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【涙の大逆転!アルコが日本リーグを3連覇】たけやま3.5 女子Fリーグ プレーオフ決勝 第2戦 バルドラール浦安ラス・ボニータス×アルコイリス神戸

2020年01月26日(日)


今年も男女Fリーグ プレーオフ決勝戦は同日同会場開催。2日目の優勝決定戦を観にきました。まずは11:30から女子Fリーグの決勝、バルドラール浦安ラス・ボニータス vs アルコイリス神戸。

勝つのは全日本選手権の覇者・浦安か?無冠では終われない女王・神戸か!?前日の第1戦は3-2の1点差で浦安が勝利しています。2戦合計の勝点と得失点差で争われるプレーオフ、同点の場合はリーグ1位が優勝となるので浦安が初優勝に王手をかけている状態です。


 ‬ ‪※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って会場まで通い夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。‬


‪たけやま3.5 presents 日本女子フットサルリーグ2019/2020 supported by GAViC プレーオフ決勝 第2戦 バルドラール浦安ラス・ボニータス vs アルコイリス神戸‬

2020.01.26 sun 11:30 武田テバオーシャンアリーナ (観客数 425人)

試合結果‬

‪バルドラール浦安 4-9 アルコイリス神戸
(2戦トータルスコア 8-12)

公式試合記録

浦安得点者:22.伊藤(佳)、18.平井、8.宮原、18.平井
‪神戸得点者:8.中島、6.小村、7.平井、2.門井、2.門井、18.加藤、18.加藤、7.平井、19.若林 ‪

試合動画



全日本女子フットサル選手権を初制覇し、関東リーグも優勝、そして日本女子フットサルリーグでも得失差でアルコを上回り1位となった浦安。アルコ以外は成し得たことのない国内2冠目まであともう1歩。


選手権でも関西リーグでも宿敵・SWHレディースに後塵を拝し、日本一を獲るチャンスはもうこの日本リーグしか残されていない女王アルコイリス神戸。メンバーが大きく入れ替わり苦しんだシーズンだったが、ひとつもタイトルを取らないままでは終われないはずだ。 ‬

前半:2点差をつけたアルコがトータルスコアを逆転して折り返す

キックオフ。浦安は6.田中、9.濱野、13.一井、22.伊藤(佳)とあえてセカンドセットを先発にしてアルコのセットとの噛み合わせをずらしてきた。そしてそれを見てすぐにセットをセカンドに交代する神戸。この試合はベンチワークも鍵になるか!?


浦安に引っ張られる形でメンバーを替えたアルコだったが、結果的にはそれが功を奏すことに。前半1分、相手キックインからのピヴォ当てのパスをチーム最年長・No.6 小村美郷がカットすると、最後にはチーム最年少・No.8 中島奈月が押し込んで第1戦を落としているアルコが先制!

ここでお互いファーストセットに交替、組み合わせをずらしてくるのはやめたか?


相手の定位置攻撃を徹底的に研究し、自信をもってプレスに行けたというアルコ。しかしその”超攻撃的守備”は逆にリスクも伴う。3分にはアルコのカウンターがミスになったところを浦安が逆カウンターを決めて同点。ゴールしたのはNo.22 伊藤佳穂。

立ち上がりからいきなり一進一退の攻防。ここからしばらくは膠着状態となるが、9分にアルコがゴール前12mの位置でフリーキックを獲得。これを交代して出てきた6.小村がズドンと直接決めてアルコが勝ち越す。ただし優勝するには2点差以上が必要だ、もう1点!

そして16分、浦安の攻撃をカットしたアルコがこのボールをチーラせず丁寧に繋ぐと、左サイドから中に切れ込んだ19.若林から右サイドの7.平井へ絶妙なパス!これを平井がファーポストに決めてついにアルコが2点差をつける!!

1-3、前日の第1戦と合わせてトータルスコア5-6で前半は折り返し。このまま行けば優勝はアルコだがこのまま終わるとは思えない!?


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後半:粘る浦安を突き放し、アルコが涙の3連覇!


やはりこのままでは終わらない!後半開始早々に浦安の18.平井がゴール。トータルスコアを6-6のイーブンに引き戻す。このまま試合終了ならリーグ戦で1位の浦安が優勝だ。

息詰まる熱戦。23分にはアルコが再び2点差に突き放す。7.平井がギリギリでラインを割らずに左サイドを突破すると、折り返しを18.加藤が落として最後はNo.2 門井恵美!


26分にはアルコのGKミレリが手首を負傷し試合は一時中断。アルコにはGKが1枚しかベンチ入りしておらず、一時は不穏な空気が流れるが…


治療を受けたミレリがなんとか復帰して試合再開すると、その直後のコーナーキックから2.門井がスーパーミドルを決めて追加点!トータルスコアは6-8に。


優勝のために2点が必要な浦安は、試合時間を10分近く残してパワープレーを開始。しかしチャンスとなればGKの交代を待たずにシュートを狙う。32分には自陣のキックインからアルコのプレスをうまく回避すると8.宮原の左サイドからのゴールで1点を返す。


しかし浦安のゴール直後に、キックインからの18.加藤のシュートがオウンゴールを誘ってアルコが得点。トータルスコアは7-9で再び点差を2に広げる。


追いかける浦安、突き放すアルコ。しかし浦安も諦めない。後ろで3人がフラットに並ぶ独特な浦安のパワープレーが続く。


35分にはGKがシュートを弾いたボールがちょうどゴール前の18.平井の足下にこぼれ、これを押し込んでトータルスコアは8-9。次の1点が勝負を決めるか!?

あと1点、パワープレーでゴールを決めさえすれば優勝は浦安という緊迫した状況のまま、試合時間は残り2分を切った。しかしここで決めたのはアルコ。18.加藤、7.平井が連続パワープレー返しを決めて一気に優勝をその手に引き寄せる。

そして試合時間残り21秒というところ、最後はこの人が決めなきゃ終われない。No.19 若林エリの魂のゴールが決まって浦安 4-9 神戸。まもなく試合終了!!

トータルスコア8-12でリーグ戦2位のアルコイリス神戸が逆転優勝!日本女子フットサルリーグ3連覇を達成した。



 ‬

勝ってなお、涙を流すアルコイリス神戸の選手たち。ここまできっと険しい道のりだったことと思います。本当に本当におめでとう!

もちろん最後は笑顔で٩( ᐛ )و

第1戦のリードを活かせず準優勝に終わっってしまった浦安でしたが、彼女たちが今シーズンの女子フットサルに浦安旋風を巻き起こしたのは間違いありません。涙を拭いて、次は地域チャンピオンズリーグでもう一度日本一を狙います。


たけやま3.5 presents 日本女子フットサルリーグ2019/2020 supported by GAViC 最終成績

優勝:アルコイリス神戸

準優勝:バルドラール浦安ラス・ボニータス

第3位:福井丸岡RUCK

フェアプレー賞:アルコイリス神戸

得点女王:加藤正美(神戸)


※写真は優勝トロフィー授与時、プレーオフを合わせて12得点。


※リーグ戦だけでカウントすると、ランキング1位は8得点の高尾茜利選手(丸岡)

リーグ戦順位
順位 チーム名 勝点
1 バルドラール浦安 18 6 0 1
2 アルコイリス神戸 18 6 0 1
3 福井丸岡RUCK 13 4 1 2
4 さいたまSAICOLO 10 3 1 3
5 ‪府中アスレティックFC 9 3 0 4 |‬
6 エスポラーダ北海道 9 3 0 4
7 流経大メニーナ龍ケ崎 6 2 0 5
8 ユニアオレディース 0 0 0 7


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