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フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

【福井丸岡RUCK 3000人プロジェクトここに結実!】GAViC 女子Fリーグ 第7節 福井丸岡RUCK×エスポラーダ北海道イルネーヴェ

2018年12月2日(日)

日本女子フットサルリーグ最終節 福井ラウンドは最終試合にいよいよホームチームの福井丸岡RUCKが登場!前の試合の後半途中くらいからお客さんがどんどん増えてきて、スタンドを埋め尽くし始めていました!!

昨年のホームゲームでも当時の女子フットサルの最多観客数記録となる1104名を集めた福井丸岡RUCKは、今年「3000人プロジェクト」と銘打ち、その記録を一気に3倍近くまで更新しようと集客努力を重ねてきました。

今シーズンはアルコイリス神戸もホームゲームで2300人超の集客を果たしており、そのことにさらに刺激を受けてポスター制作、オリジナル応援Tシャツの販売、2日通し券チケットの前売り、お祭りなど地元イベントへの参加、他スポーツチームとの相互応援、etc… 練習とか勉強とか大丈夫なの!?と心配になるほど精力的な告知活動を続けてきたのです。


この日その3000人プロジェクトがついに結実!集まった観客は目標にはわずかに及ばなかったものの最多記録を更新する2801名。真っ赤に染まったスタンドにガラクタ魂のビッグフラッグがはためき、女子フットサルとしてはかつてなかった盛り上がりの中で選手入場!!


キックオフ前には10月のユースオリンピックで銀メダルを獲得したU-18 フットサル日本女子代表に参加した7選手に女子Fリーグから花束が贈呈されました。そのうちの6選手は福井丸岡RUCKに在籍しています。


※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って会場まで通い夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。


GAViC presents 日本女子フットサルリーグ2018 第7節 福井丸岡RUCK vs エスポラーダ北海道イルネーヴェ

‪2018.12.02 sun 13:15 福井県営体育館 ‬(観客数 2,801人)

試合結果

福井丸岡RUCK 8-1 エスポラーダ北海道イルネーヴェ

丸岡得点者:14.前田、19.山川、10.池内、10. 池内、9.北川、13.高尾、19.山川、10.池内
北海道得点者:5.石戸谷



前日の試合でさいたまSAICOLOが勝利し、3位を確定したため既にプレーオフ進出の可能性は潰えている福井丸岡RUCK。しかし、これだけ集まってくれたホームの大観衆の前で勝利を見せたいはずだ。



おそらくはいままで経験したことがないであろう超アウェイな雰囲気で戦うエスポラーダ北海道イルネーヴェ。しかし選手としては逆にやる気が出るというものだろう。


前半:北海道の堅い守備に苦戦しながらもユース五輪組がゴールして丸岡リード


丸岡のスターティング5はGK1.浅野、2.横山(夢)、4.市原、9.北川、13.高尾。シーズン初めに肩の手術を受けてずっとリハビリを続けていたチームキャプテンの浅野樹。これまで北信越リーグや全日本選手権1次ラウンドで出場することはあったが、日本リーグでは最終節にして初めて出場を果たした。

試合は前半3分にユース五輪メンバーのひとり、14.前田海羽が左サイドで横パスを受けると第2PKポイントよりも後ろから放った低いロングシュートがゴール左下隅を突いて丸岡が先制。


先制した丸岡は途中でGKを1.浅野から16.鵜飼にチェンジ。この試合、丸岡はかなり頻繁にGKを交代していてこの後再び浅野にも替わっていた。劣勢のときにもよくGKを交代するイメージがあるが、今回についてはその意図を「鵜飼のロングスローを活かすため」と記者会見で説明していた田中悦博監督。


立ち上がり早々に失点したものの北海道はGK山本を中心に丸岡の攻撃をよく防ぎ、きちんとパスを繋いでくる。ただし丸岡ゴールに向けたシュートまでなかなかたどり着けない。


押し込む割には次のゴールが決まらない丸岡を、サポーターエリアに収まり切らないほどの大応援団が鼓舞する。いつもはベンチ外の選手と保護者のみということも少なくないが、この日はサウルコス福井のサポーターや昨日も流経大を応援していた福井高校女子サッカー部、そして丸岡高校男子サッカー部メンバーも加わり、まるで甲子園の応援のような歌と声援が鳴りやまなかった。


その応援を受けて人一倍気合満点だったのがこちらもユース五輪メンバー、19.山川里佳子だ。中学生時代から年上選手たちの中で活躍しはじめたころはただがむしゃらにゴールを目指せばよかったが、最近は同年代の選手たちと試合に出る中でゲームをコントロールすることとのバランスに悩んでいたような感があった山川。


しかしこの日は以前のような “ゴリゴリ感” が戻ってきたように感じる。丸岡高校2年生で生徒会長を務めているという山川は、応援に来てくれたサッカー部の同級生たちの前で何としてもゴールを決めたかったに違いない。

すると12分、その山川がゴール前正面でピヴォ当てのパスを受けるとDFを背負いながら得意の反転シュート。バランスを崩しながら打ったシュートはミートはしなかったが、これが逆にGKのタイミングをずらしてゴール。

14.前田、19.山川とユース五輪代表組のゴールでホーム丸岡が2点をリードして前半を折り返した。


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後半:池内天紀の連続ゴールで勢いづいた丸岡が8-1と完勝!


2-0で迎えた後半、なんとキックオフからわずかに6秒で10.池内天紀がゴール!シンプルだったがトラップからシュートまで非常に素早く、GKのタイミングを外したゴラッソ。さらに24分には右サイドからの折り返しに身体ごと飛び込んで連続ゴール。一気に点差を4点に広げた。


前半にも26本ものシュートを打ちながらなかなか決まらなかった丸岡だったが、これで完全に波に乗る。CKから9.北川のミドルシュートが決まれば、今度は左サイドを深くえぐった北川からの折り返しに合わせて13.高尾と、これまで丸岡を引っ張ってきた大学生組もゴールを決める。


さらに山川がDFのマークをものともせずに、右にドリブルで流れながらのシュートを決めて7点差とすると、


北海道が意地の1点を返したものの、9.北川のダメ押し弾が決まって勝負あり。


試合は8-1で福井丸岡RUCKの圧勝で終了。3000人にはあと一歩届かなかったが、2800人を超えた大観衆の前で勝利を飾った。


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プレーオフ進出は叶わなかったものの、大観衆の前で勝利を飾った丸岡RUCK。試合後にはアリーナ席のお客さんとの交流や、スタンドへのサインボールの投げ込み、ヒーロー(ヒロイン?)インタビューなど男子Fリーグも顔負けのファンサービスで最後まで楽しませてくれました。

しかし結果的には8失点となったものの、鋭い反応で何本もビッグセーブを見せていた北海道GK21.山本選手。意地の1点を返してみせた5.石戸谷選手。そしてたった2人で、選手たちを最後まで鼓舞し続けたサポーターさんもお疲れさまでした!



試合内容は大差がついてしまったこともあり、観客数は記録更新したもののゲームや会場の雰囲気・熱気という点は神戸でのアルコvsRUCK戦の方が凄かったかなぁとも思いますが、この福井では人数だけじゃなく会場が本当に真っ赤に染まったということも大変素晴らしかったと思います。


「観客数:2800人」フットサルでそれくらい入った試合は、男子も含めればぼくも決して見たことがないというわけではありません。でも、スタンドがこんなにも同じ色に染まった体育館を見たのは初めての経験でした。


ぼくたち自身も普段は応援シャツ等は買うのの、自分たちだけでは面倒くさがったり恥ずかしがったりであんまり着ないことも多いです。でもこの日は、周りがみーんな着てたのでぼくら3人もついついRUCKの赤Tシャツを着て観戦してしまいました!アウェイ応援席側近くの席まであんなにチームカラーで染まる試合って、他にはサッカーの日本代表戦くらいじゃないでしょうか?

これだけのこと、おそらく毎年はできないとは思います。でもあの景色をたった1回でもつくれたチームとそうでないチームはきっとなにか違ってくるはずです。本当にお疲れ様でした。今回のプロジェクトに携わった福井丸岡RUCKの全ての方々に敬意を表します( ̄^ ̄)ゞ


GAViC presents 日本女子フットサルリーグ2018 リーグ戦最終順位

順位 チーム名 勝点
1 アルコイリス神戸 19 6 1 0
2 府中AFCプリメイラ 15 5 0 2
3 さいたまSAICOLO 15 5 0 2
4 福井丸岡RUCK 13 4 1 2
5 ‬‪バルドラール浦安 7 2 1 4
6 ‬‪流経大メニーナ龍ケ崎 7 2 1 4
7 ‬‪エスポラーダ北海道 3 1 0 6
8 ‬‪ユニアオレディース 2 0 2 5


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