2021年12月25日(土)
今シーズン唯一観戦に行けた日本女子フットサルリーグ第8節の墨田ラウンド。この記事では1日目の第3試合、アルコ神戸とさいたまSAICOLOの対戦をレポートします。サイコロもアルコもひさしぶりの観戦なので楽しみ!
福井丸岡RUCKがSWHレディース西宮と引き分けに持ち込んだ試合の様子はこちら。
素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って現地まで足を運び夫婦で一生懸命撮った写真です。引用の際には出典の明記とサイトリンクをお願いします。無断での転載・転送はご遠慮ください。
日本女子フットサルリーグ2021-2022 第8節 アルコ神戸 vs さいたまSAICOLO
2021.12.25 sat 19:00 墨田区総合体育館 (入場者数 150名)
試合結果
アルコ神戸 5-1 さいたまSAICOLO
公式試合記
神戸得点者:7.田中、7.田中、22.青山(葵)、11.青山(明)、21.高畠
さいたま得点者:18.森
試合動画
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日本女子フットサルリーグ立ち上げから三連覇を成し遂げた女王アルコだが、主力選手の引退や移籍の影響を受け最近は苦しんでいる。昨季はプレーオフが中止になったことも手伝い浦安に王座を奪われ、今季はここまで3勝4敗。初めてトップ3入りを逃しもはやプレーオフ進出の芽は潰えている。
対するサイコロもかつてはアルコと決勝戦を争ったチームだったのだが、今季はここまでわずかに1勝とアルコ以上に苦しんでいる。No.7 石原美里とNo.17 池田智子の引退が先日チームSNSから発表された。
第1ピリオド:田中ちひろのラスト1秒弾でアルコが先制
アルコ神戸のスタメンはGK 1.佐藤、7.田中、10.堤、15.菊池、21.高畠。全員が2019年以後に加入した選手たちだ。逆にセカンドセットは6.小村、9.関灘、17.藤田、19.若林とアルコ黄金時代を支えてきたレジェンドセット。
対するサイコロも選手権や女子Fリーグで日本一まであと一歩に迫った2019シーズンからはかなりメンバーが入れ替わっている。スタメンはGK 20.小谷、5.坂本、6.前川、7.石原、16.桑原。セカンドセットは4.新井、10.堀田、13.中太、17.池田などが中心となったがファーストから前川や石原などがスライドして入り、完全な2セット制ではないようだった。
メンバーが変わっても相変わらずのハイプレスで超攻撃的スタイルを貫くアルコがまずはペースを握る。
ポストに助けられたシーンも何度かあったが、アルコの攻撃に好セーブを連発してゴールを許さないサイコロのGK小谷。
サイコロはカウンターとピヴォ当てでチャンスを狙うが、なかなかマイボールになってもそれを前線まで繋ぐことができない。ゴレイラ小谷はセービングは素晴らしいのだが、スローやフィードによるチャンスメイクという点ではまだまだ課題がありそうだ。
アルコにとっては攻めているがゴールがなかなか決まらない展開。サイコロは粘り強いディフェンスで得点を許さない。
サイコロもまた、主にカウンターからチャンスはつくっている。公式記録によれば第1ピリオドのシュート数はサイコロが9にアルコが13と、数字上は体感ほどの差はついていなかったようだ。
このままスコアレスで折り返しとなるかと思われた第1ピリオド終了間際、深い位置からのキックインから7.田中のチョンドンシュートが決まってアルコが先制。
1-0とアルコ神戸がリードしての折り返しに持ち込んだ。
第2ピリオド:アルコ神戸がゴールラッシュ、サイコロのパワープレーも反撃は1点止まり
残りわずか1秒で先制を許しての折り返しとなってしまったサイコロだったが、まだまだ点差は1。チャンスをひとつ物にできれば十分に逆転の可能性はある…はずだった。
しかし第2ピリオドの開始早々に、自陣内でのキックインからのパス回しに参加したGK小谷の横パスがカットされてボールはそのままゴールへ。決めたのはまたもNo.7 田中ちひろ。
リードを広げられて苦しい展開となった中、気を吐いたのは今季限りでの引退を表明しているNo.7 石原美里とNo.17 池田智子。
26分頃にはショートカウンターから石原が大チャンスに持ち込むが、飛び出したアルコGK佐藤をかわすことができなかった。
すると29分、22.青山(葵)のファー詰めゴールが決まってアルコに3点目。ゴールしたのは青山だったがその前のプレー、田中のピサーダでの股抜きパスがお見事。ぜひハイライト動画で確認してほしい。
点差を3に広げられたサイコロは残り9分にタイムアウトを取ると、ここで16.桑原をGKに据えてかなり早めのパワープレーに打って出る。
実はこの試合、キックオフ前のコイントスの時に陣地を交代していたサイコロ。風向きや太陽の位置が関係ない室内競技のフットサルで陣地交代は珍しいが、おそらくパワープレーの時に桑原が位置する左サイドをベンチ側にしておきたいという意図があったのだろう。
そこまで想定して準備をしていたはずのパワープレーではあったが、アルコのディフェンスを崩して得点チャンスをつくることはなかなかできず…逆に34分には元サイコロの11.青山(明)にパワープレー返しを食らってしまう。
それでも39分には18.森のゴールで1点を返したものの、これはパワープレーでの得点というよりは7.石原が中盤で相手ボールを奪取してからのショートカウンターでのゴールだった。
しかもその直後には21.高畠に更なるパワープレー返しを受けてダメ押しされてしまう。結局試合は5-1で終了。アルコ神戸の完勝となった。
ということで、ひさしぶりに観戦に行ってきた日本女子フットサルリーグ。さいたまSAICOLOはアルコ神戸に1-5の完敗でした。
先日、今季限りでの引退が発表されたNo.7 石原美里選手とNo.17 池田智子選手。スタンドの声援に手を振って応えたものの内心は悔しい気持ちでいっぱいのはず。
特に石原選手(まだ慣れずに旧姓の秋田谷選手って呼んじゃう😅)はサイコロに新加入してからずっと見てきて、代表入りもありえると推してきた選手だからさみしいなぁ。サッカーから転向して6年間の競技フットサル生活、おつかれさまでした。
年明け1月8日に行われた最終節では、サイコロはホーム・サイデン化学アリーナでミネルバ 宇部を相手に3-1で勝利。笑顔で締めくくることがでしました。
そして日本女子フットサルリーグはクライマックスのプレーオフへ。
リーグ3位の立川・府中アスレティックFCレディースの選手に新型コロナウィルス陽性者が出たため、準決勝は中止となりいきなり決勝戦から始まるというのは残念でしたが、これまで何度も日本一を懸けてぶつかってきたSWHレディース西宮とバルドラール浦安ラス・ボニータスの対決は熱いモノになるのは間違いないでしょ。無観客試合ですがSPOZONEでのライブ配信があります!
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