2023年11月4日(土)
この日は第12回 日本アンプティサッカー選手権 2023 大会最終日を観戦に富士通スタジアム川崎に来ました。もう11月だというのに、季節外れの夏日の快晴☀️ 周辺ではかわさき市民祭りも開催されていて賑わっています!
アンプティサッカーとは上肢下肢に切断障害を持った人たちのサッカー。選手たちはフィールドでは普段着けている義手や義足を外し、クラッチと呼ばれる杖で身体を支えて片脚でボールを蹴ります。
ここ川崎では年に1回、アンプティサッカーの日本選手権が開催されており選手たちが日本一の座を賭けて争います。障害者スポーツだからと侮るなかれ、トップレベルの選手たちは片脚でぼくらには想像もつかないようなプレーを見せる本物のアスリートです!
この記事では最終日のラスト3試合だけになってしまいますが、大会の観戦レポートをまとめます。
※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。引用の際には出典の明記とサイトリンクをお願いします。無断での転載・転送はご遠慮ください。
第12回 日本アンプティサッカー選手権 2023
2023.11.04 sat. 会場:富士通スタジアム川崎
第7試合までの結果
今年の大会には5チームが参加し、2日間で総当たり10試合を実施。この時点までの結果は優勝候補筆頭のFC ALVORADAが3連勝で首位。FC TS-ONEが2勝1敗で追いかける展開。かつてALVORADAと優勝を争ったFC九州バイラオールは参加していないようだ。
第8試合:FC TS-ONE 2023 vs ミラン BBee・セッチ
TSA FCとFC ONE TOPの合同チーム、FC TS-ONE 2023とACミランBBee千葉と関西セッチエストレーラスの合同チーム、ミラン BBee・セッチの対戦。まず前半はTS-ONEが4.野口、5.松崎のゴールでリードしての折り返し。
しかし後半開始早々に8.根本のゴールで1点を返したBBee・セッチ、さらに前半から攻守に渡って存在感を示していた90.近藤の2ゴールで逆転勝利!
TS-ONEは全4戦を終えて2勝2敗の勝点6。BBee・セッチは2勝1敗の勝点6でALVORADAとの試合を残し、優勝への望みをつなげた。
第9試合:A-pfeile広島AFC vs ガネーシャ静岡AFC
日本代表のNo.10 後藤大輝がなんと前半だけで4ゴール。ガネーシャが5点リードで前半を折り返す。ここまでノーゴール全敗のA-pfeile広島、最後に一矢をむくいることができるか!?
後半もNo.10 後藤大輝が止まらない!後半にもハットトリックを決めて1人で合計7ゴールを決めて得点ランクで一気に首位へ躍り出た。
8-0と圧勝のガネーシャが2勝2敗の勝点6、勝点ではTS-ONEと並んだが得失点差+10で上回り暫定2位に浮上。
第10試合:ミラン BBee・セッチ vs FC ALVORADA
2勝1敗のBBee・セッチと3連勝のALVORADAの優勝決定戦!先制したのはALVORADA、日本アンプティサッカーの始祖でありエースのNo.10 エンヒッキの2ゴールなどではやくも4点をリード。
後半にも7.石井、10.ヒッキ、14.近藤、51.久保がゴールを決めたALVORADA。BBee・セッチ を寄せ付けず4戦全勝で日本選手権を3連覇を決める。
第12回 日本アンプティサッカー選手権大会2023 最終成績
優勝:FC ALVORADA
準優勝:ガネーシャ静岡AFC
第3位:FC TS-ONE 2023
最優秀選手賞:秋葉海人
秋葉海人(FC ALVORADA)
最多得点選手賞:後藤大輝
後藤大輝(ガネーシャ静岡AFC)
ベストGK賞:菊池大志
菊池大志(FC TS-ONE 2023)
MIP賞:野口敦史
野口敦史(FC TS-ONE 2023)
改めてFC ALVORADAのみなさん、日本アンプティサッカー選手権3年連続5度目の優勝、おめでとうございます!エースのヒッキ選手に偏ることもなく、若い選手たちもどんどん台頭してきて盤石の強さでした。
ALVORADAの強さが際立った一方で2位から4位は勝点6で三つ巴になるなど、中堅チームのレベルが上がってなかなか拮抗した展開の試合も多くなってきました。ここでひとつ、ALVORADAのライバルになりえるチームが出てきたらとても面白くなりそうです。
アウボのライバルといえば思い浮かぶのはやっぱりFC九州バイラオールなのですが、ここ最近日本選手権には出場していません。レオピン杯や西日本リーグには出場しているようなのですが、また選手権の舞台でも両雄の対決を観たいところです。
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