2019年5月5日(日)
長かった10連休ももう終わり… 令和最初の“こどもの日”そして“フットサルの日”でもある5月5日は一宮市総合体育館・DIADORAアリーナへやってきました。
すっかりGWの恒例行事となりつつある女子フットサルの祭典、ユニアオレディースカップ!一チームが自主開催する非公式大会としては最大規模となるこの大会も今年で4回目。
全国から女子フットサルの強豪16チームが集結!絶対女王・アルコイリス神戸こそ不参加ではありますが、女子Fリーグ所属が5チーム参加する他にも全国大会でよく名前を聞くチームばかりのハイレベルな大会です。
途中までの観戦でしたが、2017年の第2回大会についてはこちら。
※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って会場まで通い夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。
第4回UNIAO LADIES CUP 2019 大会1日目・予選リーグ
グループA:府中アスレティックFCプリメイラが無失点三連勝で1位抜け
グループAを1位で勝ち抜いたのは日本リーグ所属の府中アスレティックFCプリメイラ(以下、府中AFC)無失点での三連勝だが、相手はDELIZIA磐田レディース、BAMB LADIES、C.R.F IEDAL Ladiesと、どれもここ2,3年の間に全国大会に出場している強豪だ。
日本代表候補の藤田美桜選手が不在でのこの成績は日本リーグ参戦後、府中AFCが着実に強化を重ねていることの証拠と言えるだろう。三面同時開催の今大会ではあまりしっかりと観ることはできなかったが、今季も日本リーグプレーオフ争いの一角を担うことになりそうだ。
静岡から参加のDELIZIA磐田レディースは残念ながら2敗1分の勝ちなしで、各グループ4位同士が対戦する順位決定トーナメントへ進むことになった。最終試合のBAMB戦では途中までリードしていたが最後の最後に追いつかれてしまった。
グループA順位表
順位 |
チーム名 |
勝 |
分 |
負 |
勝点 |
1位 |
府中AFCプリメイラ |
3 |
0 |
0 |
9 |
2位 |
BAMB |
1 |
1 |
1 |
4 |
3位 |
C.R.F IDEAL |
1 |
0 |
2 |
3 |
4位 |
DELIZIA磐田 |
0 |
1 |
2 |
1 |
グループB:西の強豪SWHレディースと新生バルドラール浦安ラス・ボニータスが激突
グループBを1位で勝ち抜いたのはSWHレディースフットサルクラブ。日本リーグには参加していないが、地域女子チャンピオンズリーグでアルコイリスを下し日本一になったこともある西の強豪だ。
このグループで最も注目されたのは日本リーグ所属のバルドラール浦安ラス・ボニータス(以下、浦安)との対決だろう。1位を争う実力派同士の対戦であると同時に、今季浦安からSWHに移籍した日本代表候補、江川涼選手にとってはいきなりの古巣対決だ。
昨季メンバー不足で苦しんだ浦安からエース級の選手が抜けたことになったが、多くの新しいメンバーを迎えた新生ラスボニはSWHと対等にぶつかりあっていた。むしろシュートチャンスは浦安の方が多かったようにも思えたが、SWHの日本代表GK・山本彩加の好守に加えてコンディショニングの問題か最後のシュートが枠を外れてしまうシーンが多かった。
後半残り8分までスコアレスの展開が続いたが、均衡を破ったのは18.江川(新ユニフォームが間に合っていないため18だが本来は9番)の古巣への恩返し弾。ここからSWHが続けてゴールを奪い、最終的には3-0で勝利。
初戦をgangに引き分けていたため浦安はこの時点で1位抜けの可能性が消滅したが、15人中9人が新加入の新生チームがプレシーズンにこれだけやれたというのは選手にもサポーターにも自信になっただろう。浦安はこの後フエルサに6-0で勝って得失点差で2位トーナメントへと進んだ。
グループB順位表
順位 |
チーム名 |
勝 |
分 |
負 |
勝点 |
1位 |
SWHレディース |
3 |
0 |
0 |
9 |
2位 |
バルドラール浦安 |
1 |
1 |
1 |
4 |
3位 |
メンバーオブザギャング |
1 |
1 |
1 |
4 |
4位 |
Fuerza |
0 |
0 |
3 |
0 |
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グループC:ユニアオレディースとの日本リーグ対決を制したのは福井丸岡RUCK
4つのグループの中で唯一、日本リーグ所属チームが同居したのがグループC。全日本選手権、地域チャンピオンズリーグで優勝歴のある福井丸岡RUCKと大会主催チームであるユニアオレディースがお互いに2連勝して最後の直接対決を迎えた。
直接対決は6-1で丸岡RUCKの完勝。3試合トータルで22ものゴールを奪い、文句なしの1位勝ち抜け。
敗れたユニアオだったが2年前の大会ではグループ最下位だったことを考えると着実な強化を感じる。
グループC順位表
順位 |
チーム名 |
勝 |
分 |
負 |
勝点 |
1位 |
福井丸岡RUCK |
3 |
0 |
0 |
9 |
2位 |
ユニアオレディース |
2 |
0 |
1 |
6 |
3位 |
デフ日本代表 |
1 |
0 |
2 |
3 |
4位 |
TapaZida |
0 |
0 |
3 |
0 |
グループD:アクシデントにもめげす、さいたまSAICOLOがなんとか三連勝!
グループDの1位抜け筆頭候補は昨季日本リーグ準優勝のさいたまSAICOLO。しかし対する3チームもやはり全国大会で名を聞く難敵揃い。
4年間チームを率いた小野直樹氏が退任し、俵新監督の下再スタートを切ったサイコロ。新加入メンバーも多く開幕前にどこまで上がっているか、期待もあり心配でもある。
そんなサイコロを初戦でいきなりアクシデントが襲う。プレーオフでも大活躍だった8.筏井が接触プレーで膝を痛めて交代。開幕前に大事をとってだとは思うが、この大会にはもう出場しなかった。
5人の新加入があったサイコロだが、2.小島、5.坂本、10.堀田、12.吉林に続いて5人目の怪我人。FPは2セットギリギリの人数となってしまう。
それでも、初戦のレオグラスタ戦は後半に7.秋田谷、そして新加入の3.松本直美のゴールで勝利。ジェフレディース出身の松本はまだ21歳、ジェフのU-18時代からトップチームにも2重登録されていた期待の若手だ。
第2試合のカレビッチ愛媛レディース戦ではファーストシュートで失点してしまうと、立て続けにオウンゴールを冒し2点ビハインド。
その後は逆転し、一時は5-2としたものの終盤また追いすがられ…と終始落ち着かないゲームだったがなんとか辛勝。
第3試合のコラッサ福岡戦。相手の高いフィジカルに苦しめられ、これまたバタバタとした展開となったが最終的には5-2と突き離し三連勝。サイコロが1位抜けで決勝トーナメント進出を決めた。
グループD順位表
順位 |
チーム名 |
勝 |
分 |
負 |
勝点 |
1位 |
さいたまサイコロ |
3 |
0 |
0 |
9 |
2位 |
コラッサ福岡 |
1 |
1 |
1 |
4 |
3位 |
レオグラスタ |
1 |
0 |
2 |
3 |
4位 |
カレビッチ愛媛 |
0 |
1 |
2 |
1 |
全国各地で戦う静岡な選手たち
ユニアオレディースカップには東海リーグ所属のDELIZIA磐田はもちろんとして、他にも静岡に縁ある選手たちが出場していた。
SWHの門西亜紀子選手、golriraからバルドラール浦安に移籍した平井成美選手、アスレジーナ所属でデフフットサル日本代表の原田明奈選手、そしてユニアオレディースに窪田美月選手!? まだ発表はないはずだが、DFUTから移籍したのか?それともゲスト参加か?
デフフットサル女子日本代表のチャレンジ
今大会、もうひとつ注目を集めたのがデフフットサル女子日本代表チームだ。デフフットサルとは聴覚障害者がプレーするフットサル。
11月にスイスで行われる世界大会に向けて強化のために健常者の大会にも積極的に参加している。ユニアオに1-9、丸岡には1-11と大差をつけられたがそんな状況でもひたむきにボールを追う選手たちに心打たれた観客も多かっただろう。
代表選手たちの中にはふだん健常者チームに所属している者も多く、11.酒井藍莉選手は今季さいたまSAICOLOに新加入した。
思い切りの良いサイド突破が魅力で、サイコロとしてのプレーも楽しみだ。
以前より連携は深まってきたとはいえ、JFAの直接傘下ではないデフ代表チームの置かれた環境は厳しく、世界を狙える競技力にもかかわらず活動費の多くは自己負担だそうだ。大会では代表活動への支援が呼びかけられ58,956円の募金が集まった。
以上で大会1日目は終了。朝の9:50から夜の20:30頃まで、10時間超の耐久フットサル観戦は観てる方もなかなかしんどかったです…(^^;;
各グループを1位で勝ち抜いたのはこの大会優勝経験のあるSWHレディースと福井丸岡RUCK、そして不参加のアルコイリスを除けば日本リーグトップの成績を収めた府中AFCとさいたまSAICOLOという妥当と言えば妥当な結果に。
サイコロが翌日の準決勝で当たるのは福井丸岡RUCK。そろそろ丸岡に勝つところが見たいぞー٩( ᐛ )و ってところで続きます!
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