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フットサルを中心に雑食的フットボール観戦記。

【プレッシャーに打ち勝ち、プレーオフ最後の1枠を掴んだのはサイコロ!】GAViC 女子Fリーグ 第7節 さいたまSAICOLO×流経大メニーナ龍ケ崎

2018年12月1日(土)


最近、急に電車遠征が増えてきました。だって、やっぱり運転しなくていいって楽なんだもの… とはいえまだ暗いうちに家を出て、名古屋駅で特急しらさぎに乗り換え。やけに無骨なフロントマスクだなぁって思っていたら、これ米原駅でさらにもう2両連結されるからこういう顔なんですね。


しらさぎに乗って向かうは昨年、プレーオフへの切符を取り逃がした因縁の地・福井県。日本女子フットサルリーグを6試合消化し、現在3位につけているサイコロ。今日勝ちさえすれば自力でプレーオフ進出が決定します。今年こそプレーオフ進出、そしてもう一度日本一に挑戦だ٩( ᐛ )و


福井駅から路線バスに乗り換えて、福井県営体育館に到着!いしかわ総合スポーツセンターも大きな建物だったけど、こちらもでかすぎてフレームに収まりません(^^;

着いたのは第1試合の前半がまもなく終わろうというタイミング。ユニアオレディース vs バルドラール浦安ラス・ボニータスの試合は取って取られての大激戦となりましたが、最終的には5-5の引き分けで終了。ユニアオは残り5分までリードしていたのですが、ついに今季初勝利を挙げることはできませんでした。



そしていよいよサイコロが登場。去年、福井に忘れてきたプレーオフへの切符を今年取り戻そう。自信を持って、楽しんで!


※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って会場まで通い夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。


GAViC presents 日本女子フットサルリーグ2018 第7節 流経大メニーナ龍ケ崎 vs さいたまSAICOLO

‪2018.12.01 sat 15:10 福井県営体育館 ‬(観客数 494人)

試合結果

流経大メニーナ龍ケ崎 5-7 さいたまSAICOLO

メニーナ得点者:10.広瀬、11.藤根、10.広瀬、11.藤根、11.藤根
サイコロ得点者:16.筏井、16.筏井、9.安、6.木原、OG、11.吉川、16.筏井



今季参入した流経大メニーナ龍ケ崎はサッカーとフットサルの“2足のわらじ”。それがいきなりトップリーグ参入ということで賛否両論あったが、ここまでの6試合で確実にフットサルスキルを上げてきている。


4位の福井丸岡RUCKとは勝点2差で3位につけているさいたまSAICOLO。この試合に勝てば自力でプレーオフ進出を決められるが、得失点差では丸岡に勝てないので引き分け以下では途端にピンチとなる。ベンチ入りメンバーが11人しか揃わないというスクランブル体制の中で、勝つしかないプレッシャーに打ち勝てるか?

前半:開始36秒でまさかの失点!しかし筏井りさの2ゴールで逆転!!


サイコロのスタメンはGK21.深作、3.水原、6.木原、11.吉川、13.小林。8.髙橋、10.堀田に続けて前節から5.坂本、14.初見も不在となっているサイコロ、ここまで出場機会の多くなかった選手たちも総動員での戦いとなる。

そんな試合はなんと開始36秒で失点してしまう。ゴールを決めたのは流経大メニーナ 10.広瀬だったが、このゴールシーンはまったく見ることができなかった…

それはキックオフと同時に突然、アリーナ席のワンブロックに固まって座っていた福井工業大学附属福井高校サッカー部のメンバーが立ち上がっての応援を始めてしまったためだ。ちょうどこの真後ろの2階スタンド席最前列に座っていた我々は一瞬、何が起きたのか分からないうちにゴールが決まってしまった。

我々が座った場所はホーム・メニーナ寄りの場所であったし、この試合でサイコロが勝てば翌日に試合を控える福井丸岡RUCKのプレーオフの可能性が途絶えてしまう。地元福井の人たちがメニーナのことを応援するのは当然であるし、盛り上がって良いことだと思う。

とはいえ、メニーナ側にももちろんサポーターエリアが用意されているわけで、その場所以外での立ち上がっての応援は公式HPで規定されているルール・マナーに違反する行為である。数分後には生徒たち自らが後ろの観客を気にしてか、もしくは運営スタッフか引率の先生に注意されてか、座って応援するスタイルに切り替えてくれたのでその後の観戦には問題がなかった。しかしクラブの代表相当の人間がそれを止めるでもなく写真を撮って上記ツイートをしていたのは、この旅でほぼ唯一の残念な出来事だった。



話を試合内容に戻そう。出鼻を挫かれてしまったサイコロだったが、徐々に落ち着きを取り戻す。スタメンGK深作にも動揺はなさそうだ。


セカンドセットの2.小島、7.秋田谷、9.安、16.筏井に交代すると、6分に筏井のゴールで試合を振り出しに戻す。右キックインからのパスを受けるとミドルシュートをゴールに突き刺した!

さらに13分には16.筏井が、ユース五輪代表メンバーとしても活躍したメニーナの19.宮本のシュートをブロックしてボールを奪うとそのまま自陣から右サイドを独走。GKとの1対1を決めてサイコロが逆転する!


続けて9.安もゴールを決めてサイコロが3-1として、一気に2点をリード。これで一安心かと思いきや…


前半終わりかけの17分、右サイドから11.藤根に豪快なミドルシュートを決められ1点差に詰め寄られる。


しかし直後にサイコロもキックインから6.木原がボレーシュートを決めて寄せ付けない!


前半の終了間際、お互いにセットプレーでタイムアウトを取って最後の攻撃。サイコロの攻撃は失敗に終わったが、メニーナのサインプレーは4→11→10と見事につながれて失点。

前半は1点差でサイコロがリードしての折り返し。流経大メニーナは強い!そのことはもう認めなくてはいけない。スピードもあるしフィジカルもある。シュートも上手い。さらにリーグ終盤になってセットプレーも洗練されてきているとあっては、1点差では後半まだまだどうなるか分からない。


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後半:2点差で5ファウルのピンチを救ったのはまたも筏井りさ!


1点差で迎えた後半、サイコロはGKを21.深作から1.内田に交替。


立ち上がり22分のサイコロのコーナーキック、16.筏井からセグンドの9.安を狙った浮き玉のパスが、相手オウンゴールを誘って追加点。再び2点差に突き放す。


28分には11.吉川が倒れこみながらもスライディングシュートを決めてサイコロが6点目。勝利を大きく近づけるゴールでサポーターに向かってガッツポーズ!!


しかし流経大メニーナの選手はノープレッシャーで打たせたら良いシュートを放ってくる。またも11.藤根にゴールを許してしまい4-6の2点差に。


ここからは人数の少ないサイコロはだんだんスタミナ的にきつくなってくる時間帯だ。更にこの後半は7.秋田谷がベンチに座ったまま出場できていない。そんな中で身体を張ってくれていたのが4.河村だ。今季新加入した河村、ここまで出場機会は多くはなかったがこの時間帯に前線でキープをしてくれる存在は大きい。

しかし試合時間を6分残してサイコロは5ファウルとなってしまう。2点差はよく「危険なスコア」と言われるが、メニーナのキックのうまさを考えると第2PKを与えてしまったらまずいぞ。


そして18分、ついに与えてしまった第2PK。ここで1点差に追い上げられれば、まだまだどうなるか分からない時間帯。しかし11.藤根のシュートはゴール左に外れると…


ピンチの後にチャンスあり!この直後にGK内田のロングスローを13.小林が落として16.筏井が押し込みハットトリック!!この時間帯にこのゴールは大きいぞ(興奮してピントずれました(笑))


残り26秒というところでGKへのバックパスに飛び込んできた11.藤根に蹴りだしたボールが当たってしまい、跳ね返りがゴールに入ってしまったがまもなく試合終了。


7-5という乱打戦を制したさいたまサイコロが最終戦を勝利し3位のポジションを死守。昨年は逃したプレーオフ進出権を福井の地で取り戻した。



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プレーオフ最後のひと枠を掴んだのはサイコロ ⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾ いつもいつも、大事な試合で勝ちきれなかったサイコロがメンバーも少ない中でプレッシャーに打ち勝ち見事に勝利!

後半はピッチに立てなかった秋田谷選手は、試合終了直後に感極まってしまって号泣(笑) その姿をFUTSAL Xさんが撮ってくれていました(*´艸`)


でもサポーター席への挨拶のときにはしっかりと笑顔に戻ってましたね♪

セレモニーの写真を撮ろうと思ったら、「後ろで写真に入れ」と呼ばれちゃったので撮れた写真はこんな感じです^^;

というわけでこちらもFUTSAL Xさんのinstagramを引用させていただきます。サイコロのみなさん、おめでとうございます。٩(ˊᗜˋ)و*。


相次ぐ主力選手の離脱で今シーズン途中からキャプテンマークを巻かざるを得なくなった11.吉川紗代選手。プレッシャーも相当だったでしょうが、一方でそのことが彼女のゴールへの執念を呼び覚ましてくれたような気がします。リーグ後半戦の存在感は素晴らしかったです。お疲れ様でした!



試合の後にはこちらも昨年は時季が違って食べられなかった越前ガニにリベンジ達成!!茹でカニはもちろん、初めて食べたカニ刺しも甘くて美味しかった。グラスが4つしか写ってないのは残念ではありますが、勝利の美酒に酔いしれて最高の夜になりました。

もちろん、プレーオフに出て終わりじゃない!目指すはあくまで日本一!!選手権全国大会に出られなくて途切れかけたその目標にもう一度チャレンジするチャンスを得ただけ。2月のプレーオフに向けてもっともっと一体感を高めて行きましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧


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