹴ります。


障害者スポーツだからと侮るなかれ、トップレベルの選手たちは片脚でぼくらには想像もつかないようなプレーを見せる本物のアスリートです!


今年の大会ははじめてグループリーグを2会場に分けて開催。3チーム総当たりで順位を決め、その1位同士が翌日に決勝戦を戦います。


ここ川崎会場ではかわさき市民祭りが終わって、夕方の16:40から試合開始。お祭りに来たみなさんが結構試合にも残ってくれていました!



※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。引用の際には出典の明記とサイトリンクをお願いします。無断での転載・転送はご遠慮ください。


第9回 日本アンプティサッカー選手権 2019 大会1日目グループリーグ

2019.11.02 sat. 会場:富士通スタジアム川崎


第1試合:FCアウボラーダ vs 関西Sete Estrelas

優勝候補のアウボラーダと、若い有力な選手が力をつけてきている関西セッチの対戦。初戦ということもありお互い慎重な立ち上がりとなる。10.ヒッキを中心に分厚い攻撃を見せるアウボのシュートをセッチのGK上野選手がセーブ。セッチはカウンターのチャンスに賭ける。


後半になると9.近藤選手のドリブルが冴え渡り関西セッチが攻勢を掴むと、18分に25.川西選手のゴールが決まってこれが決勝点に。準決勝のない今大会、関西セッチは悲願の初優勝に向けて大きな一勝を獲得した。


第2試合 FCアウボラーダ vs TSA FC


第1試合からほとんどインターバルがなく、初戦を落としてしまったアウボラーダにとっては過酷な連戦。しかし、10.ヒッキ選手の2ゴールに加えてチーム最年少の51.久保選手も2ゴールを決めて4点リードで前半を折り返す。

さらに後半、9.秋葉選手、7.石井選手のゴールに加えてラストは51.久保選手のハットトリック!若い選手たちが力を発揮したアウボがTSAに完勝。決勝進出できるかどうかはこの後の第3試合の結果待ちとなった。


第3試合 関西Sete Estrelas vs TSA FC


初戦とは打って変わって、9.近藤、19.冨岡、25.川西を3トップに敷いた関西セッチの超攻撃的布陣が爆発。一気に5得点を挙げて大量リードで前半を折り返す。


後半も9.近藤、25.川西、19.冨岡が得点を重ねたセッチ、8-0で勝利しグループリーグ2勝で初の決勝進出を掴んだ。TSAも最後まで身体を投げ出し戦ったが、この日は1ゴールも挙げられなかった。



同日にフロンタウンさぎぬまで開催されていたグループ Bの1位はFC九州バイラオール。翌日の11/3(日)の順位決定戦で1位同士が優勝をかけて激突します。

今年は大会1日目しか観戦に行けなかったのですが、決勝戦では初優勝をめざす関西セッチが先制ゴールを決めるもののバイラオールも追いつき、延長戦でも決着つかずPK戦にまでもつれ込む大熱戦となりました。

PK戦を制したのはFC九州バイラオール。大会を3連覇し、関西セッチの初優勝はなりませんでした。しかしバイラ vs アウボの決勝がここ数年の定番となっていたところに新しい風を吹かせたと思います。今後、ますます競争が高まるであろうアンプティサッカー選手権が楽しみになりました。


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