2019年9月14日(土)
F2リーグに降格し、そもそもの試合数が減ったことに加えてワールドカップバレーの影響などにより浜松アリーナでの試合が激減してしまったアグレミーナ浜松。この日は広島エフ・ドゥを迎え、静岡市にある清水総合運動場体育館で初となるホームゲーム。
アウェイの石川県白山市で逆転勝ちした前節の様子はこちら。
“Fリーグ仕様”になった清水総合運動場体育館。初開催にも関わらずクラブから目立ったプロモーション活動がなかったので心配していましたが定員900名の体育館に738名が詰め掛け、まずまずの客入りとなりました。
地元サッカースクールの子供たちも多く観戦に訪れており、初観戦の人たちにも観るフットサルの魅力が伝わる試合を期待です!
もちろん、浜松アリーナから片道80kmを駆けつけた“いつものファン・サポーター”にも勝利を見せて欲しい!!
※素人が撮った下手くそな写真ですが、それでも時間とお金を使って会場まで通い夫婦で一生懸命撮った写真です。適切な引用は歓迎しますが無断での転載・転送はご遠慮ください。
Fリーグ2019/2020 ディビジョン2 第7節 アグレミーナ浜松 vs 広島エフ・ドゥ
2019.09.14 sat 19:00 清水総合運動場体育館 (観客数 738人)
試合結果
アグレミーナ浜松 2-4 広島エフ・ドゥ
公式試合記録
浜松得点者:17.磯田、12.山桐
広島得点者:12.佐々木、オウンゴール、9.武田、5.永井
ゴールシーン動画
アグレミーナ浜松、本日のメンバーは2.伊名野、5.鷲北、6.萩原、10.田中、11.中村(友)、12.山桐、13.山元、16.須藤、17.磯田、19.名倉、20.日永田、22.野嶋、24.河原田、55.中村(章)の14名。
しかしその代償として負傷した9.松浦選手、出場停止の8.松本選手が本日は欠場です。
8.松本、9.松浦が欠場し2.伊名野、10.田中が復帰。
元フットサル日本代表・村上哲哉監督率いる広島エフ・ドゥ。北九州のセントラルで見た時もデウソン神戸を寄せ付けず完勝していた。ベンチはもちろん、選手とサポーター席との一体感もある侮りがたいチームだ。
前半:磯田剛志のFリーグ初ゴールで浜松が先制!
キックオフ。浜松のスタメンはGK2.伊名野、5.鷲北、11.中村(友)、16.須藤、55.中村(章)。ファーストセットは第4節からこれで4試合連続この4人に固定されている。
開始早々に広島に枠内シュートを打たれる場面があったが、これをハイテンションゴレイロ伊名野がしっかりと弾き出すと基本的には浜松が主導権を握る展開。
12.山桐、13.山元、17.磯田、22.野嶋のセカンドセットに代わった5分、22.野嶋が左サイドをドリブルで突破しDFを引きつけると中央の17.磯田へパス。ゴール前でパスを受けた磯田、1度目のシュートはGKに弾かれるもこぼれ球を自ら押し込んでゴール!
今シーズン、試合を重ねるごとに期待感を増していた磯田剛志の待望のF初ゴール。仲間たちと抱き合い、喜びを分かち合った後はビシッと(?)天を指差しサポーター席へゴールパフォーマンス。いや、ポーズ控えめかよ!
先制点を取ってからは益々浜松が攻勢を強める。最初に打たれた枠内シュート以外は広島にチャンスらしいチャンスを作らせず、中村が、山桐が、積極的にシュートを放つがしかし我慢強く守る広島のゴールネットを揺らすことができない。
結果的には、この時間帯に追加点を取れなかったことがこの試合のターニングポイントとなった。決めるべきときに決められなければ、徐々に流れは相手に傾いてゆくのがフットサルの常…
前半終了間際の17分、広島が左サイドで縦パスを入れると、一度フィクソへボールを返すと受けた12.佐々木がハーフライン近くからロングシュート!
そこまで強烈なシュートとは感じなかったが、浜松のGK2.伊名野は不意を突かれたか?それともDFに当たってコースが変わったか?これがやけにあっさりと決まって、浜松は同点に追いつかれてしまう。
同点に追いついた勢いに乗ってくる広島。最後の2分間、浜松はなんとか逆転をされずに前半を終えるのが精一杯という雰囲気。ハーフタイムのインタビューでは声が小さくよく聞こえなかったが、「自分たちは引き分けではダメなので、後半必ず追加点を奪えるようにハーフタイムで切り替えていく」という趣旨のコメントをした豊島監督。ところでなぜビブスを着てたのだろう?
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後半:勢いに乗った広島に主導権を奪われる。山桐正護のゴールで追いつくも…
前半と同じく5.鷲北、11.中村(友)、16.須藤、55.中村(章)のセットでスタートした後半。前半終了間際に同点に追いついた広島がそのままの勢いで浜松ゴールを攻め立てる。
前半は引き気味に守って浜松の攻撃に耐える時間の長かった広島だが、後半は積極的に前線からプレスを掛ける。浜松はなかなかピヴォに縦パスを入れられなくなり、また3-1からクアトロにシステムチェンジしてもうまくプレスを回避できない。
試合中のシステム変更は守備陣形にも混乱を招き、広島のなんでもないシュートでもクリアしきれずコーナーキックにしてしまうなどバダバタした展開が続いた。
すると27分、広島の右サイドコーナーキックからの攻撃が浜松のオウンゴールを誘い、逆転を許してしまう…
それでも、その直後にウォーミングアップの時からいいシュートを何本も打っていた12.山桐が練習通りにペナルティエリア脇からゴール上を突き刺すゴールで同点に引き戻す。
これで落ち着きを取り戻し、また主導権を握り返せるかと思われた浜松だったが…
逆転ゴールまでは奪えないまま迎えた34分、今度は広島左サイドからのコーナーキックからをきれいにゴール前で合わせられ9.武田のゴールを許す。
広島に勝ち越しゴールを奪われた浜松は試合時間を5分残して16.須藤をGKにパワープレーを開始。セットはGK16.須藤、10.田中、11.中村(友)、13.山元、22.野嶋。
しかしパワープレーを始めて2分ほど、GKが交代する間自陣底の位置で回していたところにプレスを受けボールを失うと、そのまま5.永井に無人のゴールへパワープレー返しを決められ失点。
あってはならないミスで広島に4点目を献上してしまった浜松、なおもパワープレーで反撃を狙うが…
浜松の攻撃ひとつひとつを跳ね返すたびに盛り上がる広島ベンチを、ついに静かにさせることはできないままタイムアップ。
17.磯田、12.山桐と期待の若手2人がゴールを挙げるも痛恨のホーム初黒星を喫してしまった浜松。広島にも柏にも抜かれて5位に転落。
逆に広島はこの勝利で3位に浮上。首位横浜が北九州に引き分けたため、その差は4に縮まり「元F1クラブを倒した」という自信を掴んでリーグ後半戦に臨む。
アグレミーナ浜松、リーグ前半戦をまさかまさかの5位で折り返し…😥 首位Y.S.C.C.横浜との勝点差は7、2位ボルクバレット北九州との勝点差は5と、どちらも1試合ではひっくりかえせずどこか他力に頼らざるを得ない厳しい状況に追い込まれてしまいました。
順位 |
チーム名 |
勝点 |
勝 |
分 |
負 |
1 |
Y.S.C.C.横浜 |
19 |
6 |
1 |
0 |
2 |
ボルクバレット北九州 |
16 |
5 |
1 |
1 |
3 |
広島エフ・ドゥ |
15 |
5 |
0 |
2 |
4 |
トルエーラ柏 |
12 |
4 |
0 |
3 |
5 |
アグレミーナ浜松 |
12 |
4 |
0 |
3 |
6 |
ヴィンセドール白山 |
4 |
1 |
1 |
5 |
7 |
ポルセイド浜田 |
3 |
1 |
0 |
6 |
8 |
デウソン神戸 |
1 |
0 |
1 |
6 |
ホームで初の黒星となったわけですが、ちゃんと実施された試合後のインタビュー。しかし豊島監督の声は観客席まで届かず、まったく何を言っているか聞こえませんでした… 萩原選手の声も最初は聞こえなかったので、マイクポジションの問題だったのかもしれませんが。萩原選手は最後には「まだ終わったわけじゃない、僕たちは最後まで諦めません」と力強く語ってくれました。
そうだ、まだ終わったわけじゃない。
リーグが1巡してトルエーラ柏や広島エフ・ドゥなど中位のチームも力をつけてきており、終盤にかけて混戦模様となればまだ浜松にもチャンスはあります。
試合後の会見で「毎試合勝利を求められるようなプレッシャーの中でプレーすることに慣れてない選手が多いのも事実」と語ったキャプテン・中村友亮選手。しかしそこに成長のチャンスがあるはず。
“絶対に負けられない戦い”で負け続けてきたアグレミーナ浜松が、本当の勝負強さを身につけてF1に戻ることができるのか?リーグ後半戦の戦いに注目です。
這い上がれ、浜松!
Fリーグ 2019/2020 Div.2 第8節
9月29日(日) 11:00キックオフ
アグレミーナ浜松 vs ポルセイド浜田
会場:グリーンアリーナ神戸
次節はホームゲーム扱いですが、デウソン神戸と共同開催。ポルセイド浜田と2回目の対戦となります!男子Fリーグの試合としては久しぶりのグリーンアリーナ、会場の詳細情報はこちら。
ポルセイド浜田との1回目の対戦の様子はこちら。しかし浜田もついにFリーグ初勝利を挙げ勢いに乗ってくるはず… 気を引き締めていこう٩( ᐛ )و
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