2015年9月23日(水祝)
アンプティサッカーの日本代表候補合宿へ見学に行ってきました。そこでは体験会もあり、初めて自分でもクラッチをはめて片脚でボールを蹴ってみました。

アンプティサッカーとは片腕や片脚を失った切断障碍者(アンプティ)の方たちがプレーするサッカー。

ピッチの上では普段付けている義手義足を外し、クラッチと呼ばれる杖を両腕にはめて片脚だけでボールを蹴ります。障碍者スポーツとはいえその競技性は高く、海外ではプロリーグもあるくらい面白く魅力的なスポーツです。

昨年メキシコで開催されたワールドカップで日本代表は念願の初勝利を挙げ、その勢いのまま決勝トーナメント進出と大躍進!そのときは少しテレビでも取り上げられました。

とはいえその環境はまだまだ整っているとは言えず、代表活動は数少ない貴重な機会。紅白戦や地元中学生サッカー部との練習試合などで連携を深めていました。
今回の合宿では見学に来たひと向けの体験会も催され、初挑戦!片脚だけでボールを扱うわけなので、見るからに難しそうなアンプティサッカーですが、実際にやってみるとやっぱりとっても難しい…(笑)

止まってるボールをシュートするのはなんとか… でもトラップやドリブルはもう全然できませんでした。そして意外にも一番疲れたのは腕じゃなくて、手!ずっとクラッチを握ってるから、すごい握力が必要なんですねー。
そんな状況で華麗なプレーを見せる選手たちは、ハンディキャップの有る無しに関係なく本当にすごいアスリートなんだなーと改めて感じたのでした。

ドリブルはもうヘニャヘニャ… (笑)でもひさしぶりに青空の下、芝生の上でボール蹴って楽しかったな♪
そんなぼくのしょぼしょぼプレーとは当然違って、日本代表候補選手たちのプレーはさすがです!

ゴールを決めたときにはクラッチをカチッとぶつけてハイタッチ。これがまたカッコイイ!

片脚でなんでこんなに速くドリブルできるんだろうなー。体験したあとだと本当にすごく感じます。

日本におけるアンプティサッカーの始祖とも言えるアウボラーダ川崎のエンヒッキ選手。身体のバネをめいっぱい使ったキックはぼくのとは全然違います(笑)

アウボラーダ川崎の細谷選手。昨年のW杯時にS☆1でドキュメント番組が特集されていましたね。

アウボラーダ川崎のGK長野選手。アンプティサッカーのGKは片腕を失ったひとが務めます。両脚が使えるので、サッカーよりかなり小さいペナルティエリアを出てプレーすることはできません。

バンブルビー千葉の古城選手。最後尾から大きな声で味方を鼓舞していました。

FC九州バイラオールの星川選手。一昨年の全日本選手権では決勝戦でハットトリックを決め優勝の立役者となりました。

FC九州バイラオールの萱島選手。合宿中絶好調で、いくつもゴールを決めていました。

関西セッチエストレーラスの冨岡選手。独特の走り方での高速ドリブルが武器!
アンプティサッカーの全日本選手権、今年は11/22(日) & 23(月・祝)に富士通スタジアム川崎で開催されます。
ぼくにとって初観戦となった一昨年の選手権観戦記がこちら。FC九州バイラオールが初優勝!
昨年の大会ではアウボラーダ川崎がリベンジを果たし初優勝。今年はどこが日本一の栄冠を手にするでしょう!?
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