
2018年6月2日(土)
2シーズン目が開幕した日本女子フットサルリーグ、オープニングゲームはさいたまSAICOLOがエスポラーダ北海道イルネーヴェに快勝。
続く第2試合に登場するのは昨季チャンピオンのアルコイリス神戸。対するは今季リーグへの新加入が発表された流経大メニーナ龍ケ崎。
オフィシャル公式サポーター「たけやま3.5」とハイタッチしながら選手入場!
※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って会場まで通い夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。
GAViC presents 日本女子フットサルリーグ2018 第1節 流経大メニーナ龍ケ崎 vs アルコイリス神戸
2018年6月2日(土) 13:15 @東京都/アリーナ立川立飛

試合結果
流経大メニーナ龍ケ崎 1-7 アルコイリス神戸(前半1-3)
公式試合記録
メニーナ得点者:4.小林
アルコ得点者:10.江口、10.江口、17.藤田、10.江口、18.加藤、10.江口

今シーズン、突然現れた新加入チーム・流経大メニーナ龍ケ崎。流経大女子サッカー部の選手たちがフットサルにも掛け持ち挑戦する形になる。果たしてその実力は!?

対するは女子Fリーグの初代女王アルコイリス神戸。守護神の古市祐子が退団したが、新シーズンが始まってもGKの新加入はなく、5.竹田の1枚体制だ。
前半
サッカー部の選手たちがフットサルにも挑戦し、その経験をサッカーでもフットサルでも活かす。それ自体は素晴らしい試みだと思うが、なんの実績もなくいきなり国内トップリーグに参戦となれば賛否両論巻き起こ…らなかったのが、いまの女子フットサルの現実だ(もちろん一部関係者の間では巻き起こっているのかもしれないが)
しかし試合が始まってしまえば、選手たちにはそんなことは関係ない。メニーナという新しいチームがどんなプレーを見せてくれるかたのしみだったが初の公式戦の相手がいきなり昨季チャンピオン、日本最強のアルコイリス神戸というのは少々気の毒か。しかしトップリーグに参加したからにはそれも仕方のないことだろう。

開幕戦ということで、やはりアルコイリスの選手たちの動きにも重さや硬さを感じたが、4分に「アルコの死神」10.江口未珂が左サイドからトゥーキックで突き刺すゴールで先制。

さらに1分後には再び10.江口。6.小村、10.江口、18.加藤、19.若林という日本代表4人のセットが、新加入メニーナに洗礼を浴びせる。

2点を先行していたアルコイリスだが、12分にGK竹田がエリア外まで飛び出しての1対1で相手シュートを手で止めてしまい退場となってしまう。
チーム唯一のGKが退場となったため、急遽FPの19.若林がGKシャツに着替える。ゴレイラシャツが用意してあったのはパワープレーのためかそれともこんな事態に備えてか?

しかしぶっつけ本番はさすがに厳しくフリーキックそのものは防いだものの、こぼれ球をミドルシュートで決めれれて失点。この前にも何度か強烈なシュートを見せていた4.小林のゴール。
1点差に追いすがったメニーナがにわかに勢いを増しアルコゴールへ迫る場面が増え始めるが、臨時GK若林も徐々に慣れを見せ始める。
すると17分に17.藤田がゴール前で反転シュート。それまで何度かあったチャンスでは枠を捉えられなかったが今度は決めて3点目。3-1とアルコイリスのリードで前半終了。
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後半

後半になってシャツだけでなく上下揃ってGKユニフォームに着替えた19.若林。パワープレーのあるフットサルでは試合途中でFPがシャツだけを着替えてGKになるのは珍しくはないが、キックオフ時点ではきちんとFPと区別できるユニフォームを着ている必要がある。番号のついてないGKパンツがあるということは、こういう事態も想定してはいたのだろうがまさか初戦から使うことになるとは思ってもみなかっただろう。
後半は女王アルコイリスがより一層メニーナを攻めたてる展開となる。開始早々に10.江口がハットトリックとなるチーム4点目を決めると、
25分には18.加藤がこぼれ球を倒れ込みながらシュート。この日はポストを叩くことが多かったがついにゴールを決めて5点目。
止まらない「アルコの死神」、さらに10.江口が30分にはドリブルで1人抜け出し独走ゴール。32分にも右サイドの角度浅いところから強烈シュートを決めて5得点。

メニーナも決して防戦一方というわけではない。後半はアルコイリスと同じ19本のシュートを放ったが、徐々にGKに慣れてきた若林がこれをきっちりセーブしてゴールを許さない。
7-1とアルコイリスの完全勝利で試合終了。女子フットサルの女王が新参メニーナに手痛い洗礼を浴びせる結果となった。
さすがはアルコイリス神戸。GKの退場という大ピンチにも関わらず、7-1の完勝。女王の貫禄を見せつけてくれました。しかし流経大メニーナも、奈須監督の下で本格的なフットサルのトレーニングを積んでいるようですし思っていたよりも“フットサルらしい”プレーは見られたと思います。

目についたのは唯一となったゴールを決めた4.小林綾乃選手。このゴール以外にも何本も惜しいロングシュートを放っていました。特に女子フットサルではシュートレンジの広さはサッカー選手の武器の一つでしょう。

細かいダブルタッチで何度も観客を沸かせていた7.金塚咲恵選手。ひとりひとりの技術の高さには目を見張るものがありました。
彼女たちがフットサルにさらに順応し、各々の技術が引き出せるようになればメニーナはチームとしても面白くなってくるかも。ただ、そのチャレンジを国内トップリーグでというのはやっぱり複雑ではありますけど、若い才能がフットサルに挑戦してくれるのは嬉しいこと。
歳の近い福井丸岡RUCKとの対戦が今から楽しみです。観戦記はその丸岡RUCKの試合に続きます。
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GAViC Presents 日本女子フットサルリーグ2018 第1節(立川)1日目結果 | ニュース | 日本女子フットサルリーグ公式サイト
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【試合後記者会見】第1節流経大メニーナ龍ケ崎 - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL
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